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最終更新日: 2008/01/15
(マークの説明) 正社員 理文不問 3年増益
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日本のものづくりを支える製造業界を変革する。それが、HIRAYAMAでありたい。
「アウトソーシングの業界をここから変えていく。先を見据えて安心して働ける業界へ。そして、ものづくりの国日本を支えたい」。
株式会社平山(HIRAYAMA)
代表取締役社長
平山 善一   (46歳)
Yoshikazu Hirayama
【プロフィール】
山口県出身。大学卒業後、会社勤務を経験。その後、生活雑貨の卸売業を営む家業を継ぐことになる。広島を足がかりとして北関東を始め全国へと営業領域を広げ、新規事業を立ち上げるなど事業拡大に奔走する。その中で最も成長が著しかった人材事業に本格的に着手。未経験の業界とあって、手探りしながら経験を積んだ。成功と失敗を繰り返しながら、徐々に収益を拡大。現在は「アウトソーシング」と「人材派遣」の2本柱で日本のものづくりを支えるべく力を尽くしている。今後、製造コンサルティングを3本目の事業の柱として考え、グローバル(世界に向けて)に発信していこうと力を入れている。
INTERVIEW
製造業に特化したアウトソーシングを行なっている株式会社HIRAYAMA。目指す製造請負体制は、社員・顧客・HIRAYAMAの三者が「Win-Win-Win」になることだという。その考えに至った背景、そして今後考える企業としてのビジョンについて伺った。
Question 家業は元々、生活雑貨の卸売業だったそうですね。現在に至る経緯を教えてください。
Answer 先代から家業を継いだ当時、家業の経営は思わしくない状態でした。そこで、ある2年間、集中して新規事業の開拓に力を注いだのです。それこそ、色々手をつけましたよ。その中で最も成長性が見込めたものが、人材事業だったのです。新聞記事を見て、人材業界の募集記事で面白い広告を見つけたので、すぐに自ら面接に行きました。もちろん、目的は調査のためです。色々と業界事情について聞きました。そして、自分でもできそうだという確信を得たのです。そして、また即行動。人を集めたり、ビジネスモデルを確立したり…当時はまさに手探り。でも確信を持ったら、考えすぎる前に行動することはビジネスでも何でも大事なことだと思っているのです。今の若い人たちのほとんどは、計画を立ててから始めるでしょう。そうやっている間に周りの人に抜かれてしまう。だから良いと思ったこと、新しいことはひらめいたら行動を起こさないと。そしてやりながら研究・調査を重ねていったらいいのです。私が事業を開始した当時も問題はありました。契約書一つ作ることもできなかったりして。でもお客様に教えてもらったり、怒られたりしながら、そこで学んで吸収しました。

私には持論があって、「気づいたときには間に合う」といつも思っています。ほとんどの人が気づくのは同じタイミング。でも多くの人が、思いついてそのまま置いておきます。だから気づいてすぐに始めれば、他の人よりも早く、抜きんでることができるのです。何かをするスピードをいかに短縮するか、そこに全神経を使うことが大切。特に始めのうちは。だから、気づいたときは即行動。それが事業を始めた当時も今も、大切にしていることです。
Question 株式会社HIRAYAMAとしての企業ポリシーはありますか?
Answer ここ10年くらいですね。企業として事業が軌道に乗り、社会への存在意義について考えられるようになったのは。私がよく言うのは、「株式会社日本」があるとすれば、それは製造業だ、ということ。それだけ製造業は日本の産業において欠かせないものだということです。例えばサービスでも物流でも、全て製造業から生まれるわけです。良いものを作れば、価値が高くなってよく売れる。そのお金が巡り巡って、世の中が動いているわけですから。その製造業界を豊かにして、「製造業で働けば幸せになれる」という方程式を成立させられる世の中にする、そして製造業で働きたいという人を増やすことこそが、HIRAYAMAの目的であり、使命ですね。

特に中小企業のバックアップは必要でしょう。今、製造業の90%以上が中小企業。残り数%が大手企業です。少数派の大手企業ですが、就職したがる人は放っておいてもたくさんいる。ネームバリューも安定性もあり、待遇などの福利厚生面も整っていますからね。でも中小企業はどうでしょう。待遇は大企業程ではなく、就職を希望する人は少ないのが現状です。でも、実は中小企業なくして大手企業は成り立たないわけで、かつ日本の産業も中小企業なくして繁栄しない。だから、私たちHIRAYAMAが中小企業をサポートすることは大きな意味を持ちます。

