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情報・通信(ソフトプロダクト開発(パッケージ商品)) / 情報・通信(ソフトウェア開発)
最終更新日: 2008/04/24
(マークの説明) 正社員 理文不問
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100個のフレーズこそ、社員が育つ秘訣です。
「社内には若手も多く、年功序列はありません。例えば、35歳の事業部長もいるほど。あなたの活躍も、期待しています」。
株式会社コンピュータウイング
代表取締役社長
佐野 幸男   (71歳)
Yukio Sano
【プロフィール】
システム開発企業で、エンジニアとしての経験を積む。その後、営業へ異動。32年間のキャリアの中で13回の転勤を経験し、様々な地域の人々と直に接することで見聞を広める。「新しいコンセプトの会社をつくりたい」と考えて1990年に株式会社コンピュータウイングを設立。百貨店やレンタルビデオ店など、様々な業界のシステム開発を請け負う中で企業としての技術力を蓄えてきた。2000年にはオリジナルの文教システム(教育用システム) 『Wingnetシリーズ』をリリース。教育の分野で同システムは頭角を現し、業界内でトップクラスのシェアを誇るまでに成長した。現在は海外進出も目論み、事業の積極展開を行なっている。
INTERVIEW
文教システム(教育用システム)の分野で、国内トップクラスのシェアを誇る株式会社コンピュータウイング。同社を率いるのは、自身がシステムエンジニアとしてのキャリアを持ち、長年IT業界で経験を積んできた社長の佐野氏だ。会社初となる新卒採用に意欲を燃やす同氏に、現在の事業や今後の展開について話をうかがった。
Question 御社の主力製品、『Wingnetシリーズ』についてお聞かせいただけますか?
Answer 私が独立した頃は、まだまだ一般家庭にパソコンが普及しているとは言いがたい状況でした。仕事も、汎用機と呼ばれる、企業に設置する大型のコンピュータに組み込むシステムがほとんどでしたね。ただ、これからは一般消費者もコンピュータを持つようになる、という予感はありました。それはつまり、コンピュータにそれほど詳しくない人がシステムを扱うようになる、ということ。「今後は、パッケージソフトが伸びる」という確信がありました。パッケージソフトとは、必要な機能があらかじめ集約された既成のソフトのことを指します。IT業界の中で伸びていくためには、当社もオリジナルのパッケージソフトを持ちたいと考えていました。

そして、会社設立から1年後にリリースしたのが『Wingnetシリーズ』。皆さんがよくご存知の通り、いまや小学生でも気軽にパソコンに触る時代です。有害なサイトや、ウイルスによる情報漏えいから子どもを守るため、“情報教育”の重要性は日増しに高まっています。そのニーズに応えるパッケージソフトとして生まれたシステムです。小学校から大学まで約1000校以上に導入され、着々と導入実績を増やしている最中です。現在は学校教育における一部の役割を担っている段階ですが、いずれは学校教育を網羅するシステムシリーズとして地位を確立したいと考えています。
Question 現在、御社を取り巻く業界の事情について教えてください。
Answer IT業界は、売り出した製品の3割がヒットすれば成功といえる業界だと、私は考えています。そんな中、当社は設立1年で『Wingnetシリーズ』を開発し、順調にシェアを伸ばしていくことができました。現在、当社のシステムを学校への提案に用いているパソコン販売店は、300社あまり。早期から強固な販売網を築けたことが、毎年安定して業績を伸ばしている大きな要因ですね。

