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“考えて”行動できる人と、この生まれたての会社を育てていきたい。
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「目に見える形の美しさではなく、“論理の美しさ”を追求するのが、システムエンジニアの仕事です」。
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株式会社EXCEED
代表取締役社長
桑原 道博
Michihiro Kuwahara
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北海道生まれ。自動車工学を学ぶために、明治大学工学部機械工学科に進学。しかし、授業などでコンピュータに触れるうちに、情報工学に興味を抱くようになる。その後、IT企業に入社。大手通信業向けのシステム開発・運用などに約7年携わる。技術スキルだけでなくマネジメントスキルなども習得。約20年間勤めた後、独立を決意。2006年4月14日に4名の仲間とEXCEEDを設立。ざっくばらんな性格で社員とも家族のように触れあい、同社のアットホームな雰囲気の中心となっている。現在、未来のEXCEEDを担っていく人材を見つけるために新卒採用に力を入れている。
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2006年に生まれたばかりの会社、EXCEED。社員数33名(2008年4月現在)。アットホームな社内において、その人柄から同社の“自由度”を象徴するかのような存在の桑原社長。そんな同氏に同社設立の経緯や今後の方向性、また具体的な求める人物像などについて取材を行った。
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2006年に設立されたばかりということで、その経緯について教えてください。
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人生において、最後のチャンスかなと思ったんです。もともとは独立や起業なんて考えてもいませんでした。前職はIT企業でエンジニアをやっていましたが、環境にも満足していました。社員に与えられる裁量権が非常に大きく、自由に伸び伸びとやらせていただいていました。経歴を少しお話しすると、社会人のスタートはIT企業に入社し、主に通信業向けのソフトウェア開発、それもOSというシステムを動かす上での“根幹”となるソフトウェアの開発に携わっていました。自分の家から職場までは電車で2時間半くらいかかるところだったので、月曜日の朝に家を出て帰宅するのは金曜日の夜。遅い日は深夜2時くらいまで働いていたので、その間は宿舎に泊まっていました。だからと言って、体力的にも精神的にも辛くはありませんでした。仕事自体は楽しかったですし、一緒に働く仲間にも恵まれていました。先輩や上司の方も親身になって技術を教えてくれたり。ここで学んだ基礎知識は今でも役立っていることが多いですね。
その後は、客先から会社に戻って、プロジェクトのマネジメントなども多くやらせてもらいました。最高で100名ほどの人員を管理する経験も積み、何一つ不満のない中でキャリアを積んでいきました。ただ、会社が大きくなっていく中で、いろいろと社内のルールができあがってくる。少人数で自由にやっていた風土が変わってきたのです。そうした風土が私には向いていなかっただけだと思うのですが、「もっと自由にやりたいことをやりたい」と思うようになり、「(年齢的にも)やるなら、今が最後のチャンスだな」ということで、独立したのです。
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市場価値が高いため、大きなプロジェクトなどに呼ばれることも多い。
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それからは、順調に独立へと至ったのですか?
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そうですね。前職時代のつながりで、今の取締役やエンジニアなどが集まって5名でこのEXCEEDを立ち上げたのです。案件自体も、前の会社から紹介していただけたり、また個々に集まったメンバーも多くのつながりを持っていたので、「最初から仕事がない。食っていけない」ということはなかったですね。案件の内容としては、やはり私や社員がOS関連の技術に携わっていたこともあり、そうした案件が現在も多いです。いわゆる「○○システム」といった普通のアプリケーションソフトの開発ではなくて、システムが動くための根幹をなすソフトウェアなので、これらの開発に携わることは基礎知識や技術を高める上で非常に有効だと思っています。開発環境や言語の主流は変わっても、20年前に私が学んだ開発手法や考え方などは今でも通用する部分が多いのです。また、会社の規模は小さいですが、そうした技術に長けているエンジニアは市場価値が高いため、大きなプロジェクトなどに呼ばれることも多いんです。
ITの世界は技術革新が速い。だから、そういう“流行”の技術に携わることはいくらでもできる。しかし、ITの根幹をなす技術分野、たとえばOSやミドルウェアなどの部分、そうした技術をじっくり磨いていく。そんな環境があるのが当社であり、一つの技術をじっくりと探求していきたいという方に来ていただきたいと思っています。何事も“基本”が大事ですよね。
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“仕事とプライベートは別”と考える人には向かない。
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2008年4月現在で社員数33名。社内の雰囲気はいかがですか?