そこでHIRAYAMAがすべきことは、製造業で定年まで働くと、どうなれるのかというビジョンを描き、提示してあげること。製造業に元々は興味がなかった人にも、働くことの動機付けをする必要があると思うんですよね。
Question 製造業で働くことへの付加価値向上は、どのようにして実現しようとお考えですか。
Answer 率直に言えば、まず何より給与を上げるしかないでしょうね。そのためにも社員のレベルを上げ、生産性を高めることが急務。どういうことかというと、給与が低いのはやはり中小企業に優秀な人材が集まりにくい現状があり、教育機関も整っていないから生産性が上がらない。利益を上げにくいから社員の給与も上がりにくいというサイクルになっているのです。ということは、社員の質を上げたら良い。だから当社が教育を請け負って、社員を教育するサービスも行なっているのです。当社が現場で育てた優秀な人材を今度は製造企業で正社員として採用してもらう。こうやって、製造業に良いサイクルを作ろうというわけです。今、手が回っていない教育を当社がサポートして、人材の質を上げ、ひいてはその企業のレベルを上げることで、企業再生というところまで手をつけられたら良いと思っています。

つまり製造コンサルティングとアウトソーシングを融合させるということですが、これはすでに数年前から着手しています。具体的には、大手メーカーを定年退職された方をコンサルタントとして迎え、培ってきたノウハウを基にアドバイスをしてもらうのです。例えば、アウトソーシングはお客様先の企業が組み立てた作業標準に沿って社員が働くわけですが、そこに対して当社の知識豊富なコンサルタントが作業ラインを見直す案を提案する。それを当社がアウトソーシングすることで、より効率的な方法を見本として他社に見せることができるわけです。アウトソーシングする前にコンサルティングする。そのブレーンの部分でお客様に頼ってもらえる存在になることが今の夢であり、業界の付加価値向上には欠かせないことですね。
Question この他に業界で働く付加価値向上に対し、行なっている取り組みはありますか?
Answer この業界は定着率が悪いと言われていますから、その改善のために行なっていることはあります。それが、従業員支援プログラムやソロフライトプラン。定着率の低下の原因は、給与とか福利厚生面での問題もありますが、結局はキャリアプランが自分で組めないことが大きな問題です。だから当社がアドバイスしたりメンタルカウンセリングする場を作り、ソロフライト、つまりは自分自身で飛び立てるまでに育てているのです。社会に出ると知識と経験がある分、将来に迷いが出てきやすいもの。途中で挫折しそうになったらメンタルヘルスとキャリアカウンセリングを行ない、元々目指していた目標へと戻してあげる。そうして、当社で働きながら将来の目標を持って働いていき、将来世の中に正社員として輩出していけるようにする。そういう一つのサイクルを生み出そうとしています。当社でなら、営業も管理もコンサルタントも色々経験することができますしね。人材会社で長年働いても、働き方・キャリアアップ次第でこういうことだってできる、また定年までだって安定して働ける手段だってあるんだということを提示したいのです。

象徴的なのは、若者を自律へと導く塾。社会適合を苦手とする若者を当社が雇用し気づきの機会を実務を通して与え、その上で教育という形をもって動機付けし育成します。高齢者雇用としては当社ではエキスパートと呼んでいる、大手メーカーを長年勤め上げ退職された製造経験者を再雇用することです。コンサルタントや採用担当などとして前線で活躍していただいています。このように、製造業界で働く一つのサイクルにおける入り口と出口はできました。あとは、サイクルの真ん中の部分、つまりは現場で働く人たちの教育体制・待遇などをいかに向上させていくか。そこに尽きますね。
Question なるほど。では、今後を担う若手社員に期待することは何ですか?
Answer 会社の発展と共に、増えていく営業所。その支店長が今、30名くらい足りません。ですから、リーダーシップを持って、幹部としての活躍を期待します。また、コンサルティングに力を入れていく当社としては、今後、製造コンサルタントへと成長する人材も求めます。人と接する業界ですから、キャリアカウンセラー他、メンタルヘルスなどのカウンセラーも目指してほしいですね。というのも、メンタルヘルスのカウンセラーは日本ではまだ重要視されていません。ですが、人と接する仕事をする以上、今後心に悩みを抱えた人たちの社会復帰を支援するビジネスは増えていくでしょう。この業界だからこそ、当社は先駆けてやっていきたいと思っています。そして、カウンセラーの社会的地位を上げていき、定年までカウンセラーとして活躍できるような世の中を作りたいですね。もちろん、最初からカウンセラーになれなくていいのです。20年、30年もの歳月を経て、経験を積み、そして後々、カウンセラーとして活躍する。そういうことが可能なのが、HIRAYAMAでありたいと思います。
ありがとうございました。最後に学生に対するメッセージをお願いします。
できるだけ、世界に目を向けたほうがいいですよ。今後、少子化と共に日本には海外から人材が入ってきます。彼らより能力を発揮できなければ、負けてしまうのです。だから、自分たちのライバルは入社を共にする同期だと思っていては視野が狭い。ライバルは、世界にいます。今、隣の人や見える範囲の人のことしか意識していないとしたら、もっと外を見たほうがいいですよ。そのことを意識して勉強に励まないと、40、50歳になったときにビジネス世界では生き残っていけません。考えておいてください。ライバルは、世界です。
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