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最終更新日: 2008/04/17
(マークの説明) 正社員 理文不問
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とことん“評価”にこだわって、20代で10億円を任される人材に――。
人材不足の辛さを知っているからこそ本当に人材を大切にしています。皆さんには「評価されること」に貪欲であってほしいですね。
三和ベンダー株式会社
本社総務部 営業事務管理/課長
佐川 貴   (37歳)
Takashi Sagawa
【プロフィール】
▼明治大学(商学部)卒業後、ホテル業界へ。法人向けに宴会場などの提案を行なうバンケットとして活躍。▼2002年、「より“個”の力が試される営業がしてみたい」と、当時、自動販売機の新規開拓に注力していた三和ベンダー(株)に入社。約2年間、営業に汗を流す。▼2004年、会社の本部機能強化を託され、総務部に異動。以来、顧客フォローの体系化や営業手法のマニュアル化、人材の採用・育成などに従事している。▼趣味は音楽鑑賞、アナログレコード収集、ルアーフィッシング、自宅でのバーベキューなど。▼1971年、横浜市生まれ・千葉育ち。
INTERVIEW
首都圏4600箇所以上に自動販売機を設置し、飲料の販売を行なっている三和ベンダー。現在15期連続で増収を記録している同社の強みは、その「人材に対する考え方」にあるという。今回初の新卒採用を行なうにあたり、その人材観や企業としての特徴などを、採用責任者であり同社の屋台骨を築いてきた佐川課長に伺った。
Question もともとは営業職からのスタートだったそうですね。
Answer はい。前職も営業だったのですが、同じ営業とはいえ環境は全く違ったため、戸惑うことも多くありました。一番はなんと言っても「とにかく大きな声を出せ!」と言われたことです。もちろん以前もあいさつや商談時には明るい対応をしてきましたが、ここでのそれは次元が違うのです。腹の底から声を出すと言うか。こう見えても内気な部分がありましたから(笑)、最初は本当にそれが嫌でしょうがなかったですね。ただ、すぐにその大切さは分かりました。と言うのも、当社のお客様は8割が個人の方なので、最初の印象がすごく大切になるのです。極端に言えば、初対面でも「元気がいいね!」という理由だけでサービス内容や自販機を置くメリットなどの説明もろくに聞かずに契約してくれるお客様もいるくらいです。そういう意味では、契約を結べた時は前職の時以上に「自分自身が認められた」と実感できました。

ただ、営業を続けるうちにいくつかの問題点にも気付きました。第一に「人材不足」。自販機はいわば自分が経営する店舗のようなものなので、設置後もしっかり管理する必要があります。しかし、契約件数を伸ばせば伸ばすほど管理台数も増え、なかなか新規開拓することができなくなります。それでも当時は残業するなどして何とかしていたのですが、心の隅では「こんなやり方では長続きしない」「このままではいずれ競合に負けてしまう」という不安を抱くようになりました。

そんな折、社長と話す機会があり、自分の考えをぶつけました。するとそれから数ヵ月経ったある日、「総務部に異動してくれないか」と持ちかけられたのです。
Question 異動に際して戸惑いはありませんでしたか。
Answer 当時は整備されていない部分があまりに多かったため、戸惑う以前の話でした(笑)。ただ、現場で営業の仕事をやってきて、様々な不安や不都合を感じていたため、企業として次のステージに飛躍するチャンスだと思いました。

そこでまずは、「ノウハウのデータ化」から始めました。それまでも会社としては長い歴史があったものの、営業手法から細かな戦略まで、大部分が個人のやり方に任されていて、全体で共有できるようなものがありませんでした。これは大きなチャンスロスです。その解決のため、『顧客情報カード』を作成し、各社員が持つデータを共有化することにしたのです。要するに『記憶より記録』ですね。しかし初めての試みなので、当然最初は上手くいかないことも多くありました。多かったのは記入漏れや乱雑な字。その度に突き返し、何度言っても直らない人には電話口で怒鳴ったりもしました。当然、営業からは反発の声もありましたが、組織を変えるには行動を起こすことが何よりも重要だと思い、とにかくしつこいくらいにやり続けました。

その一方で、やはりどこか「総務」というものを下に見られているような気がして、それが悔しかったので毎月空き時間を見つけては営業活動を行ない、コンスタントに新規契約も獲得し続けました。それが私なりのプライドであり、覚悟だったのです。すると徐々に『記憶より記録』という考えも浸透し、現場の社員にとっても会社にとってもメリットがある環境ができてきました。私自身もまた、諦めずに働きかければ組織も変われるのだと実感できましたね。
Question そして次に「採用・育成」の改革に着手したのですね。
Answer そうです。これは代表の大杉も常々口にしていることですが、当社は人材あっての企業です。しかしながら、残念なことに、かつての当社にはこうした意識も徹底しきっていませんでした。事実、管理職の中にも「自分の代わりにあれをやってもらおう」「あいつはあまり自分と合わないから放置しておこう」という意識の人がいたと思います。そこで私は、今一度人材の大切さを感じてもらうために、思い切って求人活動をストップしたのです。

