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最終更新日: 2008/04/28
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株式会社妙徳(JASDAQ上場)
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若手社員が10年、20年後も安心して働ける会社をつくりたい。
自ら人生のレールを敷きながら前に進める人、進んでいきたいと思っている人が当社で活躍できる方だと考えています。
株式会社妙徳(JASDAQ上場)
代表取締役社長
中森 俊雄
(56歳)
Toshio Nakamori
1952年生まれ。大手百貨店で1年勤務した後、工作機械メーカーに転職。大手企業も含め転職先は数社選択することができたが、中小企業を選んだ。社員の作業服は上から下まで真っ黒。一生懸命働く姿に、会社の成長性を見出したことが入社動機となった。転勤を繰り返しながら勤続20年を迎えた41歳の頃。取引先の一社として妙徳と出会う。後にオーナーの伊勢養治からオファーを受け、44歳のときに営業部長として妙徳に入社。その後、入社1年で社長に就任。現在に至る。
エジェクタ式真空発生器『CONVUM(コンバム)』の開発で、モノづくり業界で名が知れている株式会社妙徳。『CONVUM』をブランド化し、現在では約2万点ものアイテムを大手メーカーへ販売している。そんな同社代表取締役社長の中森氏に話を伺った。
オーナー・伊勢養治から直々に受けた入社オファー。
妙徳との出会いについてお教えください。
妙徳との出会いは、実は41歳のときになります。私はある工作機械メーカーで営業を行なっていました。大阪、名古屋と勤務地を変え、当時、拠点にしていたのは仙台。工作機械の販売に勤しんでいました。そこで顧客の一社として親しくしていたのが、岩手、秋田にある妙徳の製造工場でした。もともとは取引先だったんですよね。ではなぜ、お客様だった妙徳に入社することになったのか。それは、仙台で営業するようになって2年半が経ったある日のこと。突然「営業会議に出て講演して欲しい」という話をもらいました。普通、断りますよね(笑)。私が取引先の会社で講演しなければならない理由が分かりませんから。断りを入れましたが、条件を変えながらオファーは続きました。最後には「オブザーバーとして参加してくれればいい」という話になり、「それならいいかなぁ…」と思い参加を決意しました。お客様ですから、ぞんざいな扱いをするわけにもいきませんしね(笑)。そうして、いざ会議に参加すると「一言お願いします」と言われた(笑)。結局、社員のみなさんの前で話をすることになりました。もう逃げられませんから、もちろんやりきりましたけどね。
それから1ヶ月後、「話がしたい」とオーナーの伊勢養治から連絡が入りました。そこで「営業部長として、妙徳に入社しないか」という話を頂いたのです。とにかく驚いて、即答は避けました。オーナーは新しい営業部長を社外から迎え入れようとしていました。その白羽の矢を偶然にも私に立てて頂いていたのでした。
会社には“頃合いの良い規模”がある。
転職を決意した決め手は何だったのでしょうか。
即答は避けましたが、当時はまだバブル崩壊の後遺症が残っている頃。そんな時期に私の力を信じ、迎え入れようとしてくれたことに深く感謝していました。そこで身の振り方について、私は色々なことを考えました。
当時の私には、赴任前にはまったく上がらなかった仙台営業所の売上を、約5倍にまで引き上げた実績がありました。なおかつ転職の話を頂いたときには、すでに営業所の年間売上目標は達成していた。後は誰に任せても大丈夫。そんな確信もありました。自分が抜けることで、後進が育つような気もしていました。それに加えて、「もう一度、苦労してみようじゃないか」という気持ちも芽生えたことが大きかったですね。会社には“頃合いの良い規模”がある。私はそう思っているのですが、要は、大きくなりすぎると自分の成果を実感しづらくなるということです。売れる理由は、自分の営業力にあるのか、はたまた会社のブランド力のおかげなのか。それが分からなくなると、営業がつまらなくなるんです。私がいた会社は急成長を遂げて社員数も増やし、上場も果たしました。すでに“頃合いの良い規模”ではなくなっていた。一方の妙徳には、その魅力があったんですね。今より大変なこともあるかもしれない。でも私は妙徳でやっていくことを決意しました。44歳のときのことでした。
入社1年で、社長に就任。
その後、社長に就任した経緯をお教えください。
1996年、営業部長として入社し、半年で営業・技術両部門をまとめる立場となりました。その後、当時は子会社だった岩手の工場へ出向。着任早々に本社から連絡が入りました。「急いで東京に戻ってきてくれる?」と言われ慌てて戻った本社で、重要な話が待ち構えていました。オーナーが切り出したのは、社長就任の打診。驚くばかりで、もちろん即答などできません。しかし、オーナーは「キミの選択肢は、やめるか、引き受けるか、の二つに一つだ」と仰ったんです(笑)。もう決意するしかないですよね(笑)。私は首を縦に振り、社長になりました。入社からたった1年のことでした。
