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最終更新日: 2008/04/10
(マークの説明)
株式会社安城自動車学校(Coara Drive)
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お任せしたいのは、コアラドライブの未来を創る仕事です。
「『自動車学校』をサービス業にするため改革を進行中。スタートしてまだ4年目ですが、お客様の声が確実に変わっています!」。
株式会社安城自動車学校(Coara Drive)
取締役副社長
石原 聡子
(29歳)
Satoko Ishihara
1979年生まれ、愛知県安城市出身。大学在学中に、ニューヨークへ海外留学を果たす。卒業後は中部日本自動車学校で、2年間の実務研修を積み、インストラクター資格も取得。その後、祖父が創業した安城自動車学校に入社して、総務部への配属となる。次期社長候補として、施設リニューアルやCI(コーポレートアイデンティティ)導入を推進していく。現在は、経営企画室を立ち上げて、人材育成やお客様満足を向上させるため社内改革を進めている。趣味は旅行(海外旅行)とショッピング、ミュージカル鑑賞に、読書。最近は経営学関連の読書も趣味となり、1日に3〜4冊を同時並行で読み進めている。
既存のイメージから脱皮し、『自動車学校らしくない自動車学校』をめざしている安城自動車学校。2005年から施設を全面リニューアルし、新たなCIを導入するなど次々と社内改革を進めている。その中心となっている石原取締役副社長に、これまでの経緯、今後のビジョン、新入社員によせる期待について話をうかがった。
10年後のコアラドライブを、一緒に創っていきたい。
社内改革にかける想いを、お聞かせいただけますでしょうか?
安城自動車学校に入社してから、今までの中で忘れられない言葉が二つあるんです。一つは今、取締役総務部長をしている沓名(くつな)に言われたもので、「聡子さんの仕事は、今日、明日の仕事をすることじゃないんだよ。10年後の会社を創っていくんだから、そういう仕事をしてください」という言葉です。社長からも「お客様の多くが20代。60代の私が考えてもダメだ。20代の君たちが考えなさい」と言われました。もちろん一人でできることは限られていますから、若手社員や今後入社されるみなさんと、現状維持のためではなく、未来を創る仕事をしていきたいですね。
もう一つは、外部研修でお世話になった経営者の方の言葉です。東京で大手自動車学校を経営されている方で、「会社を変えるには、10年はかかるよ」と言われたのです。その方も「社内改革を進めた時には、衝突や対立もあって苦労した」と懐かしそうに話されていました。その時に思ったんです。今は大変かもしれないけど、5年10年経った頃に、「あの時は大変だったね」と笑い話になったらいいなって。だから今は、社員のみんなと想いを共有して、まずは必死にがんばってみようって。まだ4年目ですが、確かな手ごたえを感じはじめているんです。
「卒業するのがさびしいです!」―変わってきたお客様の声―
変化の手ごたえは、どんなところにあるのでしょうか?
「高校卒業よりも、コアラドライブの卒業の方がさびしい」「卒業までの期間があっという間に感じられました、ありがとうございました」「メッチャ楽しかったです。もし二輪の免許を取る時は、次も絶対にここに来ます!」といった声が、お客様からよせられるようになったんです。「評判を聞いて」「友達から勧められて」と入校されるお客様も増えてきました。何より、社員の表情が変わってきたんです。『教官』の顔から『教習サービスを提供するインストラクター』として、みんなイキイキした表情で仕事をしています。誰かに感謝されたり、ワクワクしたりドキドキしたり、仕事って本来楽しいものなんです。
そもそものきっかけは、「いい自動車学校って、どんなところだろう?」という素朴な疑問でした。普通、自動車学校を選ぶ時、「ここに行ってみたい!」ではなく、「ここなら家から近いし、行ってもいいかな…」と考えますよね。それは自動車学校を『免許を取る機関』と捉えられているから。そこから脱却していきたいんです。だから、「生徒さん」ではなく「お客様」とお呼びするようにしました。私たちから「コアラドライブを選んでくれてありがとう」という気持ちを発信し、お客様から「ありがとう」といっていただけるサービスをめざしています。お客様みんなに「もう一度コアラドライブに行きたい!」と思っていただける、そんな空間にしていきたいですね。日本で最高水準の自動車学校と評価されてベンチマークされる企業をめざしています。
何を変えればいいか。その答えは、お客様の声にある。
実際に“何”を、“どう”変えていかれたのでしょうか?
