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門外不出の教育体制と大手企業との取引を軸に、100年続く企業へ。
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門外不出の教育プログラム“Value&Mind”を、あなたにも受けていただきたいと考えています。
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芝情報株式会社
代表取締役社長
井上 恭治
(43歳)
Kyoji Inoue
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明治大学工学部機械工学科を卒業後、第一勧銀システム開発(現・みずほ情報総研)に入社。データベースの設計や構築に強みを発揮する。その後退職。しばらくはフリーでシステム開発を請け負い、納品物の精度の高さや価格競争力があることを背景に、大手企業との取引を次々と拡大。取引の巨大化に伴い、1999年芝情報を創業する。発起時に立てた経営目標を次々と達成し、2006年には中国・深センに現地法人を開設。海外進出の第一歩を印した。学生時代はスキーやテニスなどスポーツに明け暮れていたが、最近では休日に温泉めぐりや街歩きをするなど、幅広い趣味を持っている。
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1999年の創業以来、売上高や社員数を急速に伸ばし続けている芝情報。その背景には、創業時から力を入れている門外不出の社員教育があるという。今回は特別に同社社長・井上氏にその教育体制の一部をおうかがいしながら、今後予定されている海外進出や新卒への期待などについてお話をいただいた。
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フリーでしていた仕事が軌道に乗り、会社を立ち上げることになりました。
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社長はもともとフリーで仕事をされていたそうですが?
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そうなんです。大学卒業後は、第一勧銀システム開発(現・みずほ情報総研)でシステムエンジニアとして働いていました。そこで3年半くらい働いたのですが、一度会社組織とは違うところに身を置きたいと考え、しばらくフリーのエンジニアをしていました。そのときの仕事が、現在の芝情報の前身ですね。
6年ほどフリーの仕事をしていましたが、価格競争力は企業と比べると、個人でしている私のほうが明らかに上ですよね。だから徐々にお客様からの依頼も増えていって、ちょうど同じようにフリーで仕事をしているエンジニアと組んで…、ということを繰り返すうちに、段々仕事が大きくなっていったのです。私はデータベースが得意だったのですが、ネットワークに強い仲間や当時の最先端であったメインフレームからサーバへの置き換えが得意な仲間とか、そういった伝手をどんどん広げていって仕事を拡大していきました。
大手企業とも直接取引をするほどで、そのうちお客様から直々に指名されることも増えていったのです。そうすると、一個人でやるのにはどうしても限界がでてくる。私と同じ考え方やマインドを持っている人と一緒に仕事をすれば、仕事量は2倍ではなく数倍にもなると考えましたし、お客様からも会社として組織化してほしいという要請もたくさんありました。そこで、会社として起業することを決意したのです。
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なるほど。創業時には、どんな会社にしたいと考えていたのですか?
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会社を起こすにあたっては、相当勉強しましたよ。私は何か新しいことを始めるとき、まず関連する本を数十冊読み漁るようにしています。システム開発でも同じですが、読んでいくうちに全体像やつながりが見えてくる。骨組みというか。『会社ってこういう風にしていかないといけないのだな』という像がおぼろげに見えてくるのです。
事業としては、創業以前から大手企業との直接取引がメインだったので、それを拡大していきたいという想いがありました。これは私の持論ですが、大手企業との仕事はレベルが高いと考えています。大手というだけの理由があって、そこで働く社員たちの技術やヒューマンスキルのレベル、企業がお客様から求められるレベル。そういうものが高いと考えています。だから、当社が継続して大手企業と取引するために何をするべきか。まず、それを考えました。
そこで、教育の重要性に行き着いたのです。開発プロジェクトに参加する当社の一人ひとりの社員がいわば会社の顔なわけで、その社員をしっかりとした人材に育て上げ、高精度な納品物を作り続ければお客様からの信頼はより強固なものになるだろうと考えたのです。
もうひとつの軸は、海外進出です。2006年、中国・深センに現地法人を立ち上げましたが、これでようやく第一歩という感じです。今後も世界中に展開していくというビジョンは持っていますよ。
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当社秘伝の“Value&Mind”が、人材育成の要になります。
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では、その教育体制とはどのようなものですか?
