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現在だけでなく、未来でも重宝されるエンジニアへ育てます。
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「次世代の人間が、経営層となる日も近づいています。2009年入社の方にも大いにチャンスがあると思います」。
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株式会社ヴァンテルシステム
代表取締役社長
今井 達夫
(63歳)
Tatsuo Imai
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富山県生まれ。“IT”という言葉さえまだ世の中にない1960年代、自動車部品メーカーのコンピュータ室にてキャリアをスタート。工場内で使われる生産管理システムなどの開発に従事。自分の作ったシステムを人が使う姿を見て、やりがいや感動を覚える。その後、36歳で独立。クレジット会社向けのシステム開発を始め、多種多様な業界向けのシステム開発に従事。1983年にヴァンテルシステムを設立後、数々の実績とノウハウを蓄積。また、国内だけでなく米国の技術にも目を向け、先端技術を扱える技術者の育成に尽力。1990年代の終わり頃からJavaの教育を推進し、現在は同社の主力技術として花開いている。
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金融系のシステム開発において強みを発揮するヴァンテルシステム。約40年にわたって業界の先端を走り、同社を成長・拡大させてきた今井社長。次の時代に求められるエンジニアを育成している同氏に、ヴァンテルシステムの歴史、教育や組織に対する考え方、そして新卒採用に対する期待などについて聞いた。
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Javaの時代が来ることは、10年前から予想していました。
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電子マネー決済など、新しい分野の開発をどんどん手がけられているのはなぜですか?
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一つは、当社が常に先を見据えて成長を続けてきたからだと思います。たとえば、最近では開発言語の主流となっているJavaですが、当社では10年ほど前からその技術者を育成してきました。当時は、Javaの使えるエンジニアは非常に少なかった。しかも、Java自体への信頼性も薄く、開発に必要なミドルウェアなどもそれほどありませんでした。しかし、私は必ずJavaの時代が来ると読んでいました。というのも、すでにアメリカでは日本に比べて高速インターネットの環境が整備され、Javaも普及していたわけです。そのような海外の情報をいち早く捉えるうちに、「日本にもJavaの時代が来る」と予見したわけです。そのように、新技術に対応できるエンジニアをいち早く育てることで、新しい技術領域で実績を積み重ねてきたのです。
約40年、この業界に携わっていますが、技術には“変わり目”というものがあります。汎用機からパソコンへ、またWEBへというように、技術の進歩を見据えながら、今後、どのようなエンジニアが求められるのかを常に見定め、育成しています。
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金融系のシステム開発に携わるようになったのは、いつ頃からなのですか?
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私が独立した当初から、クレジット会社のシステム開発は行っていました。そこでの実績を上げるうちに、どんどんいろんなシステムを任されるようになっていったわけです。そうして徐々に金融系システムに関するノウハウが蓄積されていき、今日の案件の多さにもつながっているのです。
実は、独立した当初は、それほど人員を増やすことは考えていませんでした。だから、最初の10年間くらいは、それまでの仕事で知り合った人などを集めて10人くらいでやっていたんです。それが、徐々に案件が増えていくうちに人数を増やす必要が出てきた。また、バブルが崩壊したことも規模を大きくしようと思った一つの要因でしょうね。というのも、バブル崩壊に伴ってIT業界でも多くの企業が淘汰されていきました。しかし、私はそんな時代こそチャンスだと思ったわけです。ニーズはあるのに、企業数が減っている。ということは、多くの人材も余っているわけです。「ピンチはチャンス!」と捉え、拡大路線に踏み切ったのです。もちろん、何も根拠がなくてスタートダッシュをかけたわけではありません。10年間やってきたことに対する自信があったから、またその間にお客様との間に構築してきた信頼関係が確かなものだと思えたからです。折りしも、汎用機からパソコンへとダウンサイジング化が進んでいたこともあり、採用した人員数に追いつかないほど案件が舞い込んできました。
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携帯電話を使った電子マネー決済。チャージ不要のサービスも登場しています。
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今、社長の目から見てどのような未来を予見することができますか?
