商社(専門商社(アパレル・ファッション)) / メーカー(ファッション・アパレル・繊維) / 流通・小売(専門店(ファッション))
最終更新日: 2007/10/25
(マークの説明)
株式会社F・O・インターナショナル
準備シート
活動履歴
市場と徹底的に向き合うことで見えてくる、新たな戦略。
「仕事をする上で大切なのは、情熱を持つこと」。そう語る代表・小野は、若い頃から現在まで湧き上がる情熱を持ち続けている。
株式会社F・O・インターナショナル
代表取締役社長
小野 行由
(60歳)
Yukiyoshi Ono
関西学院大学を卒業後、大手アパレルメーカーに就職。子供服の営業に取り組む。勤続20年が迫ってきた頃、インドネシア本社の子供服メーカーからヘッドハンティングされる。仲間と一緒に挑戦するも5年目で閉鎖。悔しさや挫折感を味わう。その後1998年に現在の取締役・福崎と共にF・O・インターナショナルを設立。市場と向き合うことで「売れる」商品をつくる。当初はデザイン性に富んだ子供用肌着を扱うも、徐々にアイテム数を増やす。そうして、ベビー・子供服メーカーとして事業を軌道に乗せる。最近は、ショップ経営も行い、全国に70店舗(2007年8月現在)を展開。さらに、海外進出も視野に入れて事業を展開している。
1998年の設立以来急成長を続ける会社、F・O・インターナショナル。少子化という世の中にあっても順調な伸びを見せている。最近では、子供服業界に大手アパレル企業も参入。競争がますます激化すると予想される。そんな中でも積極的なビジョンを打ち立てる小野社長に話を伺った。
初めて味わう大きな挫折。自信があっただけに悔しさが募った。
大手アパレルメーカーで勤められていたということですが。
そうなんです。大学を卒業してから19年間、子供服をメインで扱うアパレルメーカーで営業をしていました。私が入社した頃は、今ほど規模は大きくなく、成長過程の真っ只中というところでした。入社1年目の時に九州出張に行き、そのままそこに転勤するほど多忙を極めていました。九州支店の立ち上げを行い、地元の小売店や量販店に足を運ぶ毎日。充実した日々でしたよ。忙しいのは、入社前に覚悟していましたからね。それよりも「自分の持っている力を発揮したい!」という気持ちが勝っていました。現在の相棒である福崎さん(F・O・インターナショナル 取締役)と出会ったのは、営業が板に付いてきた頃ですかね。福崎さんは量販店の子供服売場で責任者をしていました。お互い会社は違えども営業をバリバリとこなしていて、話が合いましたね。
そうして月日が流れ、勤続20年が迫ってきた頃のこと。インドネシア本社の子供服メーカーから私と福崎さんに「日本進出を考えているので、力を貸してくれないか」という話が舞い込んだのです。兼ねてから営業力には自信がありましたし、企画も何とかなるだろうという気持ちもあって、挑戦してみることにしました。「うまくいく」。我々にはそんな確信があったのです。
しかし、そううまくはいきませんでした。事業に取り組み始めたのは1994年。不況が続く日本において事業を軌道に乗せるには相当な力が必要だったのです。インドネシア本社の方針は、大量生産、大量販売。しかし小売店・専門店への営業だけでは商品を売りさばけずに、在庫を残してしまいました。そうして1998年に閉鎖することに。悔しかったですよ。自信を持っていただけに、大きな挫折感を味わいました。
意を決して立ち上げた会社、「F・O・インターナショナル」。
その後、F・O・インターナショナルを立ち上げたのですね。
当時、私は49歳を迎えていました。しかしまだ50歳にはなっていません。「これから一花咲かせることができる」。そう思い立ち、福崎と共にベビー・子供服メーカーを立ち上げることにしたのです。1998年のことでした。社名の由来は、福崎の「F」と小野の「O」から来ているんですよ。「インターナショナル」は、いつか世界に羽ばたく企業になろうという希望を込めて付けました。
まず我々がしたのは、ベビー・子供服市場を徹底的に調査することでした。あらゆる店舗を回り、市場は何を求めているのか、何が足りないのかを分析し続けたのです。すると、「これなら勝てる」という商品にたどり着きました。それが、「子供用肌着」だったのです。流行の柄や新感覚の柄を肌着にプリントすることにしました。しかもそれを低価格で提供するのです。しかし、企画は決まっても低コストでつくることのできる工場が見つかりません。頭を抱えましたよ。そんな時、街で偶然、大学時代の後輩に出会いました。するとその後輩が衣料品を扱う工場で働いていると言うのです。すぐに紹介してもらい、商品をつくるルートを確立したのでした。
子供用肌着は、よく売れましたね。すぐに在庫が尽きてしまうくらいでした。商品入荷まで2ヶ月も待ってもらったこともあるほどです。市場が何を求めているのかを考え抜くことの大切さを改めて痛感しましたね。その後も市場ニーズと向き合いながらアイテム数を増やしていったのです。営業先は、専門店に絞りました。その頃はまだ量販店の売場が活気付いていましたから、時代の流れと逆行するようでしたが、専門店でしか買えないプレミア感を出そうとしたのです。しかしながら価格は量販店と同じにしました。「主婦が気軽にお財布から出せる価格」にこだわり、商品企画・生産・販売を進めていったのです。すると、自分でも予想していなかったほど、売上が伸びていきました。