また、教育の世界にも大きな変革が起ころうとしています。“ゆとり教育”なんてフレーズは皆さんも聞いたことがあるでしょう。少子化社会の影響もあり、子ども一人ひとりの能力をいかに伸ばせるかという課題に対して制度の面から改革が進んでいるのです。ごく最近の話題では2008年4月に、文部科学省が小学校で必修となる英語教育の概要を発表しました。現在、小学校の先生は英語を教えたことがない方がほとんどでしょうから、現場には混乱が起きるでしょう。たとえば、ここにシステムがどう貢献できるか。分かりやすいところで言えば、ヘッドフォンを用いて音声教育をすることができます。幼いうちからネイティブの発音に触れることは、子どもの学習にとって大きな意味を持つはずです。教育の分野に変革が起こるたびに、当社のシステムに新しい機能が求められるということ。まだまだ、教育という分野には可能性が眠っています。
Question 現在の社内体制についてお聞かせいただけますか?
Answer 社員が長く働ける環境を整えるため、プランを立てている最中です。システムの世界は技術の移り変わりが激しく、若い方でないと厳しいというイメージを持たれがち。確かに年齢を重ねれば、若い人に比べて体力的に劣ってくる部分はあるでしょう。しかしベテランエンジニアには、若手にはない経験やスキル・知識があります。これを活かさない手はありません。例えば、『Wingnetシリーズ』の周辺事業で言えば、各学校に常駐するサポートエンジニアとしてのキャリアを考えています。サポートエンジニアであればハードワークになることもなく、家庭と仕事の両立も図りやすい点がポイントです。一口に学校のサポートエンジニア、といっても小学校と大学ではエンジニアに求められる素養は異なってきます。小学校であれば子どもの立場で物事を考えられる力が求められるでしょうし、大学では学生のマニアックな質問にも対応できるだけの幅広いスキルが必要。ベテランエンジニアには、大学のサポート業務をどんどん担っていって欲しいですね。
Question 御社には、『営業武芸帳』というものがあるとうかがいました。
Answer 『営業武芸帳』とは、私が営業として長年経験を積んできた中から社会人として成果をあげるため、自身が成長するために必要な事柄を100個のフレーズにまとめたものです。一つひとつのフレーズは名刺サイズのカードに収めて、それらをファイルにまとめたものを『営業武芸帳』と呼んでいます。全営業が一冊ずつ持っているんですよ。本当は秘密なのですが、内容を少しだけご紹介しましょう。まず “誰かが何かを起こすまでは何事も起こらない”というフレーズ。これは『営業武芸帳』の最初に収められ、会社のポリシーとしてもつかっているものです。次に“わが身が最大の商品”。商品を売る前に自分という人間を信頼していただくことが必要、という意味ですね。頭では分かっていても、なかなか実践できない事柄を集約しました。全てのフレーズには短い解説がついていますが、最後の10個だけは解説がありません。これは、社員一人ひとりにその意味を汲み取って欲しいと考えているからなのです。どんな仕事でも、自ら頭をつかって答えを導き出していく、というプロセスは必要になりますから。社会人として自分の頭でものを考え、積極的に行動できる人であって欲しい、と考えています。もちろん、そのためのヒントや助力は私も惜しみません。その一つの形が、『営業武芸帳』なのです。
Question 今後、どのような事業展開をお考えですか?
Answer 間近ではこの先3年で、売上高を3倍に伸ばしたいと考えています。信用や資金力、といった土台は既に築き上げられていますので、決して不可能な数字ではありません。しっかりとした商品と販売網も、そろっていますからね。学校というマーケットに入り込めていることを活かし、学校の先生個人へのパソコン・システム関連サービス提供など、事業に広がりを持たせていきたいと考えています。

またその延長として、文教システムの分野で、海外へ進出していくことも視野に入れています。日本同様、世界でもどんどんと個人のパソコン所有率が高まっています。経済発展のスピードとあわせて考えれば、日本以上に爆発的な伸びを見せる可能性を秘めた市場です。ただ日本との制度の違いなど、スムーズに進まない点も多々出てくるでしょう。新しいことを始めるためには、社員一人ひとりの企画力・創造性が重要です。企画力・創造性を発揮して仕事を進めている社員の努力を評価するため、2008年4月には全社員の待遇を見直しました。仕事で頑張った成果がしっかりと反映される制度を整え、社員がモチベーションを高く持って仕事に臨める環境を、どんどん整えていきたいと考えています。
ありがとうございました。最後に学生に対するメッセージをお願いします。
学生の方に限った話ではないのですが、積極的に知識を吸収していって欲しいと考えています。仕事を通じて、人として成長していって欲しいということですね。「成長のために努力するのは大変そう…」と考えられる方もいるでしょうから、努力しなくても成長できる方法をここで紹介したいと思います。仕事を、好きになってしまえば良いのです。何か楽しいことに夢中になり、ご両親に叱られてもやり続けた経験なんかは誰しもが持っているものではないでしょうか。人は、好きなことであれば放っておいても取り組むのです。私自身、営業になりたての頃は仕事が好きになれませんでした。寝る時も仕事のことが頭からはなれず、家族から聞いた話では寝言で「毎度ありがとうございます」なんて言っていたこともあるそうです。しかし、仕事で成果を出すことには興味があった。興味を持って仕事に取り組めば段々と好きになり、やがては成果につながっていくもの。このスパイラルが生まれれば、好きなことをして成長できるのです。

またポジティブな気持ちで仕事に取り組むためには、人と話す際にイキイキとした表情でいられることも重要。興味・関心を持っているかいないかは、表情に表れるものです。仕事は一人で進められるものではありませんから、「この人、仕事に興味がないな…」と相手に思われてしまうと、何事もうまくいきません。これは人と接する際には、どんな時にでも重要な要素です。当社の会社セミナーにはぜひ、視線に力を込めて来てくださいね。
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