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若いうちにチャレンジ出来る環境をつくり、いずれは社長になるような人を育てたい。
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「私が手にもっているのが、お米で出来た製品。新規事業には、社員の夢がつまってます」。
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ヤマト電器株式会社
代表取締役社長
藤本 行治
(42歳)
Yukiharu Fujimoto
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大学を卒業後、1988年にヤマト電器株式会社に入社する。尾鷲工場に配属されて、液晶画面製造の立ち上げに携わる。その後、大宮工場の責任者として抜擢される。そして、32歳の時に代表取締役社長に就任。社員教育に熱心に取り組み、いずれは社員の中から経営者を輩出したいという考えをもっている。趣味はゴルフに海外旅行。将来は海外に移住することを夢見ている。
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主力事業である液晶画面の生産・加工だけでなく、新規事業にも力を入れているヤマト電器株式会社。“環境”をテーマに、バイオマスの事業もスタートしている。今回のインタビューでは、9年前に弱冠32歳で社長に就任された、藤本氏に社員への思いや、今後の事業展開についての話を伺った。
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32歳で社長に就任。今後は新規事業にも力を入れます。
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事業内容と、社長の今までの経歴を教えてください。
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当社では液晶事業を中心に、数年前からバイオマス事業も手がけています。液晶は、パソコンや携帯電話、カーナビなどの画面の液晶を生産・加工しています。そして4、5年前よりバイオマスの新規事業に取り掛かり、米をもとにして、緩衝材(かんしょうざい)の原材料をつくっています。事業の軸は、ものづくりと、世の中の役に立つものということ。新規事業は、ベトナムにも進出して順調に進んでいます。
私が入社をしたのは、1988年。大学を卒業してすぐに、父が経営するヤマト電器に入りました。当時は半導体やLED関連のものを中心に扱っていました。私の配属は尾鷲工場。一番遠方の工場だったんですが、そこで液晶事業の立ち上げに関わることが出来たんです。そして約3年後、液晶事業が伊勢工場に集約されると同時に、私は規模拡大のために新設された大宮工場の責任者になりました。その後、32歳の時に代表取締役 社長に就任しました。
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若い人に活躍して欲しいという思いで、新工場や新規事業が生まれた。
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32歳というと、ずいぶん若くに社長に就任されたのですね。ご苦労はありましたか?
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そうですね。社長になった当時は、まわりはほとんど年上でした。もちろん社長という肩書きがあるから、私の言うことに耳を傾けてはくれる。けれども納得してもらうのは、難しい。その頃から教育の大切さに気づきました。私が一人で経営して、社員のマネジメントまですることは、出来ません。だから、リーダーを育てる必要があった。資質をもった人を見極め教育していく。真っ白なところから教育をしていくと、その分成長も早い。だから新卒の皆さんの可能性には、大いに期待しているんですよ。
社長になった後、教育に力を入れて、その集大成として出来た工場があるんです。それが玉城工場。その当時、今のヤマト電器にない文化をもった工場を立ち上げたいという思いがあったんですが、収益という結果が本当に出るかという悩みもありました。そんな時、課長だった塩地が「今のヤマト電器にはない、新しい工場をつくらせて欲しい」と名乗りを上げたんです。そういう経緯で出来たのが、玉城工場。若い社員への教育の集大成だと思っています。そしてそれを足がかりに、新規事業への挑戦が始まっていったのです。
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若手の社員を育成する際に、心がけていることは何ですか?
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「若いうちに失敗する分には、会社に与える影響なんて知れたもんや!」って若手社員には伝えています。(笑) こういう風に言うと、プレッシャーも少なくなると思いませんか? 失敗しちゃいけないという思いがあると、プレッシャーがかかってしまう。そうすると、新しい方法を試さずに、保守的にやろうと思う。逆に失敗してもいいんだと思うと、自分の方法から脱却しようと考えたり、新しいことにチャレンジ出来るから、前を向いて進むことが出来るんですよね。そういう環境にしてあげることが、社長の務めだなと感じています。
ずっと変わらないことというのは、ないんですよね。常に物事は新しくなる。だから社員には、失敗してもいいから常に前を見ていってもらいたいと思ってるんです。それが新しいものを生み出すので。そういう考え方で、仕事を進められるのって、やっぱり20代ですね。家族が出来たり、経験を積むと守るものが出てくる。だからこそ、若いうちにチャレンジして欲しいと思うんです。今回の採用でもそういう人とお会いしたいですね。
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社長にとって新規事業とはどういうものですか?
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数年前より、ベトナムにおいてバイオマスの事業を始めました。バイオマスとは、動植物から生まれる資源のこと。トウモロコシが燃料になったりする話は、最近ニュースでも話題になっているので、知っている方もいるかもしれませんね。うちは米でバイオマスをつくっています。いつも新しい事業を始める時に軸としているのが、関わる人全員が得をするかどうかということ。自分だけが得をするというのも嫌ですしね。その視点をもっているからこそ、世の中から必要とされる事業になるのです。今回もその点は、大切に考えました。それを外さない事業が長続きするんだと信じています。
それから新規事業の目的には、社員の活躍の場をつくりたいという思いがあったんです。新規事業の責任者は、塩地という部長。そしてメンバーは一番上が4年目。若いのだと、2年目の社員もいるんですよ。ここでは、経費や売上、収益などもしっかり意識させて、全員が経営者視点をもてるようにしています。そこで自分がどうやって収益を上げるかという視点を養って欲しいと思います。
やはり究極は、自分の次の社長を育てること。そういう会社でありたいし、そのチャンスを与えられる環境にしたいです。新卒の皆さんが入社して、ヤマト電器を変えていってくれれば嬉しいです。
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ありがとうございました。最後に学生に対するメッセージをお願いします。
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今の時点で働くイメージをしっかりもつということは、難しいと思います。とにかく、色々な会社に行って、事業内容や今後の展開を調べてみてください。そこで、共感したり感動したり出来れば、いいのではないかと思います。うちの会社では、ずっとうちにいて欲しいとか、そういうことを言いたくないんです。そんなことで、自分の可能性に線を引いて欲しくない。逆に将来は、独立したいってくらいの気概がある方に来てもらえたら、おもしろいと思っています。様々な可能性をもつ皆さんに、お会い出来るのを心からお待ちしております。
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