社長就任時、妙徳グループは厳しい時期を迎えていました。業績は落ち込み、今、抜本的な改革を行なわなければ将来はない。そんな状況下で、社長となった私が考えたこと。それは、妙徳グループで働く人たちが安心して働ける職場をつくることでした。究極を言えば、社員のみんなが「この会社に勤めることができて幸せだったな」と思えるような会社にしたいのです。お金を稼ぐことだけを目的にするのではなく、豊かな人生を送ることにも寄与したい。裕福論ではなく幸福論で会社のことを考えていきたいと思いました。それは今も変わらない思いです。
仕事を効率的に行なうことで、豊かな人生を形づくる。
幸福論に基づいた具体的な取り組みはありますでしょうか。
例えば、残業規制をする「NO残業」という社内制度。当社では「時間外勤務申請」を提出した人以外は、定時の午後6時に退出することを徹底しています。これも幸福論に基づいてつくった制度です。私の周りには、もう死語かもしれませんが(笑)、「この人、企業戦士だなぁ」と感じる方が沢山います。でもそういう方々には家族を振り返る時間をつくることができず、家庭的に不幸になっているケースが多々あるんです。熟年離婚などは代表的な例かもしれません。また子どもと触れ合う時間がとれないことなども、大きな問題に発展しやすい。実はこれらの問題は、仕事を効率的に行なうことで解決できるものばかりです。業務時間を短縮することで生まれた時間は、ぜひ家族と過ごしてください。自己投資に充てることもできるでしょう。体のメンテナンスに使って頂いても構いません。このように当社では、「NO残業」のほかに、「有給休暇の取得率100%を推奨」などの取り組みを通じて、社員が豊かな人生を送るためのバックアップをしています。
10年、20年先を見据えた経営を目指す。
今後の事業ビジョンについてお教えください。
今や約2万点ものアイテム数を誇る弊社のブランド『CONVUM(コンバム)』は、もともとは当社が他社に先駆けて開発したエジェクタ式真空発生器(圧縮空気を用いて、真空を発生させる機器)に名づけた製品名でした。市場にほとんどないものでしたから、当時のマーケットシェアはもちろん独占状態。でもその状態は長くは続かず、次第に新規参入するメーカーが現れるようになりました。今日では競合他社も増えています。ただその中で、製品開発から40年の歴史を誇るのは当社だけ。その長い年月の間に築き上げた実績で、トップクラスの地位を築いてきた自負はあります。今後はその製品力、そして販売力に磨きをかけ、より強い『CONVUM』ブランドをつくっていきたい。そのためには、“『CONVUM』=真空機器製品”ではなく、“『CONVUM』=妙徳製品”という認識をしてもらい、ブランドの認知度を高めていきたいと考えています。この思いが、アイテム数の増加にもつながっています。
アイテム数を増やすためには、毎年、新製品の開発を続ける必要があります。最近では1年に10アイテム以上の製品開発を行なっています。でもその中で、商品化されるものは5%以下。それでも地道に技術を発信し続けることが、メーカーにとって大事な姿勢だと私は思います。製品の中には、開発から10年後に花を咲かすものもありますからね。足元の製品開発だけを見るのではなく、10年先、20年先を見据えた技術開発が不可欠なのです。最年少では10代の社員が働いている当社。私は彼らの将来も見据えて経営をしなければなりません。それも含めて、長いスパンで成長が続けられるような経営を行なっていきたいと思っています。
ありがとうございました。最後に学生に対するメッセージをお願いします。
一人前の人間になりたいのなら、当社は“頃合いの良い規模”ですから、絶好の環境だと思います。中小企業で仕事をするには、自分の担当はもちろん関わる仕事のすべてを把握していなければ、仕事を上手く進めることはできません。人数も沢山はおりませんから仕事の線引きを正確に行なうことができないのです。その分、一つの分野を掘り下げることができますから、プロフェッショナルになれる。そんな利点があるんです。そんな環境を良しとする方は、きっと自分の人生をしっかり見つめることができる人でしょうね。将来の自分のためには、今苦労をしておいたほうがいい。今成長しなければならない。そのように思える方が、当社で活躍できるのではないでしょうか。
『CONVUM』の誕生を創業期と捉えるのならば、今は第二創業期だと考えています。これからの10年、20年を私と一緒に駆け抜けてくれる方をお待ちしています。
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活動履歴
株式会社妙徳(JASDAQ上場)
【理系】
1位
/
JTBグループ
【文系】
1位
/
白銅株式会社(東証一部上場)
2位
/
日機装株式会社(東証一部上場)
3位
/
株式会社日新コンピュータシステム
4位
/
株式会社チクマ
5位
/
株式会社タイカ
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