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流通・小売(専門店(食品)) / メーカー(食品) / 商社(専門商社(食品))
最終更新日: 2007/11/15
(マークの説明) 正社員 理文不問
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110万人のお客様を満足させるビジネスができますか?
「会員顧客をあきさせない商品・サービスの提供が、長期的な顧客獲得につながり安定した経営を支えることになるのです」。
株式会社生活総合サービス
代表取締役社長
古賀 淳一   (39歳)
Junichi Koga
【プロフィール】
大学卒業後は大阪にて専門商社の営業として活躍する。独立後、高齢化社会の到来を見越して、介護に必要な助成金申請手続きの代行サービスを開始。その後も、シルバー産業に着目し、独居老人向けのホームセキュリティサービスを立ち上げる。新しく立ち上げたホームセキュリティサービスであったが売上は停滞し、新たな商品・サービスの開発を余儀なくされる。健康食品に新たな活路を見い出し、続いて化粧品の取り扱いを開始。「すっぴんべっぴん黒石けん」が大ヒット商品となり、通信販売での健康食品・化粧品販売ビジネスで事業基盤を固める。現在では「ていねい通販」ブランドで健康食品・化粧品販売を手がけ、全国に約80万人の会員を有する。
INTERVIEW
「すっぴんべっぴん黒石けん」「すっぽん小町」などのヒット商品を持つ「ていねい通販」。40代以上の主婦層をターゲットにビジネスを展開し、多くのファンを生み出してきた「ていねい通販」誕生の秘話を、創業者である古賀社長にインタビューした。今後10年の成長計画とともに、新卒採用にかける思いも語っている。
Question 初の新卒採用に対する社長の思いをお聞かせください。
Answer 「ていねい通販」は創業から10年が経ちますが、これまでは社長である私に代わる人材の育成に取り組んできませんでした。というよりも、取り組めなかったというのが正直なところです。現在、社内には各部門にリーダーがおり、現場での仕事は彼らに安心して任せることができています。ですが、彼らとは違う視点で会社経営を考える人材、つまり私の後継者を育成することが必要です。

10年前、私が会社を立ち上げたとき、あることを決めました。それは、決して同族経営をしないことです。私には3人の子供がいますが、彼らに会社を継がせる気は全くありません。だからこそ、この10年間ずっと次の経営者を育てなくてはいけない、と危機感を持っていました。でも、創業からの10年はとにかく経営を軌道に乗せ、ビジネスモデルを確立することが最優先事項でしたから、やらなければいけないと思いつつもできなかったのです。10年をかけてやっとここまできました。将来、この会社の社長になりたい、そう思っている人材を育てるために、初の新卒採用に踏み切ったのです。
Question これまでは創業期に当たるわけですが、どんな経営を心がけてこられたのですか?
Answer 創業当時から私が目指してきたのは、売ってお終いというビジネスではなく、お客様と長く付き合えるビジネスです。その理由は、安定経営にあります。安定して収益を得るには、お客様一人ひとりと長期的な関係を築くことが必要。その方針に基づいて選んだのが、健康食品ビジネスでした。健康食品は、薬と違って長く続けることに意味がある商品です。素材を厳選し、製法にもこだわって良いモノを提供すれば、自ずとリピートが増え安定した収益を上げることができる商材と言えます。ですから、「ていねい通販」では、数は少ないですが信頼できる商品だけを提供してきました。

加えて言うならば、お客様とのつながりを大切にすることが、私たちのビジネスの成功の秘訣です。私たちはお客様に手渡すようにていねいに商品をお届けして、「ていねい通販」のファンになっていただき、何年にもわたるお取引をしたいと考えています。商品をお届けするときには、お客様に喜んでもらえるような企画やプレゼントを用意し、利益の約20%を必ずお客様に還元するように利益配分してきました。人を驚かせたり、喜ばせたりする企画を考える仕事って、物凄く楽しいですし、私たちが仕事を楽しむことがお客様を楽しませることにつながっているのだと思っています。もっと新しい商品・サービスを生み出して、一人でも多くのお客様に「ていねい通販」のファンになっていただく。それが、私たちのビジネスを成功に導くキーワードなんです。
Question 新人をどのように育てていくのか、具体的な計画をお聞かせください。
Answer 今考えているのは、2年を目安に社内の全業務を経験してもらうことです。経営を任せるからには、現場を知らないといけません。現場ではお客様とどのようなやり取りをしていて、どのようにして仕事が進んでいるのかを知る必要があります。加えて、私と過ごす時間を意図的に増やしたいと思っています。社長業をしていると全国に出張することが多いのですが、その移動時間を少しでも有効に使って、私の価値観や経営について話す時間を持ちたいのです。