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今や、社会にネットや携帯電話が普及し、今後3〜4年もネットを使ったビジネスが今にも増してどんどん登場するでしょう。たとえば、携帯電話を使った電子マネー決済でも、チャージの手間が省けるクレジットカードを使ったサービスが定着しつつあります。そのような新しいサービスやビジネスの登場に伴って、現実として当社にもさまざまな案件が舞い込んでいます。営業組織を持っていないにも関わらず、人がいくらあっても足りないくらいの仕事の依頼があるのです。
仕事が増加している理由は、ブロードバンドの普及や技術の進歩などの多くの時代的背景があるかと思いますが、私は何よりもお客様が当社を信頼してくださっているからだと思っています。金融系のシステム開発における長年の実績、また個々のエンジニアの技術力…。それらがベースにあるからこそ、当社はこれまでも、そしてこれからも成長することができるのです。
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基本ができていなければ、応用力を発揮することができない。
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御社では、エンジニアの技術力をどのように伸ばしているのですか?
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私の教育方針は、“じっくりと基本を覚えさせる”ということです。どんなに技術のトレンドが変わろうとも、システム開発における基本的な考え方は変わりません。だからこそ、最初に基本となる知識や技術を徹底的に教えていきます。基本ができていなければ、応用力を発揮することもできません。確かに時間とお金はかかる。だけど、私は初期の教育をじっくりとやりたいと考えています。
また、技術力そのものもそうですが、エンジニアが成長できるのは、個々の資質によるものが大きいと考えています。それは、“今までどのように生きてきたか”ということに大きく関係してくると思います。たとえば、今までの人生で何かに対して努力してきたことがある。そのような経験がある人は、未経験のことでも努力すれば何とかなることを知っている。その感覚があるとないとでは、成長スピードに大きな差が出ると思います。
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実際に、速いスピードで成長を遂げられている社員の方もいらっしゃるのですか?
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そうですね。中には入社4〜5年で、プロジェクトのリーダーを務めている者もいます。やる気のある人はキャリアに関係なく、より高度な仕事を任せていきたいと考えています。当社はほとんどが20代の社員ですが、そういった若い人たちの活躍には期待しています。システムというものは、常に新しくなければなりません。既成概念にとらわれず、物事を考えていくことが重要です。“否常識”、つまり常識を否定するのです。“逆もまた真なり”という言葉があるように、今あるものを否定してみる。それが、問題の解決につながったりすることもあるのです。
“会社”というものに対しても、凝り固まった考えにとらわれる必要はありません。極端なことを言えば、社長や部長という役職だって要らないかもしれない。たまたま組織を運営していく上で、そういった肩書きが必要なだけで、変に構えて接する必要なんてないんです。同じ会社に属する“仲間”なんですから。私は常に、社員と本音で話すことを心がけています。そうすることで、社員たちも自分たちの意見を発しやすくなる。経営層と身近に接することで、自分たちの意見によって会社を動かしていくという感触を得ることができるのだと思います。あくまでも主役は社員です。社員旅行とか新年会とか、いろいろあるけど、当社は社員主導でやっています。それらも強制的に参加させるのではなく、行きたい人が行き、やりたい人がやるというスタンスです。何事においても、一人ひとりの価値観を大切にしたいのです。
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ありがとうございました。最後に学生に対するメッセージをお願いします。
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実は、私は自分の過去がどうだったか、と振り返ることはあまりしないのです。というのも、過去にばかり固執してしまうのは、考え方が“保守的”になってしまうからです。それよりも、未来のことを見据え、常に挑戦していきたい。これまでそうやって一生懸命、ひたむきに生きてきました。それが、今日の当社の成長につながっているのだと思います。人生は計算してうまくいくものではありませんからね。だから、採用でどういう人とめぐり合うかも予想はつきません。それでも、私が新卒採用をやっているのは、“人間が好きだから”です。学生さんと対話することによって、お互いに良い影響を与え合いたい。真剣に、本音で、将来について語り合いたいですね。
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