伸びていく売上に伴い、事業を拡大。世界市場も視野に入れる。
最近は、ショップ経営も行っているんですよね。
4年ほど前からショップ経営に乗り出しました。まずは専門店街の一角に出店。お客様のニーズを直に集めることにしたのです。そうして、ある程度の情報を集め、綿密な戦略を立てた後に、郊外にある大型ショッピングモールにも出店することを決めました。すると、それまでの売れ行きとは段違いに売れました。会社の売上もさらに伸び、店舗数も増加。現在は、全国に70店舗(2007年8月現在)展開しています。また、専門店や量販店、百貨店向けの卸販売も継続して取り組んでいます。事業を支える、強固な2本柱を築くことができたのです。
さらに、最近では海外進出も視野に入れています。中国においては2006年秋から日本の大手商社と現地のメーカー、そして当社が結束しショップを展開。既に7店舗経営しています。当社からは店舗運営などのノウハウを提供。現在は本格的に進出するか否かを見極めるため、中国での市場を探っているところです。また、アメリカ進出も視野に入れているんですよ。良い商品を生み出しているという自信はあります。だからこそ、世界を舞台に勝負したいと思っているのです。
社内に転がる、チャンス。これからも挑戦していく姿勢は変わらない。
少子化については、どのように考えていますか。
ベビー・子供服を扱う業界には、必ず付きまとう社会的背景ですね。出生率が伸びたとしても少子化に変わりはない。マーケットも縮小していることは事実です。さらに、大手アパレル企業なども郊外の大型ショッピングモールに新規参入してきています。今後、ますます競争の厳しい状況に置かれることが予見できるわけです。
だからこそ、これから先も会社を成長させていくためには、ベビー・子供服にばかり頼っていてはいけないと考えています。子供服を核にしてお父さん、お母さんをターゲットにしたアパレルや雑貨などの業態も開発していく必要があると考えているのです。また、その他にも良いアイデアがあれば、挑戦していきたいと思っています。つまりは、F・O・インターナショナルにおいては今後、新業態を生み出すチャンスが転がっているということ。キャリアや年齢に関係なく、意欲の高い社員にそうした新業態を任せます。市場と向き合い、おいしいビジネスを嗅ぎ取って、積極的に提案していってもらいたい。我々の根底に流れているのは、絶えずチャレンジしていく姿勢。私がかつて抱いていた「自分の持っている力を発揮したい!」という気持ちを持って、挑戦してもらいたいですね。活躍のステージは存分にありますよ。
強力な商品力、そして組織力でさらなる飛躍を目指す。
今後、注力していくことは何ですか。
順調に会社を発展させてこられたのも、力のある社員がいたからに他ありません。これまで必要な時に即戦力となる社員を採用してきました。ある程度キャリアを積んだ社員を採用してきたので、改めて社員教育に力を入れる必要がなかったのです。しかし、最近は大学を卒業した新卒社員を積極的に採用しています。新卒社員の存在は、会社に新しい風を吹き込むという面でとても有効と言えるでしょう。しかし、社会経験を積んでいないことから、しっかりと教育する必要があるのです。基礎を固めることで、店舗も会社も繁栄していきます。
これまでは、強力な商品力が最大の武器でした。しかし今後は、それに加えて、組織力にも注力していきたいと考えています。再度、足場を見直して固め、さらなる飛躍につなげていきます。
ありがとうございました。最後に学生に対するメッセージをお願いします。
就職活動では、様々な業界・会社と出会います。選択肢が多い中、何を基準に会社を選んでもらいたいか。私は、「自分の情熱を一番注げる会社」を選んでもらいたいと考えています。結局は、自分自身がやりたい仕事でないと、情熱は湧き出てこないと思うからです。あとは、選んだ会社・仕事を好きになってもらいたいですね。好きであれば、一生懸命打ち込むことができるでしょう。打ち込むことで、ますます仕事にのめり込んでいくのではないでしょうか。私も、若い頃から仕事が大好きです。自信を持って楽しみながらやってきましたよ。
入社当初は、基礎がないため苦労することも多いと思います。しかし、地道に努力することです。基礎を身に付けるのは、目立たないし、しんどいし、手を抜きたくなるもの。でもそれに挫けるのではなく、前向きに突き進んでもらいたいですね。突き進む際に必要になるのが、やはり「情熱」と仕事が「好き」という想い。この想いを根底に、自身のエネルギーを爆発させて欲しいと思っています。当社でなら、あなたの意欲を発揮できる場がたくさんありますよ。果敢に挑戦していける方、共に働きましょう。
準備シート
活動履歴
株式会社F・O・インターナショナル
【理系】
1位
/
株式会社神戸製鋼所
2位
/
アストラゼネカ株式会社
3位
/
株式会社リオチェーン
4位
/
株式会社サンマリノ
5位
/
アツギ株式会社(東証一部上場)
【文系】
1位
/
マザウェイズ・ジャパン株式会社
2位
/
株式会社大黒屋
3位
/
大河通商株式会社
4位
/
株式会社フリースタイル
5位
/
株式会社リオチェーン
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