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金融(リース・レンタル) / 商社(専門商社(インテリア・建材)) / メーカー(インテリア・建材・住宅設備)
最終更新日: 2008/02/28
(マークの説明) 正社員 理文不問
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パイオニアとしての使命が、山元のビジネスを進化させていく。
「ビジネスモデルをつくり、マーケットをつくってきたという誇り。山元でしかできないことが、多く存在しているはずです」。
株式会社山元
常務取締役/営業本部長
丸山 克彦   (56歳)
Katsuhiko Maruyama
【プロフィール】
小学校の頃から大学まで一貫してスポーツに打ち込む日々を送り、高校、大学時代にはラグビーに明け暮れる。大学時代、ラグビーのシーズンオフには「8トラック(8トラック・カートリッジテープ)」を通じた独自の商売も展開。この経験により、ビジネスの原点と面白さに触れた。そして立教大学を卒業後、新卒で大手百貨店へ入社。その後、海外勤務をはじめ、新規事業の立ち上げや関連会社の代表などを担いながらビジネスシーンの第一線で活躍を続ける。2004年、山元の常務取締役に就任。営業本部長も兼任し、山元を導く存在として手腕を発揮している。
INTERVIEW
「レンタル事業」 「販売事業」 「商品開発」という3本柱を軸に力強くビジネスを展開し続ける山元。今回、同社を導く常務取締役「丸山克彦」氏への取材に成功した。そこには、マーケットの“開拓者”だからこそ語ることのできる貴重な話が数多く存在していた――。
Question どういった形で、社会人としてのキャリアを積んでこられたのでしょうか。
Answer 大学を卒業して新卒で入社したのが、百貨店でした。今では日本を代表するほどの地位を確立しているこの百貨店ですが、当時はまだまだ成長過程にありました。そこで経験した様々な取り組みが、今の私の原点になっていると言えるのかもしれません。何せ、当時は海外展開が推し進められている時期だったこともあり、4年にわたってシンガポールで仕事をする機会にも恵まれました。若いうちから裁量のある環境で仕事を任せてもらい、ビジネスにおける“リスク”と向き合いながら仕事を行なったことが自分を鍛える上で大いに役立ちましたね。さらには様々な新規事業の立ち上げも手掛けました。リゾート地の開発をはじめ、百貨店でありながら“小売業”ではないビジネスへの挑戦を主導できたのも大きな経験です。

その後、香港に本社を構える企業の社長に就いたり、イギリスの大手小売企業へ入社してヘッドクオーター(日本における)の代表を務めたり…と様々な経験を積みながら、ビジネスの第一線を走り続けてきました。そんな中で、2004年、山元の常務取締役へ就任することになったのです。
Question なるほど。具体的にどのような形で山元に招かれたのでしょう。
Answer 実は、山元の社長である「山元春三」は大学時代のラグビー部の先輩でもありました。で、実際に会う機会があって色々と話をしていたんですね。その時の話の流れで「山元に来ないか」となったわけです。直球でしたね。実は同じタイミングで、ある外資系の企業からお誘いがあったのも事実でしたが、お世話になっている先輩のすすめもあり、やはり山元を選んだのです。私の目から見た山元は、とにかく“可能性”に満ち溢れていた。今後はますます伸びていくだろうと率直に思いました。

さらに、百貨店で働いていた頃の経験から山元のビジネスモデルも把握していました。私が担当として直接やりとりを行なったことはありませんでしたが、非常に優れたビジネスモデルだと思っていましたね。従来、催事やバーゲンで用いられる什器などは百貨店が保有しているものでした。それをことあるごとに百貨店の社員たちが倉庫から持ち出してきて、時には他の売り場から持ってくる形で設置していた。実はこれが大きなロスとなっていたのです。什器の問題で、“思い通りに催事を開催できない”という状況があったほどです。それを、山元が変えた。什器を自社の倉庫で保管しながら、ニーズに合わせてあらゆる什器を提供していくと。やがて百貨店にあった什器の倉庫スペースは、事務所にかわり、事務所があった場所には新たな売り場が設置されて売り場面積が増えていきました。つまり、日本の百貨店の変遷を考えた時、山元が貢献する部分は非常に大きいというわけです。
Question では、会社についてお伺いしていきましょう。山元の成長の理由とは、何でしょうか。
Answer 設立以来、山元は業界のパイオニアとしてマーケットを創造してきました。そんな我々独自の強みが“企画力”です。山元が生み出したオリジナルの什器が、現在では百貨店のスタンダードとして利用されているケースが数多くあります。例えばその中に、“折りたたみ式の試着室”というものがあります。もともと試着室というのは大工が作るものとされていました。バーゲンなどがあると、大工を呼んで集中工事が行なわれて試着室が完成するといった具合です。しかしそこでは、ややもすれば隣の人の試着姿が見えてしまう…ような集合型の試着室が一般的でした。それをセパレート型の試着室として実現したのが、“折りたたみ式の試着室”です。短時間で設置可能であり、工事費用も大幅に抑えることに成功。そのほか靴や生地を掛ける什器や、折りたたみ式の壁面什器など数多くの製品を発明してきたのです。

