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困難もプラスに捉えること。その「スピリッツ」を、忘れたくない。
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「会社説明会では、当社の魅力と『スピリッツ』について、語り尽くします!」。
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株式会社ブレイク・フィールド社
代表取締役
井田 正幸
(37歳)
Masayuki Ida
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千葉県出身。多摩大学卒業後、CSKベンチャーキャピタルへ入社し、有望なベンチャー企業の発掘と投資後のフォローに尽力する。しかし、「1度は自ら経営に携わりたい」という想いが募り、3年で同社を退社。アメリカに渡り、起業家を支援するビジネス・インキュベータで、インターンとして1年を過ごす。帰国後、いくつかの事業を経て、2000年にブレイク・フィールド社を設立。詳細なリサーチデータに基づくインターネット広告代理業で規模を拡大する。涙もろい情熱家で、社員と共に精力的に仕事に取り組む毎日。忙しい日々の息抜きは、休日に家族と遊ぶこと。自ら遠足を企画するなど、2人の娘と過ごす時間を何より大切にしている。
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インターネットメディアのプランニング、広告効果検証システムの運営、自社メディアの運営…。「新天地を開拓する」という社名のとおり、2000年の設立以来、次々と新しいビジネスに挑戦し続けるブレイク・フィールド社。同社の開拓者精神の源泉はどこにあるのか。井田代表に、創業の経緯から詳しくお話を伺った。
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まずは創業の経緯から教えてください。
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創業の経緯は……ひと言で言えば、「人に恵まれた」ということでしょうか。
もともと私は、大学を卒業してベンチャーキャピタル(VC)を行なう企業に就職しました。そこで、将来有望なベンチャー企業の発掘と、その企業に対する投資を行なっていたんです。ベンチャー企業の経営者たちは、皆さん前向きな方ばかりでね。お会いすると、目を輝かせて社会人1〜2年目の私に自分たちの夢を語ってくれるんです。楽しかったですよ、それは。
でもね、VCというのは出資してそれで終わりじゃない。企業のパートナーとして、経営にも深く関わっていく必要がある。当然、私も担当する企業に対して、経営のアドバイスをしていました。それが、徐々に「正しいことなのか」と思うようになって。「偉そうにアドバイスをしているけど、自分は経営したことがないじゃないか」と。言ってみれば、野球の経験もないのに、野球評論家になったようなものですよね。「それで良いのか」という気持ちが募り、「じゃあ、1回やってみよう」と経営者を志したわけです。
最初は色々失敗も経験しました。まず目を付けたのが人材ビジネス。アメリカで1年を過ごし、帰国後、自宅に電話線を1本引いて事業を始めました。でも、そうそう上手くはいかないですよね。電話なんてかかってこない。仕事もないし、暇なので夕方のテレビドラマの再放送を毎日観ていました(笑)。さすがに、母親も心配していましたよ、「アンタ、大丈夫?」って。私も不安でした。社会から取り残されているような気がしてね。事業を始めた時は「満員電車で通勤なんて、絶対イヤだ!」と思っていましたけど、2ヶ月もすると、「満員電車に乗りたい」って思っていましたから(笑)。
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ブレイク・フィールド社の設立は、「人に恵まれた」おかげ。
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そういう状況から、ブレイク・フィールド社設立に至った転機は何だったのですか?
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人材ビジネスの後、個人で企業のコンサルティングなども始めたのですが、これもなかなか軌道に乗らない。相変わらず仕事の少ない日々が続いていました。ただ、昔からの付き合いで、企業の経営者の方たちからお誘いはあるんですよね、「飲みに行こうよ」と。昼間は家でじっとしていて、夜になると出かけて行く。だから当時、近所では私が夜の仕事をしているんじゃないかって噂されていたくらいです(笑)。
でも、人との付き合いというのは、やはり大事。それは別に、夜に限った話ではありませんが。たくさんの方と接し、お話をする中で、ある企業の経営者の方が、私に相談を持ちかけてくれたのです。「うちの商品をもっと売りたい。何とかならないか」と。それがきっかけで、インターネット広告を扱うブレイク・フィールド社を設立したんです。本当に恵まれていますよね。起業する前に、お客さまが付いてくれたわけですから。
インターネット広告の可能性については以前から注目していましたが、スタート時は全くノウハウがない状態。それでも、1期目に売上高1億円強、2期目には黒字化させることができました。これも全て、人に恵まれたおかげ。私も社員も、お客さまに育ててもらったようなものです。何しろ、社内に広告代理店出身者はゼロ。失敗と成功を繰り返して、皆で少しずつノウハウを蓄積していったわけです。
インターネット広告の魅力は、「小さなものでも、世の中に低価格でアピールできる」ということ。良い会社を、世の中に知らせることができる―――。そう実感できることは、仕事に対するモチベーションにもなりますね。
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ブレイク・フィールド社が大切にする、9項目の「スピリッツ」。
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この創業の経緯が、御社の「スピリッツ」にも表れているのでしょうか?