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確かに人数が少ないこともあり、非常にアットホームな面はあります。しかし、だからと言って生ぬるい環境だというわけではなく、私たちはプロ集団ですから、仕事に対しては真剣に取り組んでいます。
また、一方で私も含めて“遊ぶ”のが好きな人が多いですよね。誰かが面白いことをやっていたら皆がそこに集まって自然と輪ができる。それも、特にオン・オフというのを意識することもなく、自由にそういう時間ができている。そんな“自然発生的な仲の良さ”が好きな人には合う会社だと思います。やはり実際に働き出して大切となるのは、人間関係だと思うのです。“ただ生活の糧を得るためだけに仕事をする” “仕事が終われば、一切プライベートには踏み込んでほしくない”といった考えの人には、当社のような会社は向かないんじゃないかと思います。逆にそうしたいわゆる“人間関係”というのを大事にできる人にとっては、楽しい会社だと思います。社会に出ると1日の大半を会社の人と過ごす。そうしたとき、“仕事とプライベートは別”と考えるよりも、“仕事は生活の一部”と考えて全部楽しんでやる方がいいですよね。当社はそんな考えを持つ人が集まっている会社です。
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向こう3年くらいで40名くらいの会社になっていればいい。
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今後の方向性について、お聞かせください。
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人数的な規模で言うと、向こう3年で40名くらいの会社にしたいと思っています。急激に人を増やすようなことは考えていません。今のような雰囲気でやっていける規模、またそれが難しいようであれば会社の運営形態を変えていく。“自由”という当社の良さを保てる規模や仕組みで成長していき、社員一人ひとりが幸せになることを第一に考えていきたいです。
また、技術分野で言えば、さきほども言いましたが、OSやミドルウェア関係の仕事をやっていきたい。それらに特化できるエンジニアが増えれば増えるほど、EXCEEDの業界における価値も高まっていく。独自性を持ち、他社と差別化できる会社になれると考えています。
設立してからはガムシャラにやらざるを得ませんでしたが、少し落ち着いた今は近い将来の計画を立て、今いるメンバーとこれから入ってくるメンバーとどのようにEXCEEDという会社を作っていくかを真剣に考えています。
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ありがとうございました。最後に学生に対するメッセージをお願いします。
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学生時代のうちは、遊び、勉強、サークル活動、アルバイト、何でもいいので「これはやりきった」と言えるものがあればいいんじゃないかと思うのです。ぶっちゃけて言うと、学校の勉強というのはよほどの専門性がない限り直接的には仕事に役立たない。であれば、どんなことが仕事に活かせるか、それは何かをやり遂げるときに得る責任感や持続力などだと思います。お客様と一緒に仕事をしていて見られるのは、技術的なことはもちろんですが、それよりも“その人の人間性”というのを見られることが多い。むしろそういうところで評価していただけるケースが多い。ひたむきにやっている姿勢や態度が評価されるのです。
あとは、どんなことでも“考えて”やること。どんな仕事もそうですが、ときにはルーティンな作業をやらなければならないときもあるでしょう。そのときに、「あ〜やだな」と思ってやるのではなく、「どうしたら効率的にできるだろうか」と“考えて”やる。そういう“クセ”をつけることが大切です。仕事の中で工夫を凝らす人は、自ら仕事を面白くしていける人です。何をするにも“考えて”行動していける人。そうした人たちこそ、成長できる人だと思います。入社前のパソコンスキルなどは、当社では一切問いません。たとえば、文系であっても“意欲”のある人は、3年経てば理系で専門的にやってきた人を抜いていた。そんな事実も目の当たりにしてきました。ぜひ、自ら“考えて”、“意欲”を持って成長していける人たちと、生まれたばかりのこのEXCEEDという会社の基盤を作っていきたいです。
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