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サービス(レジャー・アミューズメント) / サービス(サービス(その他))
最終更新日: 2008/10/01
(マークの説明) 正社員 理文不問 No.1
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プロの仕事研究
新規ビジネスの立上げに自ら参加し、遂にその責任者に任命された事業運営のプロ。
事務系−経営企画
総務部人事課係長 兼 アミューズメント事業統括マネージャー
徳山 武史 (34歳) Takefumi Tokuyama
入社13年目 / 東京情報大学 経営情報学部 経営学科 出身

プロフィール
商売をしていた父の背中を見て育ち、自らも経営者を志す。「若いうちに経営を学びたいから、就職は成長企業へ」と考えジョイパックに入社する。20代では店舗で活躍。店長を経験した後、入社8年目で人事課へ。07年4月より新規事業立上げプロジェクトに参加し、同年9月よりその統括マネージャーに昇格。現在に至る。

プロローグ
事業統括マネージャー。

名刺に書かれた、立派な肩書。年齢は、32歳。若くして活躍する徳山は、おそらく“やり手”に違いない。しかし話してみると、決して近寄りがたくはない。相手の言葉には一語一語耳を傾け、ゆっくり分かりやすく話す。時折見せる笑顔で、相手を和ませる。部下や後輩からは、「トクさん」と呼ばれ、慕われる人柄だ。

入社してから今日まで、仕事で最も大切にしてきたのは、“仲間”の存在。エース、マネージャー、ストアマネージャーと、“人”の上に立つ仕事を、これまで数多く経験してきた。どの仕事も、どの職場も、一緒に働いた“仲間”を抜きにしては語れない。

「ジョイパックに入社できて、本当に良かった」と、部下や後輩に思ってもらえるよう、マネージャーである自分は何をすべきか。自分なりに色々考え、頑張ってきたつもり。しかし、まだまだ。もっと優れたマネージャーになりたい。本当の勝負はこれからだと、心を引き締める。
32歳の若さで、新規事業の統括マネージャーに就任した徳山。新規事業立上げプロジェクトへの参加が決まり、いよいよその責任者となった彼の半年間を追った。

2007年1月、立候補。 1
いつかは必ず経営者に。

それが、学生時の目標だった。商売に打ち込む父の背中を見て育った子ども時代。活躍する父を見て、自分も同じ道へ進もうと思い始めた。

仲間と一緒に、何かをやるのが好き。高校や大学では、学園祭実行委員を手がけた。将来は、会社を束ねる人間になりたい。それなら経営のノウハウを学ぼう。成長企業なら、若いうちから会社運営を任されるチャンスがある。徳山は、ジョイパックを選んだ。

入社1年で、レギュラーに昇格。入社2年で、エースに。その後マネージャーとなり、遂に何十名のスタッフをまとめるストアマネージャーに昇格。これらすべての役職を、20代で経験できた。現在は、本社で人事を担当。世間の尺度からすると、速い出世。しかし徳山の目線は、もっと上を向いていた。

総合エンターテイメント企業を目指すジョイパック。以前から、新規事業の立上げ計画が動いていた。新規事業なら、ぜひ自分にやらせて欲しい。遂に、そのチャンスが到来!2007年1月、ゲームセンター事業の立上げプロジェクトが発足し、徳山はメンバーにすかさず立候補した。「人事と兼務でも、絶対にやりたい」。

2007年4月、1号店開店。 2
ぜひ自分も、新規事業に。

社内各部署から立候補した社員が、初めて全員顔を合わせた。2007年2月のことだった。自ら手を挙げたメンバーだけに、皆意欲は充分。「このメンバーなら、絶対何かやれる!」。徳山のやる気もみなぎった。

さあ、すぐ動き出そう。1号店の開店予定日は2ヵ月後。学生時代、学園祭を成功に導いた徳山だが、新規事業の運営はそれに比べて何倍もシビアだ。ただ仲間と、盛り上がるだけではダメ。ビジネスとして利益を出す。新規事業の成否が、会社の将来を決める。大きなプレッシャーだ。

店舗運営経験が豊富な徳山。しかし、ゲームセンター運営は初めて。知らないことは山ほどある。たとえば、店内設備。どんな機材を、どこに、どのように設置するのか。専門業者にアドバイスを受けながら進めるも、分からないことは次々に出てくる。