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そうですね。会社として、事業目標を追うだけではダメだと思うんです。「自分たちだけでなく、お客さまにも幸せになってほしい」。そういうスタンスを忘れてはならない。そこで数年前、当社で働く上での「スピリッツ」というものを作ったんです。「理念」なんて大それたものではありません。要は、私が「こういう考え方の人たちと一緒に働きたい」というものです。やはり、後ろ暗いことばかり言う人とは、一緒に働きたくないですからね。この「スピリッツ」については、会社説明会でもじっくりお話ししようと思っています。
社員の皆は「スピリッツ」を暗唱できるのかって? もちろん……ほとんど答えられない(笑)。先日、会議中に抜き打ちで社員に聞いてみたんですが、正確に答えられる人は少なかったですね。悲しかったですよ(笑)。ですから、もっと言い続けて意識してもらおうと考えています。
「スピリッツ」は9項目ありますが、中でも一番重視しているのが、「プラス受信」という考え方。「困難は人を成長させる。困難も含め、何事もプラスに捉えよう」、というものです。例えば、営業としてある企業を訪問した時に、担当者がもの凄くイヤな人だったとします。たまにいるんですよ、本当に(笑)。でも、プラスに捉えて、「このイヤな人を攻略できれば、確実に自分の営業スキルが上がる」と考えてほしい。そうすれば、心に余裕ができますしね。何事もプラスに捉えること。試練は、成長の糧なのです。
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なるほど。では、残りの8項目についても、少し教えてください。
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2つ目は、「利他心を持つ」というもの。全員が相手のことを考えて行動できれば、全て上手くいきますからね。人間の成長の最大のゴールは、いかに他人のことを思いやることのできる人間になるかです。だから、利他心を持てるよう努力してほしい。3つ目は「常に良いことを思う」。これは有名な言葉ですが、意識が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わり、人格が変われば運命が変わる。物事は、思うことから始まるのです。
「感謝の気持ちを持つ」 「謙虚な気持ちを持つ」 「誠実に行動する」 「元気で明るく振る舞う」 「自己責任の意識を持つ」ことも大切。そして、「自発性を持つ」こと。仕事は与えられるものではなく、自らが考え生み出すものです。愚痴ばかりこぼして動かないのはダメ。愚痴を言うなら提案をし、自ら実行しなければなりません。そういったやる気、プロ意識、行動力は絶対に必要だと思います。
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そんな御社で、新卒入社の社員に期待することは何でしょう?
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私の目標として、「家庭と仕事を両立できる職場にしたい」というものがあります。仕事にばかり時間を取られ、家庭をかえりみないのはマズイですから。うまくバランスを取りながら仕事に取り組めるようにしたい。
ですが、入社後の2〜3年は別。この期間は、仕事におぼれるくらいガムシャラに働いてほしい。新卒で入社してからの2〜3年は、人生で一番伸びる時期だと思いますし、ここでの成長度合いによって、後々の伸びも変わってきますから。
最初のうちは必死で、まるでトンネルの中にいるような状態でしょう。ですが、何とかこのトンネルを抜けるまで頑張ってほしい。最初のトンネルさえ抜ければ、家庭と仕事を両立しながら高いパフォーマンスを発揮できるようになるでしょうし、同業のどこに行っても通用すると思います。もちろん、どこにも行ってほしくはありませんが(笑)。
そのためのサポートは惜しみません。何と言っても、新人は会社の「宝」。せっかく仲間になるんですから、ずっと一緒に働きたい。ですから研修も行ないますし、先輩も指導します。でも、最後の最後、一皮むけられるかどうかは自分次第! そういう意識を持って、当社に来て頂きたいですね。
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ありがとうございました。最後に学生に対するメッセージをお願いします。
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「プラス受信」の話に戻りますが、この時期、就職活動がうまくいかないと、どうしても気分的に落ち込んでしまいますよね。でも、考え方を変えてみてください。就職活動は、様々な会社を見て回れる定期券をもらっているようなもの。なかなか就職先が決まらない方が、むしろ何社も見て回ることができて良いんです。内定承諾してしまったら、もう他の会社を見ることができないんですから。
例えば、「就職活動で面接に行った先々で、美味しいラーメンを食べよう」なんて目標を立てるのも良いかもしれません。様々な会社を訪れるついでに、その界隈の美味しいラーメン店に行く。当然、会社を多く回るほどラーメンに詳しくなる。もしもその後、合コンなどがあって、相手にラーメン好きな人がいたとしたら? ラーメンの話で盛り上がって、付き合えるかもしれない(笑)。……というのは飛躍しすぎですが(笑)、そういうことを考えるだけで、随分表情も変わるのではないでしょうか。何事も、「プラス受信」です。
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