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本当は門外不出なのですが、今日は特別に少しだけお教えしちゃいます。当社では、“Value&Mind(V&M)”という教育プログラムを全社員に実施しています。私の経験や考え方を体系化したもので、例えば職種ごとに社員が共通して目標とするべき行動指針や考え方を定めたものです。
そのひとつにリーダーシップ7原則というものがあって、項目の中に『逃げない、人の嫌がることをやる』というのがあります。これは、もし部下のプログラマが何らかのミスをしたときに、リーダーとして逃げることなくお客様に怒られる。そこで、お客様の要望をしっかり吸収した上で、プログラマに「できるようにやっていこうよ」と励ます。それがプログラマの士気を上げることにつながり、精度の高い納品につながる…。これはほんの一例ですが、プログラマ、システムエンジニア、テクニカルリーダーなどあらゆる職種に目標とするべき指標を設けているのです。技術的なことよりもヒューマンスキルに特化した教育プログラムといえますね。
でも、このV&Mを浸透させていくのはまだまだこれからだと考えています。そのためにForumと倶楽部を作りました。“V&MForum”は、浸透方法や教育方法などの方法論を考える組織。一方“V&M倶楽部”は座談会のようなものです。教育プログラムをどのように運営していくのが最適なのか、社員も率先して考えているのです。
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100年続く企業にしたい。その第一歩の海外進出です。
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海外進出についても、お聞かせいただけますか?
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まずは、経度に沿って海外拠点を展開していきたいですね。東京・中国・インド・イスラエル・ロンドン・ニューヨーク・ロサンゼルスそして東京。地球儀で見たときに横一直線に拠点が並ぶようなイメージです。これにより、例えばプログラムを10つくる仕事があったとして、東京で3つくって、中国で3つくって、インドで3つくって…。そうすると、ひとりは3しかつくっていないのに、24時間でそれ以上の仕事量をこなせることができてしまう。
次に、緯度に沿って展開する。そうすると、同じ時間の中で春夏秋冬が揃うわけですよね。日本は冬でもオーストラリアは夏ですから。そういう風に24時間・春夏秋冬いつでも対応できる体制ができ上がる。
でもそれが目標ではなくて、もっと長期的なスパンで物事を考えています。今、日本を代表する製造業の大手企業は、100年以上の歴史がありますよね。当社も100年先にわたって存在し続けるような企業でありたい。その想いで、創業して数年の今の段階から先を見据えた海外進出を考えているのです。
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『お客様がやりたいことは何なのか』を掴み取ってほしい。
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今後入社してくる新卒に期待することは、どんなことですか?
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情報産業において技能が突出して高い人というのは、実はそんなに必要ないと感じています。例えば、凄腕のエンジニアが高度な設計書を書いたとしても、実際にそれをつくり上げるのは一人ひとりのプログラマじゃないですか。だから、技能に優れている人材ももちろんほしいのですが、それよりもお客様が言っていることを理解できたり、システムに何を求めているのかを察知できるような人材がほしいですね。『お客様がやりたいことは何なのか』を掴み取る心を持っている人ですね。
それと、当社にはマネジメントがうまい人、プログラミングがうまい人、設計がうまい人などたくさんの個性がありますが、どちらが良いとか悪いとかっていうのは一切ありません。極端にいうと、プログラミングができなくてもマネジメントはうまい人もいる。そこでプロジェクトをうまくまとめてお客様から評価していただければ、プロジェクトとしてはそれで成功なわけですよね。だから、色々な個性を伸ばすためにも先ほどの“Value&Mind”が効果的なのです。もし開発のプロフェッショナルになりたいと思えばマネジメントラインに乗らなくても、当社はしっかりと評価します。皆さんも自分のなりたいエンジニア像を、当社でかなえてみてください。
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ありがとうございました。最後に学生に対するメッセージをお願いします。
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入社は、まだまだはじめの一歩に過ぎないと考えてみてください。その後、どういう社会人になりたいのかは、皆さんのビジョンしだいです。将来のビジョンに合わせて、当社では“Value&Mind”を活用しながら教育カリキュラムを組むことができます。だからしっかりと将来を見据えて努力できる人には、うってつけの環境だと思いますよ。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
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