「危ない!」。スタッフから、突然声が上がる。大型ゲーム機を設置している最中、コンセントから火花が散った。接続のしかたを間違えってしまったのか。素早い対応で大事には至らなかったものの、思わず冷や汗だ。

徳山は、思い知った。新規事業の成功に必要なのは、大胆さと慎重さ。知らないことだらけだと言って止まっていたら、何も進まない。とは言え、無謀に進むとやけどする。人事との兼務で多忙を極める徳山。しかし、まだ始まったばかり。「絶対成功させてみせる」と自分に言い聞かせた。

2007年7月、2号店開店。 3
あっという間に過ぎた2ヶ月。

何とか、1号店開店にこぎつけた。「トクさん、やりましたね!」と満面の笑みで声をかけてくれる後輩たち。開店イベントで達成感にひたるのもつかの間、3ヶ月後には2号店がオープン予定だ。

店舗規模は、1号店の1.5倍。広い店舗には、たくさんの人員が必要だ。「人が足りない」。徳山はさっそく、スタッフの追加募集を行なった。注目の新規事業に、社内から予想以上の応募が殺到。しかし、喜ぶのはまだ早い。

「楽しいことばかりじゃないよ。本気で頑張れる?」。徳山は、面接に来た若いスタッフ全員に確認した。新しいことは、面白そう。そんなノリだけじゃ、続かない。軽い気持ちで参加し、あとで後悔しても戻れない。厳しさもきちんと伝えることが、本人のためだ。

徳山は、気づいていた。新規事業の成功に必要なのは、楽しさと厳しさ。新しい何かを皆で創り出す仕事はワクワクする。でも、必ず困難も味わう。そんな時にも投げ出さず、励まし合える強い仲間の団結を創ること。「それは店長や人事の仕事と同じだ」と、徳山はこれまでの仕事を振り返った。

2007年9月、事業統括マネージャーに昇格。 4
本当にうまくいくだろうか。

そう自問し続けた日々。期待より、不安のほうが大きかった。しかし、徳山の努力は報われた。2007年7月、無事2号店がオープン。新店舗で開催したイベントでは、100人を超す長蛇の列ができ大盛況。1号店、2号店とも、順調な滑り出しを見せている。この成功は、社内でも評判を呼ぶ。「よかったな。おめでとう」と先輩も声をかけてくれた。

しかしまだまだ、はじまったばかり。真夏のある日、徳山はデスクに向かっていた。軌道に乗り始めた新規事業。やるべき業務も増え、もはやプロジェクトとして運営するには無理が出てきた。新規事業の専門部署を立ち上げ、きちんとした組織でやったほうが良い。その考えをまとめた提案書を、徳山は作っていたのだ。

今までこの新規事業プロジェクトには、正式な責任者を置いていなかった。しかし、事業が本格稼動しつつある今、全体を統括する総責任者が絶対に必要。徳山がまとめた提案書に目を通した常務は、読み終えた後に一言、こう言った。「徳山、オマエが責任者になってくれ」。

2007年9月1日。入社して、10年5ヶ月。徳山は遂に、事業部を任された。

エピローグ
やりたいと声を挙げた者にチャンスが来る。まさにそれが、ジョイパック。徳山が若くして事業統括マネージャーになれたのは、幸運に恵まれたからでも、特別な能力があったからでもない。「経営をやりたい」という思いを持ち続け、努力してきたからだ。

新規事業部は、社内ではまだ「事業準備室」と呼ばれている。部署のメンバーも、これから採用していく段階。自分自身でゼロから青写真を描く。大変だけれど、凄いチャンスだ。

将来は新規事業部を分社化し、ジョイパックのグループ会社として独立させたい。そうなると、遂に経営者。しかし、焦らずに。自分ひとりの力では、決して成し遂げられない新規事業。仲間を大切にしながら、一歩ずつ進もう。
3号店、4号店の出店計画の進展中!徳山(左端)とメンバーたちの仕事は、これからが本番だ。

〜仕事で活かした学生時代の経験〜
高校、大学と、学園祭実行委員会に参加。学園祭を成功させるため、時間と労力すべてを注ぎ込んだ。今でも、あの苦労は忘れない。途中でどんなに苦しくても、成功するまでやり抜く。そんな精神力が磨かれた。社会人になり、仕事で大変な時は、「あの学園祭を乗り切れたのだから…」と自分を奮い立たせ、頑張ってきた。
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