昔からお客様アンケートをとっていたのですが、その声を全部ノートに書き写して、お客様が困っていること、不満に思っていることに一つひとつ応えていきました。「受付が混んでいて…」という声があれば、それを仕方がないと考えるのではなく、どうしたら解決できるかを考える。必要なら予約システムを変更してもいい。一歩ずつでも着実に前進しています。それに制服もやめました。受付だけは制服ですが、インストラクターは私服です。ネクタイをとって、お客様と同じ目線でサービスを提供できるようにしたかったんです。会社が変わったというより、社員全員で新しいコアラドライブを創ってきたのだと思います。
その中で一番大きかったのは、校舎の全面リニューアルですね。「ボロは着てても、心は錦」とはいいますが、それは違うと思うんです。前と同じ格好(施設)では、社員の気持ちも切り替わりません。何より、どんなに美味しい料理を出すお店でも、清潔でなくサービスが悪かったら、「また行きたい」と思えないですよね。自動車学校も同じこと。サービスを追求するだけではなく、お客様にとって魅力のある『空間づくり』が必要だと考えたのです。
『楽しい空間』は、『風通しの良い空間』でもあった。
では、施設のリニューアルは、かなり大きな契機だったんですね。
そうですね。全面リニューアルですから、校舎を丸ごと一つ建設するぐらいの費用がかかりました。これだけの投資ができたのも、設立以来、しっかりとした財務基盤があり堅実な経営をしてきたから。営業しながらのリニューアルだったので、結局3年かかりましたね。デザイナーさんを探すところからはじめて、最終的には名古屋の大型商業施設も手がけた女性インテリアデザイナーさんにお願いしました。最初に、最もお客様が利用されるロビーを変更して、次は1階をといった形で段階的に進めていきました。内装だけではなく、外壁や教習車もカラフルにして、通うのが楽しみになる『空間』を創っていきました。
お客様の目に入る部分だけではなく、裏側も大きく変更したんです。以前は社員が働くフロアと、社長室や会議室が別々のフロアになっていました。社長も現場が見えにくいですし、社員も意見を出しにくい。何よりお客様にとって必要のない社長室や会議室に大きなスペースを割いていたのです。そのため、社長をはじめ全社員の席を一つのフロアにまとめて、空いたスペースをお客様の自習スペースに改装しました。ワンフロアに社長をはじめ社員全員がいて、同じ大きさの机に座っているから一体感もある。何が起こっているか状況もわかりやすくなって、会話する機会も増えて風通しがよくなりましたね。
新たなシンボルと理念も完成。「ありがとう」を追求していく――
印象的な『コアラ』のマークですが、こちらも今回導入されたのですか?
もともと現社長が就任した際に『コアラ』のマークを使っていて、それを復活させた形ですね。安城市はオーストラリアのホブソンズ・ベイ市と友好都市。コアラは『安全』のシンボルと言われていて、当社も「コアラの自動車学校」と親しまれていたんです。安城自動車学校を変えるには、そのシンボルとなるマーク、CI(コーポレート・アイデンティティ)を導入しようと考えていて思い出したのが“コアラ”でした。CIの専門家にデザインをお願いして、3パターンつくってもらいました。社内では意見が割れたので、「それならお客様に聞いてみよう」と投票をお願いしました。お客様のためのマークであって、私たちのマークではありませんから。一番票が集まったのが、現在のコアラのマーク。今では新たなコアラドライブとして、親しまれています。
それに合せて経営理念も刷新しました。会社を変えていくために、全員がバラバラの方向を向いていてはダメですから。全員が一つの方向を向いて歩んでいくための指針として、“私たちは、『ありがとう』を発信するコアラドライブの代表として、安全で豊かな社会を実現します”という経営理念を定めたのです。さらにサービスを提供する上で、お客様にお約束したいことを『コアラ憲章』という形でまとめました。毎日の朝礼で唱和して共有するとともに、クレドカードとして社員が日々携帯できるようにしています。
会社も、社員も、お客様の声も、確実に変化をしていますが、まだスタートラインに立ったばかり。2009年に入社されるみなさんと一緒に、この動きをさらに加速させて、お客様に「ありがとう」といっていただけるサービスを追求していきます。
ありがとうございました。最後に学生に対するメッセージをお願いします。
正直に言うと、私も学生時代はほとんど勉強していませんでしたね(笑)。経営の勉強をはじめたのも入社してから。社長と一緒に外部のセミナーに積極的に参加していたのですが、自分たちだけではダメだと気づいたんです。会社は社員全員で創っていくものですからね。外部セミナーへの参加も推奨しています。仕事をしながら1年間起業家養成セミナーに参加し経営を学びました。時には社員数名で参加し、最終的には業績アップのための戦略を立てたりしました。現在は、毎週勉強会を開催しており、実践的な内容で、そのまま普段の仕事にも活かせる。だから、楽しいですし、社員も楽しみながらキャリアアップを図ってくれています。
今後は、接遇マナー教育にも力を入れていきます。技術的な教習は得意でも、お客様とのコミュニケーションが苦手だったりと、インストラクターのサービス・マナーにも差があります。「上手くできたらほめる」ことも大切な力。社会性や社交性を伸ばしていく独自プログラムをつくろうと考えています。もちろん、私一人ではなく、社員みんなと創っていきたい。当社は若手から仕事を任せていきます。だから、義務的に仕事をするのではなく、楽しみながら仕事をして一緒に成長していける方。そんな方と、未来のコアラドライブを創っていきたいですね。
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活動履歴
株式会社安城自動車学校(Coara Drive)
【理系】
集計中
【文系】
1位
/
株式会社アスキー・メディアワークス
2位
/
株式会社八神製作所
3位
/
ウッドホーム株式会社
4位
/
日本特殊陶業株式会社
5位
/
株式会社タニタ
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