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“リコールのない業界”で培われた開発力が生み出す新製品。
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「三歩先、四歩先を見据えた製品開発により、業界にインパクトを与える製品を生み出しています」。
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株式会社MRD
代表取締役社長
真城 逞生
(41歳)
Teisei Mashiro
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1967年 名古屋市生まれ。日本大学を卒業後、当初は「普通に就職をしようと考えていた」が、先代社長でもある父親の健康上の理由により、MRDの成長に身を投じることを決意する。入社後は、営業としてパチンコ・パチスロ台の完成品メーカーに対する提案営業などを行う中で、MRDでのビジネスの基盤を作りあげた。当時から懇意にしていた社長の考えにも影響を受け、より広範囲にわたるビジネス展開を目指すようになり、2005年の代表取締役就任に伴い、そのビジョンの追求に向けた新たな戦略を展開中。
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完成品メーカーではないからこそ、できることがある―――。パチンコ・パチスロ台の樹脂製品や液晶内画像などの企画・開発により、多くの完成品メーカーから信頼を集めるMRD。そんな同社の若き経営者 真城氏の言葉からは、部品メーカーであることの誇りと希望が感じられる。そんな同氏が見据える次のビジョンとは……。
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徹底した開発力の追究によりMRDの独自性が磨かれた
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MRDの事業について、その強みを教えていただけますか?
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社名にもあるように、当社はR&D(Research & Development/研究・開発)に強みを持ち、パチンコ・パチスロ台に関わる各種部品をトータルに企画・開発し、製造までを行っている会社です。もともとはパチンコ台の球が入る「チューリップ」と呼ばれる樹脂部品や、それ以外の役物や球の受け皿部分の開発、その後は払い出し装置と機械の開発にその範囲を広げ、現在では自動発射装置、防犯・セキュリティ、液晶内画像・制御プログラムなど、パチンコに関する多様な製品を開発しています。
製品コンセプトの段階から関わっていることが証明しているように、単に製造を行うだけの部品メーカーではなく、創業以来、開発力を磨くことに注力し続けてきた会社です。それを象徴するのが、全社員に占める開発者比率。現在半分以上の社員が開発者です。やはり、モノ創りのやりがいは開発ですよね。どんなに知名度のある企業であっても、どんなに給料が高い仕事であっても、やりがいがなければ意味がないと思っています。誰もが認める良い製品を創って、多くの完成品メーカーに導入していただくこと。「MRD以外からは買うことができない」と言われる製品を創り続けること。そうした「専売特許」とも言える独自性が、MRDの強みです。
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そうした開発力を磨くことで、具体的にはどのような優位が生まれるのでしょう?
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MRDの開発した新製品が、世の中の全ての完成品メーカーにさえも導入される可能性があるということです。たとえば、完成品メーカーが新技術や新製品を開発したとしても、それらは同メーカーのパチンコ・パチスロ台でしか使われることはありません。一方で、我々のような部品メーカーであれば、それぞれの完成品メーカーの異なる機種にまで使われることだってあり得るのです。当然、パテント(技術特許)も取得していますから、当社が販売しなければ使えない。過去には、行列を成すほどに導入依頼が殺到した製品もあります。開発力を武器にして、既成の枠を超えた製品を開発できるからこそ、MRDとしては安売りすることなく、高い収益を得られるのです。巨大な生産設備を誇るのではなく、常に完成品メーカーの一歩も二歩も先を見据えた製品開発を行い、頭を使って勝負していくということですね。
さらに、特定の部品に焦点を絞るのではなく、パチンコ・パチスロ台に関わる部品をトータルに開発しているからこその優位性もあります。たとえば、完成品メーカーが新台の開発を外部に依頼しようとしたときに、特定の部品に特化した部品メーカーでは、複数の指示ラインができてしまいます。企業ごとに台の企画を伝え、進捗状況も別々に管理する。その点、MRDであれば完成品メーカーの要望に基づいて、デザインから設計、ソフト開発、ハード開発まで全て一社で完結することが可能です。そうした部分も多くの完成品メーカーから信頼をいただいている要因でしょう。
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そんな御社が今後目指すのは、どういった方向なのでしょうか?