当時は欠員が出たらその度に中途採用で穴埋めをしてきたのですが、これにはどの事業所も焦り、自分たちで採用活動を始めました。しかし、採用とはそうそう簡単にできるものではありません。そこで初めて採用の難しさを感じると共に、人材に対しての考え方を改める必要があると気づいてくれました。「人材を大切にする風土」はこうして定着していったのです。
Question そして2009年、いよいよ新卒採用に踏み切ろうという訳ですね。
Answer はい。組織の人材育成、売上アップを目指す上でキーパーソンとなるのは、チームリーダーや事業所長といった管理職の人だと思っています。新卒生には、ゆくゆくはこうしたポジションで活躍してほしいのです。中途採用者の場合、どうしても年齢的な都合などから、教育にばかり時間をかける訳にはいきませんでした。しかし、組織として人材を大切にするという考え方が浸透し始めた今、これを磐石なものとして根付かせるために、より時間をかけて育成したチームリーダーや事業所長が必要なのです。

新卒生には、しっかりと当社の考え方を理解してもらい、入社5年〜7年後くらいには事業所の売上管理も行ないながら、部下のマネジメントもできる人材に成長してくれることを期待しています。一つの事業所でも年商は10億円前後。20代でこれほどの金額を任されるということは、他の業界・企業でもなかなかないでしょう。そうなれば極端な話、どんな会社に行っても通用する、市場価値の高い人材になれますよ。
Question そうした人材に育てるための教育・評価制度はどのようになっているのでしょう。
Answer 私たちは本当に人材不足の辛さを知っているからこそ、人材の大切さも十分に分かっています。だから社員に対しての教育・評価制度も「人」を中心に考えています。まず、新入社員の教育は、3ヵ月間、専属の先輩社員がじっくりと行ないます。名刺の受け渡し方法を始め、ビジネスマナー、現場での仕事内容、お客様とのコミュニケーション方法など、必要なスキルは全てお伝えします。一人前に成長するまでは、決して1人にすることなく、全面的にバックアップしていきます。

また、評価方法に関しては現在も試験期間中なのですが、一般的な営業職の評価方法とは少し異なるものになっています。営業職というと数字によって評価が左右されると考える方が多いと思いますが、私たちが重視するのは、結果に至るまでのプロセスです。「時間管理をしっかりやりたい」「大きな声であいさつができるようにしたい」など、なんでもいいのです。どのような目標を立てて、その目標の達成のためにどんな行動を取ってきたのかを評価したいと考えています。
Question では、その新卒社員と創っていく、今後の会社のビジョンについてお聞かせください。
Answer 当面の具体的な目標としては、現在約40億円の売上高の100億円到達を掲げています。そのために現在考えているのが、お客様、そして社員にとってメリットがある新規事業の展開です。私たちのお客様の多くは、中高年の方々。特に最近は高齢者の方が増えてきました。そんな中で現場から聞こえてくるのは、「欲しいモノがあってもなかなか買い物にも行けない」「外に出ても、重いモノは持って帰れない」という声です。幸い当社には長年かけて築いてきた営業ルート、販売網があるので、そうした声に応えられるようなサービスを提供できないかと考えているところです。これからの社会を見据えた上で、「物流」というのは一つのキーワードにもなってくるでしょうから、ニーズがあるところに最適なサービスを提供できれば大きな収益の柱になると思います。

そうした新規事業は、キャリアプランの増加という意味でも社員にとってのメリットになります。若いうちはいいですが、年齢を重ねていくと、正直、現場で活躍し続けるのは難しくなってくると思いますから。そんな時、新たに活躍できる場所というのは多ければ多いほどいいと思います。社員がいつまでも三和ベンダーで働いていけるように。そんな環境を実現していくのが、私の役目だと思っています。
ありがとうございました。最後に学生に対するメッセージをお願いします。
学生の皆さんにお尋ねしたいのは、「あなたは“評価”を気にしますか?」ということです。「評価を気にする」と言うと、何だか恥ずかしいことであったり、利己的であったり、というイメージを持たれるかもしれませんが、私はどんどん自分の評価にはこだわるべきだと思います。「評価されたいから仕事を頑張る」「いい暮らしをしたいから頑張る」など、自分の欲求に対して素直な人の方が健全だと思いませんか。

繰り返しになりますが、当社では「目標に対してのプロセス」を見ます。表面的なパフォーマンスではなく、考え方など深い部分を見て評価するのです。ですから周囲の上司や先輩社員はいつもあなたのことを見ていますし、決して無関心にはなりません。そして、あなたの成長を全面的にバックアップしてくれるでしょう。今は何の自信もなくてもいいです。「社会に出て仕事を頑張りたい」、そして「頑張っただけ評価もされたい」と純粋に願う方、是非一度会社説明会にお越しください。お会いできる日を楽しみにしています!
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