私も会社員時代に社会人としての考え方や仕事との付き合い方を先輩に教えられました。先輩社員の営業に同行して、その移動時間にたくさんのことを教えていただいたのです。振り返ってみると、先輩と過ごした時間で得た知識や発見した事実というのが、その後に大きく役立っていると思います。まずは2年間、現場を知り、私の価値観を知ることからスタートして欲しいと考えています。
Question 今後の「ていねい通販」は、どのような方向性で経営していくおつもりですか?
Answer これからの10年は、「ていねい通販」の名を世間に知らしめる時期と位置づけています。現在、26億円の売上を誇る当社ですが、残念ながら知名度はまだまだ低いと言わざるをえません。ですから、今以上にブランディングに力を入れて、会員数を増やしていくことが必要だと感じています。現在80万人の会員を、2010年には110万人にまで増やすことを計画しています。また、現在取り扱う商材の中でも健康食品を中心に「ていねい通販」のブランディングを進めていきたいと考えています。ブランディングの中核に「すっぽん小町」をすえ、「ていねい通販」=「すっぽん小町」というイメージにつながるようにしたいですね。健康食品会社としての知名度を高めるため、まずは一つの商品にフォーカスして様々な戦略を計画中です。

過去10年間において、「ていねい通販」で最もヒットした商品は、「すっぴんべっぴん黒石けん」です。この420万個の販売実績を誇る黒石けんは、カテゴリー的には化粧品分野に位置します。「ていねい通販」では、過去に化粧品の取り扱いによって一時的に売上を32億円まで伸ばしたことがあるのですが、化粧品というのは常にユーザーが新しい商品に流れていってしまう商材です。これではなかなか安定した収益を上げることは難しい。そこで、一時的な売上ではなく長期的にお客様との取引が見込める健康食品分野に注力したいと考えているのです。「すっぽん小町」をブランディングの中核にすえた成長計画を任せられるよう、新卒採用のみなさんを育成したいと考えています。
Question 次の10年を担う人材として、新卒採用に期待されていることがよく分かりました。
Answer 少し話がお金よりになってきましたが、決して我々は利益追求型の経営をしたいわけではありません。2010年に会員110万人、売上50億円という目標を持ってはいますが、それは一つの区切りに過ぎないのです。私たちのビジネスにおいて何よりも大切なのは、お客様を思う心。どれほど優れた商品があり、会員数が増えても、心の通わないサービスをしているようでは、通信販売というビジネスで成功することは難しいでしょう。

一時、私たちも会員が急激に増え、図らずともサービスの質が低下した時期がありました。そのときに学んだのが、身の丈にあった経営をすることの大切さです。お客様を雑に扱うようなサービスならやめたほうがいい。ですから我々は無理に売上を追う経営はしませんし、株式上場も視野に入れていません。借金を作ることなく、堅実に、お客様に喜んでいただける仕事をしたいのです。

ダイレクトマーケティングでは、広告宣伝費にどれぐらいの資金を投じれば、どれぐらいの反響が返ってくるかというのは簡単に分かります。我々も正確なマーケティングデータを持っていますから、売上を上げることは容易です。ですが、無理に会員を増やしても、満足できるサービスを提供する体制がなければ意味がありません。非効率的かも知れませんが、私たちは一人ひとりのお客様を大切にして、感謝の気持ちを込めて対応してきたからこそ、今の実績を築くことができました。80万人の会員のみなさんがリピートしてくださるからこそ成り立つビジネスモデルです。ですから、少し抑え気味なぐらいで成長計画を進めていくことが大切だと考えています。
Question 10年先の経営を任せる人材が育ったとき、社長は何をされているのですか?
Answer う〜ん、難しい質問ですね。考えられるのは、二つの道です。一つは、経営の一線から退いて、自分で新しい事業を立ち上げている可能性。創業から今日までを振り返ってみると、一番苦労したのが創業直後の1年でした。同時に、一番楽しかったのもそのころです。事業を立ち上げるというのは想像以上にしんどい。でも、全くのゼロから何かを作るというのが私は好きなんです。ちょっと無責任な言い方かも知れませんが、私は会社を自分のものだとは思っていないんですよ。だからこそ、この会社の経営を担いたいという人がいれば、しっかりと育てていきたい。そんな人材のために、とにかく今は後を継がせても恥ずかしくないだけの会社にしておきたいのです。

もう一つやりたいと思っているのが、今よりももっとお客様に近いところで仕事をすることです。社内には、お客様向けのサービスや企画を考えるチームがあるのですが、彼らと一緒に仕事をしたいですね。私は本当にお客様に喜んでいただけることをするのが好きなんです。今でもあれこれと言いたいことがいっぱいあるんですが、社長が直接口を出すというのも気が引けます。いろいろとメンバーもやりにくいことがあるでしょうからね。でも、将来はお客様向けのいろんなサービスや企画を考える仕事をしてみたいですね。

とにかく、若い人材に早く会社を任せられるよう、組織を作って、経営を安定させたいと思います。だからこそ、これからの10年を任せられる人材に、出会いたいのです。会社説明会には、必ず私が登場しますので、会場でみなさんとお会いできることを楽しみにしています。
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