2008年5月。電線ギャロッピング解析プログラムは、坂口が生み出した新たな機能と共に研究機関に提供された。商品化はまだ先だが、既存のプログラムが風車に応用できるようになったことは大きな進歩だ。
「学んで、考えて、自分の予測が計算とピッタリ合ったときが、仕事で1番面白い瞬間ですね」と、坂口はいう。成果が認められ、今はプロジェクトマネージャーへと昇格。大きな壁を乗り越えた彼の手には、新たな技術知識と確かな自信が残された。変わったことは、もう1つ。今までは上司の佐藤に来ていたクライアントからの相談メールが、坂口にも届くようになったのだ。それは技術者として頼りにされる存在へと成長できた、大きな証だった。
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プロジェクトマネージャーへと昇格した坂口。1人の技術者として、社内外からの信頼が高まっている。
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