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「パチンコ・パチスロ以外の分野」への進出ですね。我々はこの業界で非常に高い技術を磨いてきました。この業界の製品開発には、約1年の期間が費やされます。自動車や携帯電話など、数ヶ月単位のサイクルが当たり前の世の中で1年をかけているという事実。これは、業界特有の理由によるもので、開発そのものは半年で完了するのですが、その後の検証工程に残りの半年が必要となるのです。この業界には自動車や家電機器のようなリコールはありません。毎日10時間以上もの時間酷使される機械でありながら、一度マーケットにリリースしてしまうと、たった一つの部品さえも取り替えてはならないのです。ですから、パチンコ・パチスロ台の開発には、相当な技術力が求められます。そうした業界で培われた技術力は、必ず他の分野にも活かすことができると考えています。
たとえば、液晶内画像の技術はゲームに活かすことができますし、成型品のノウハウを活かして自動車をより楽しむためのアイテムを創ることも可能です。他にも家電製品から釣り道具まで、あらゆる分野の製品を創っていくことが可能です。実際に、各部署から精鋭を選抜した「戦略推進室」という部署を設置して、新しい領域の事業開発プロジェクトを進めています。私たちは、あくまでも「R&D企業」なんです。パチンコ業界では三歩も四歩も先に行っているからこそ、自動車や家電などの分野でも先を走っていきたい。今までがパチンコという分野に強みを持っていたというだけですから、今後どういった分野を開拓していくかということが大切なのだと思います。
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そんな将来を創りあげていく上で、御社の社員に求めるのはどういったことでしょうか?
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周囲に対する感謝の気持ちを忘れない、ということ。やはり仕事だけではなく、何をするにしても一人でできる範囲というのは限られています。取引先や同僚、先輩、後輩、そして親御さんなど、多くの人の協力があって今の自分がいるということを常に感じていてほしい。ですから、会社としてもチームワークを大切にしています。開発というのは、一人ひとりのプロフェッショナルによるチームプレー以外の何物でもありませんからね。そうした気持ちさえあれば、あとは自由にしていい。私自身は、楽しくなければ仕事じゃないと思っていますし、社員あっての会社ですから、全員が一丸となって仕事に取り組めるような環境を創っていくことが社長としての私のミッションなのです。
そうはいっても、楽をすればいいということではありません。評価に関しては、成果をしっかりと見ていきます。成果を残せば、年齢に関わらず上のキャリアを目指すことも可能です。当社では、役員のほとんどが40代前半ですから、若手社員にとってもコミュニケーションが図りやすい環境だと思いますよ。たとえば業界柄、みんなパチンコ・パチスロは大好きです。新しい台が出れば打ちにいきますし、その感想をみんなで話して仕事に活かすこともあります。そういう意味では非常に働きやすい環境だと思いますね。
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ありがとうございました。最後に学生に対するメッセージをお願いします。
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偉そうなことを言うつもりはありませんが、皆さんがどこに就職するにしても、初任給は親御さんにプレゼントを買うべきだと思います。MRDに限らず、やはり周りの人たちへの感謝の気持ちを忘れてはいけません。私自身も、私一人で会社を大きくした訳ではないですし、お客さまがいたからこそ、社員がいたからこそ会社は成長してきた訳です。そういう部分はウェットでもいいんじゃないでしょうか。
当然、MRDでも同じです。新入社員にもよく言っていますが、ひとつには「感謝の気持ちを忘れない」ということ。そして、愛社精神を持ってほしい。MRDに入社を希望する方には、ここで骨を埋める気持ちで来てほしい。社員が本気であれば、私たちも本気で迎えます。これからのMRDを創りあげていく新しい仲間を待っています。
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