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最終更新日: 2007/12/27
(マークの説明) 正社員 理文不問
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地道な努力の積み重ねが強みとなり、新しいビジネスチャンスが生まれる。
「新しいチャンスが多くある業界。しかし、地道に努力する姿勢は忘れたくないですね」。
株式会社ハチオウ
代表取締役社長
森 裕子  
Hiroko Mori
【プロフィール】
2004年に社長就任。環境コンサルティング時代の本格的な到来を前に、事業面・組織面などにおいて、数々のプランを打ち立てる。ケミカル(化学系)廃棄物の処理を主軸に、人間力ある社員の育成、業務を通してそれぞれの社員が、夢を実現出来るように支援をしていくことを使命として、日々の業務に精力的に取り組んでいる。
INTERVIEW
マスコミなどでも頻繁に取り上げられ、人々の関心を集める環境問題。また環境を取り巻く状況が変化する中で、新しいビジネスも次々に生まれている。株式会社ハチオウは、リサイクルという言葉がまだ一般的に認識されていない約40年前から、環境ビジネスをスタート。その独自性と根源にあるスタンスを森社長にうかがった。
Question 御社の成り立ちについて、まずは教えてください。
Answer ハチオウは、貴金属の製品加工をする会社が前身になっています。材料を海外から輸入して、それを加工するという仕組みです。しかし当時は、海外から材料の銀を輸入することも難しかったんです。そこで、先代の社長が考えたのが、フィルムの廃液から銀を抽出するということ。廃棄物の中から有価物(銀)を取り出し、同時に出てくる有害物を処理していくという仕組みです。その当時は、リサイクルという概念がまだなかった時代なんですが、傍で見ていてその仕組みの素晴らしさに感動しましたね。そこがハチオウの原点となっています。

ビジネスというのは、急に新しいものが生まれるわけではないんです。当社の場合も、製品加工という事業に地道に取り組んで、お客様によりよいものを届けたいという思いがベースになって、川上から川下までトータルで関わっていく新しいビジネスが生まれたのですから。これは日々の仕事にも通じるところがありますが地道な努力、そして改善を繰り返しよりよいものを突き詰めていく姿勢というのが大切なんですよね。
Question 地道に実績を積んできたことが、他社との差別化につながったのでしょうか?
Answer そうですね。当社は、ケミカル(化学系)廃棄物の処理を中核として、各種廃棄物の処理や環境コンサルティング事業を行っています。特徴として挙げられるのが、少量多品種のケミカル廃棄物の処理が出来ること。商売的に言ったら、多量少品種のほうが儲かるのです。けれどそういう方針をとらずに、お客様の要望に応えながら今まで約40年間着実に技術、そしてノウハウを積み上げてきました。そのおかげもあって、処理技術を蓄積することが出来たのです。

それが、強みとなっていますね。今後は技術力と情報力を使って、知的産業を形成していこうと思います。そしてデータとして、社会にフィードバックしていく。お客様ごと、研究所ごと、業界ごとという形での仕組み作りです。やり方は環境教育という形もあるでしょうし、ハンドブックや処理マニュアルをつくるということも出来ますね。

少量多品種を扱うと、どうしても利益が出にくいという厳しさがあります。しかし、ハード面の廃棄物処理に加えてソフト面の知的産業を充実させていくことで、利益を生み出しやすい仕組みをつくっていく。ハード面もソフト面も出来るということで付加価値を生み、強い会社にしていきます。入社される新入社員の方にも、ソフト面にも興味をもち、関わっていって欲しいですね。
Question では今後、御社をどのようにしていきたいとお考えですか?
Answer 今後もやはり、ケミカル廃棄物の処理を柱としていきます。そして、社員が活躍出来る様々な舞台を用意していきます。例えば、環境現場アドバイザー。これは化学物質取り扱いのノウハウを活かして、お客様の廃棄物管理を支援するもの。その他にも他社と共同で、お客様の環境ブランドを高めるアライアンス事業や、個々のお客様に対して、処理技術を開発する技術開発など。その他には現在も開催しているのですが、環境シンポジウムなどもあります。基本的にはお客様が困っている問題をテーマとして行っています。今後は企業だけではなく、学生や一般の方に向けた、勉強会や講座などを開いていくのもいいですね。先ほどもお話ししましたが、ソフト面の強化に力を入れていきます。

今後の事業内容のお話をしましたが、忘れてはいけない重要なことがあります。それは仕事の品質レベルを上げていくこと。非常に大事な部分です。品位・品質の高い仕事をしていく。そのためには、社員の人間力を上げていくことに力を入れていきたいと思います。今後、様々な事業を展開していくチャンスがありますが、木と同じように、根の部分がしっかりしていないといけません。そこから様々な事業というように発展させていきたいですね。
Question なるほど。ではその上で社員の方には、どのような期待をもたれているのですか?
Answer まずは夢をもつこと。志をもつことが、情熱につながり行動となっていくので、まずは第一歩として夢をもち、大切にして欲しいですね。仕事をしていくと、目の前のことでいっぱいになり、忘れてしまうのですが、自分はこういう夢があるというように、初心に帰ることが出来れば頑張り続けることが出来るのです。そして行動力。仮に知識がなくても、常に心がけて地道に行動していくことが積み重なり成果になります。最後は若いうちは難しいことですが、人の話を聞くこと。お客様の話を聞く中で、求めるものを理解していくことがビジネスの基本です。自分にしっかりとした考えがないと、人の話を聞くことは出来ない。受け止める懐の深さを養っていって欲しいと思います。

ハチオウでは、毎年経営計画書をつくり、全社員に配布しています。そこにも明記しているのですが、社長の務めは社員がやりがいのある仕事が出来る条件を整えることです。そのために、会社を支える社員の教育にも力を入れています。人が育つからこそ、企業・業界としての発展があるのです。根気がいることですが、信念をもって社員を育て、一人ひとりが輝ける会社にしていきます。社員には人間力をもち、お客様のために何が出来るかという視点を忘れずに行動していってもらいたいですね。同社のロゴですが、オレンジ色の手に緑色の地球が乗っている形になっています。オレンジは言ってみれば、情熱、熱い心。手は体で汗をかき、頭を使って汗をかくことを表わしています。私たちの手を通して処理することで緑の地球をつくろうという思いで、20年前につくったものなのです。やはり志が大切です。
ありがとうございました。最後に学生に対するメッセージをお願いします。
学生の皆さんに、ひとつ覚えておいて欲しいことがあります。それは受身ではなくて、積極的に前向きにものごとに取り組むということ。今の時代、会社がいつまでもつぶれずに存続するとは限りません。そのような社会の中で大切になるのが、主体的に問題を解決するという姿勢・力です。まずはその部分を理解して欲しいと思います。積極的にものごとに取り組む、自主性のある方と是非お会いしたいですね。
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