そのような企画力からスタートし、そこで生まれる新たなニーズをきっちりキャッチアップして提案に結び付けていくこと。そうすることで、クライアントの店舗や売り場の“新しい展開方法”まで提案できるようになっていったというわけです。今では、誰もが知っているような超一流のインターナショナルブランドの店舗において、CADで図面レベルから提案しているほどですからね。
Question 会社の強みについて、さらにお聞かせ頂けますか。
Answer いま申し上げた点に加え、強みはまだまだ存在しています。例えば、山元の社員には「Noと言わない」姿勢が徹底されています。クライアントからのいかなる要望に対しても「No」、つまりすぐに「できません」と返してはいけないと。そこで“どうしたらできるのか”という方法を考えようということです。不可能を可能にするバックボーンが備わっていることも事実ではありますが、その結果として全国の様々なクライアントから「山元の社員は非常に良くやってくれている。とても感謝している」という力強いお言葉を頂くことが多いのです。

さらには、“舞台裏に存在する努力”も我々の強みだと言えます。クライアントに什器を提供する際には、新品同様の状態でお届けする。これが実現されている裏では、当社が独自に開発した“洗浄ロボット”や“研磨ロボット”の活躍、さらにはそこに携わる数多くの人々の努力が欠かせない。クライアントからしてみれば“見えない”ような部分でも、我々は真摯に仕事と向き合いながら高品質なサービスを実現するための取り組みを怠りません。
Question ずばり、山元がこれほど力強くビジネスを展開できる理由は?
Answer パイオニアとしての使命――これが、我々のビジネスの根底に存在するものです。「山元ができないものであれば、他にはできない」という誇りを持ちながら、新たな挑戦を繰り返してきました。我々ができなければ、百貨店やインターナショナルブランドをはじめとするクライアントのプロモーションが行なえなくなる。それによって、消費者にも届かなくなってしまう。ですから、利益を度外視してもやらなければならないことも存在しているのです。

例えば、毎年2月のバレンタインデーの話。今やバレンタインデーは一大イベントになっていますが、実は、生チョコを販売するには“冷蔵斜面ケース”というショーケースが欠かせなくなるのです。購入しようと思えば“数十万円”もする代物です。これを山元で保有したとしても、レンタル料を得られるのはバレンタインデーほか、年に数回のみ。しかもレンタル料は数万円ということで、当然、赤字になってしまうわけです。しかし、我々はこの“冷蔵斜面ケース”を購入し、クライアントへ提供していくことを決意しました。丁度、生チョコブームが到来していた頃のことです。「たとえ利益が出なくとも、山元がやらなければ多くの人の期待に応えられない」と考えたのです。このように、パイオニアとしての使命を抱きながら、我々はビジネスを展開しているのです。
Question 今後に向けたビジョンについて、お聞かせください。
Answer 今後は、“効率性をいかに上げていけるか”という点が一つのポイントになると考えています。什器をつくるにしても、スチールやステンレスといった材料の価格が上がりつつありますので、低コスト化を図っていかなければならない。さらには物流にしても同じことが言え、ルートの合理化を図ることが欠かせません。まずはこのように経営体制の効率化、骨太化を進めていくことが重要だと考えています。

さらには、クライアントに向けた提案においても常に新しい形を模索していかなければなりません。什器だけではなく、内装の設計・施工を手掛けていくこと。最終的には、ディスプレイやショーウィンドウのプロデュースを通じて培ったノウハウを活かして、“空間そのもの”もトータルに手掛けていきたい。今、これらを実現するための体制を整備しています。皆さんが入社して、一人前として活躍する頃には…とても面白い環境が確立されていることでしょう。
ありがとうございました。最後に学生に対するメッセージをお願いします。
山元はこの業界をつくり上げてきたパイオニアです。これからも、様々な挑戦を通じて新たなマーケットを創造していくでしょう。皆さんには、そのダイナミズムを直に感じてもらえると考えています。新しい挑戦の一つひとつが、マーケットの創造につながっていくのです。基本的な仕事の進め方を覚えたら、自分自身で“クリエイト”していってほしい。ここには、ゼロから新しいものを形にしていける環境があるのです。皆さんの新しい感性と挑戦を心からお待ちしています。
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