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情報・通信(ソフトウェア開発)
最終更新日: 2008/08/21
(マークの説明) 正社員 理文不問
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トップインタビュー
幸せを待つ人材ではなく、幸せをつかみ取る人材へ――。
「何か一流になりたいと思うなら、その環境下で一生懸命に働くこと。それが幸せへの近道です」。
アワーズ株式会社
代表取締役社長
松原 正則   (57歳)
Masanori Matsubara
【プロフィール】
1973年、法政大学卒業。某企業の電算部門において、部門長を務め、生産管理、販売管理を担ってきたが、バブル崩壊後に組織の再構築を任され、「開発部門の人間を切って、管理側の人間が残るのはおかしい」と異を唱え、退社。それを機に独立。その後はソフトウェアを中心に事業を展開し、石材事業、海外研究開発事業など、さまざまな分野に挑戦し、組織の安定化を図っている。
INTERVIEW
「仕事を通じて、幸せになってほしい」―― そう語る松原氏。ソフトウェア事業の他に、石材事業、海外研究開発事業など、さまざまなビジネスを手がけるのは、「社員の幸せを安定させるため」だという。分社制度や海外チームの存在も、社員の自己実現のための仕組み。会社を成長の場と捉える松原氏に、お話を伺った。
Question まずは、松原社長の“仕事”へのスタンスをお聞かせください。
Answer そもそも私が考えているのは、仕事というのは「自分の幸せを実現する」ためのものだということ。前職を辞めて選んだ仕事がたまたまソフトウェアに関連した仕事というだけです。ですから社員に対しても、当社に入って技術を身につけ、結果的に自分の幸せにつなげてくれればいいと思っています。そういう意味で、私の会社に所属する全ての人たちが、自分の幸せを実現していくことが一番大事だと考えています。ですから、社員のプライベートもしっかりと充実させていきたい。プライベートが充実していないと、いくら仕事ができるようになっても、幸せに結びつきませんからね。仕事の部分で幸せになるには、共に働く人、仕事の内容ももちろんですが、やはり報酬への納得度も大事です。ですから、スキルを磨いて、仕事の成果を出せる社員には、報酬もそれに見合ったものにしています。

ただ、私が懸念しているのは、最初から報酬を求めて独立のことばかりを考えている人が少なくないということ。確かに、報酬を増やすためには独立も一つの方法だと思います。しかし、独立というのは常に大きなリスクが伴いますから、私としては、まずは会社を信用して欲しい。単に「より高い報酬を」と言って、すぐに独立を考えるのはあまりに安易だと思うのです。私たちは社員の幸せのために一流の待遇・条件を目指していますし、事業の方向性が合うのなら独立支援もしていきます。さまざまな取り組みをしていくことで、社員一人ひとりが自分の幸せを実現してほしいと考えています。
Question 具体的には、どういった取り組みをされているのでしょうか?
Answer たとえば、分社化という方法。ある社員が、会社経営で一流になりたいとか、プロのコンサルタントになりたいといった目標を持ちますよね。その目標の実現をサポートするための制度の一つとして分社化があるのです。また、英語とプログラミングをできる人材を育てるための海外チームもあります。現在、研究チームは9名おりますが、来年はこれを30〜50名にしようと思っています。というのも、プログラミングというものは、ある程度学べばできるようになるんですよ。しかし、英語とプログラミングの両方をできる人はあまりいない。今後は、システムだけではなく英語と技術ができる人材が求められていきますから、システムと英語の両方を使える人間をもっと輩出していきたいと考えています。

ただ、「取り組み」といっても、今私が考えているものが全てだとは限りません。社員が求めるものによって、支援する方法も変わってきます。あくまでも私が考えているのは、社員が自分のやりたい方向性を見つけて、仕事で達成感を得て、幸せを感じてもらうこと。家に帰って家族と団欒するのも幸せかもしれませんが、それは仕事の充実感があって、初めて成り立つもの。会社をサボって早く帰っても、そんな風には感じないと思いますよ。
Question 今後もさらに新しい取り組みを行っていくということですね?
Answer そうですね。私は「ある程度のことをしてきたら、同じことをもうやるな」と言っているんですよ。というのも、同じことばかりではマンネリ化するし、それでは社員も成長しませんよ。入社したての社員には、「上級PGになりなさい」と言いますが、ある程度のレベルになってきたら次の新しい仕事を任せていく。いつまでもPGをやらせる会社はありますが、当社では極力やらせない。あくまでも、常に異なる環境でレベルアップしていくという考え方で進めているんです。

これは10年間経営を行ってきた中で学びました。最初の3年間は私も粉骨砕身して働きました。自分にノルマを課しては、売上と利益を常に追っていた。ただ、やはり4年目、5年目になると変化が訪れたんですね。私に規模を大きくする気はなくても、「お金を借りてください」と銀行に頼まれたり、取引先からも企業を紹介されたりして。採用においても、求人を出せば学生が集まってくる。そういった変化の中で、幸せの形態が変わってきましたね。これは、社員にとっても同じこと。たとえば年収1000万円を取るようになると、収入での満足感が達成されます。しかし、一方では目標が見えなくなってしまう。そこで、会社をどういう組織にしていったらよいのかを必然的に考えるようになるのです。だからこそ、私は常に新しい取り組みをしていきたいと考えているんです。
Question では、人材の育成に関してのお考えや、実際に取り組んでいることをお聞かせください?
Answer どの企業も一緒だと思いますが、あるレベル以上のことを望むならば、採用と教育は必須です。採用と教育なくして、優秀な人材は育たない。だから、私たちの利益の大部分は採用と教育へ投資しています。ですから、全くの未経験で入社をしても、専門学校でお金を払って学ぶような内容を身につけることができる。しかも画一的な内容ではなく、ここでも一人ひとりの個性や能力を考えた教育を行います。面接で話を聞いて、それを聞いた上で育成方針を決めていく。人によってはゴチャゴチャ教えるよりも、仕事現場に出して使ってもらった方がよっぽど教育としていい場合もありますからね。個人に一番あった教育を考えて、サポートしていくことが大切ですよね。

ただ一方では、社員としての心構えも大切です。やはり真面目に働くことが人間の本質だと思っています。「もっと勉強してやるんだ!」という意欲がなければ、どんなにサポートをしても意味がない。ですから、一生懸命に仕事に取り組める人が、必ずいいポジションをつかめますよ。そういう意味で、新卒採用においても能力云々ではなく、一つのことを一生懸命やる人を求めたいですね。
Question 最後に、今後の事業の方向性を教えてください!
Answer 会社のビジョンや戦略的な理由から、採用人数を倍に増やします。現状の我々の規模というのは、業界内においてもまだまだ中途半端なんです。倍の人員と倍の資金を持たなければ、他社と差別化をしていくことは難しいでしょう。ですから今後は、倍の人数にして、倍の資金にしていくことで、対外的な信用度を高めていきたい。

今よりも多く、得意先や直接のエンドユーザーから指名が来て、アワーズの名前を広めていきたい。企業を安定させるために、社員全員が努力をして安定した仕事をこなせば、売上や利益が出てくるんです。そうすると、安定した待遇に結びつけられ、社員の幸せにもつながりますよね。
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