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情報・通信(ソフトウェア開発) / サービス(専門コンサルティング(情報通信系)) / 情報・通信(情報処理サービス)
最終更新日: 2007/12/20
(マークの説明) 正社員 理文不問
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プロの仕事研究
突然のトラブルを解決に導いて、クライアントの信頼を獲得したシステム開発のプロ。
ソフトウェア系−システムエンジニア(オープン、WEB系)
ダイレクトソリューションSection
塚 慶彦 (29歳) Yoshihiko Tsuka
入社7年目 / 東京IT会計専門学校 情報システム学科 出身

プロフィール
その社風にひかれ、シグマ・インターナショナルへの入社を決意。入社後、旅行会社のツアー自動見積システムの開発に携わったのを足掛かりに、ショッピングモールシステム、美容室カルテシステム、大手新聞会社統合DBシステムなど、数々の開発に携わり、実績を残す。現在、会社の次代を担う存在として成長を続けている。

プロローグ
塚が大手企業の内定を蹴ってまでシグマ・インターナショナルを選んだのには、理由があった。初めの出会いは、多くの企業が会する合同説明会。そこでは、会社の自慢をするわけでもなく自然体で塚に語りかけてくる先輩社員が魅力的に映った。そして、実際にオフィスを訪れた時にも、堅苦しい雰囲気は全くなく、楽しそうに仕事に打ち込む先輩たちが印象的だった。「ここでなら、楽しく仕事ができるかもしれない…」。そんな期待は、社長である軍司との面接によって確信へと変わるのだった。「ウチでは、“自分のやりたい開発”をできるだけ尊重しているんです」。そんな軍司の言葉が、頼もしかった。そこでは仕事の話はほとんど行われなかった。「話していて、楽しい」。それが、塚が抱いた素直な感想だった。塚はシグマ・インターナショナルへの入社を決めた。

「オープン系の開発に携わりたい」。そう思っていた塚が配属されたのは、正にオープン系の開発を行っている部署だった。「ようし…!」。そう意気込んで、エンジニアとしての第一歩を踏み出す塚だったが――この時はまだ、自身が対峙しなければならない試練の数々を知る由もなかった。

仕事のやりがいを実感しながら、徐々に成長を遂げていく。 1
「PHP…?」 「Perl…?」。まず訪れた試練は、開発を行うための最も基礎となる言語が分からないということ。言語どころか、そこで飛び交う用語の一つひとつが全く分からない。「でも…勉強するしかない」。塚は、一から勉強していくことを決心した。分からない用語はその都度調べてクリアにしていく。そうして一つひとつの知識を積み重ねていく姿勢を忘れずに、毎日を送っていった。そんな塚に大きなミッションが任されたのは、入社3ヶ月目を迎えた時のこと。ある旅行会社のWEBサイト構築案件。その中で『ツアーの自動見積システム』を完成させるのがミッションだった。「ようし、やってやる…!」。そう意気込んで、挑んでいく塚の姿があった。

設計は、先輩に行ってもらった。また実装工程においても、実際に塚が携わったのは全体の10分の1程度だったのかもしれない。それでもこの、ツアーの自動見積システムが完成し、実際のWEB上で公開されているのを目の当たりにすると、やりがいを感じずにはいられなかった。「自分の携わったものが、世の中に出ているんだ…」。そんな感触が、塚の成長意欲を徐々にかき立てていった。そしてそこから生まれる前向きな姿勢が、着実に成長をもたらしていた。

お前が向かって欲しい――そんな要請によって、名古屋へ駆けつける。 2
それから1年が経ち、2年が経った。そこでは、着実な成長から生まれる確かな技術力が、クライアントとの強固な信頼関係を構築していった。そして塚にとって初めてのクライアントであったあの旅行会社とも――継続的な取引が続いていた。先方からの依頼は、塚宛てに直接入ってくるという状況。塚の携帯電話は、クライアントとのホットラインになっていた。しかし、迎えた2004年9月。そんな信頼を揺るがしかねない大きな試練がシグマ・インターナショナルを、そして、塚を襲った。

「はい、はい…わかりました…」。携帯電話を切った塚の表情は曇っていた。「名古屋支社のメンバーが対応したが復旧できなかった。お前が向かって欲しい――」。そんな軍司からの突然の電話は、その旅行会社のシステムにトラブルが発生したという知らせだった。クライアントの名古屋支社でシステムがダウンしてしまい、アクセスできないという状況が発生したのだ。事態がうまく把握できないまま、次の日の朝には、クライアントの名古屋オフィスに足を踏み入れていた。メンバーは、塚ただ一人だった。

無我夢中で進める、復旧作業。 3
「何がどうなっているんだ…」。オフィス内には、おびただしい電話音が鳴り響いていた。旅客機の空席状況やホテルの空室状況を知ることもできなければ、予約もできない。ユーザーからの問い合わせに、社内は混乱を極めていた。所長との簡単な情報共有を終えると、すぐさま復旧に向けての作業が開始された。塚の背中には、オフィス中の期待が一身に集められていた。「エキスパートが来たのだから、復旧するに違いない――」。そんな期待に何としても応えなければならないという大きなプレッシャーと闘いながら、復旧作業は進められた。

「AS400か…」。システムには、『AS400』と呼ばれる企業の情報処理に特化したコンピュータが導入されていた。「これは、ここで修正にあたるよりAS400をもう一度導入し直した方が良いに違いない」。そんな判断のもと東京から新たなAS400を手配し、インストールから設定までを行っていった。AS400を使ったことのない塚にとって、そのインストールから設定までが決してスムーズに進められたわけではなかったが、何より「これ(AS400)を入れても復旧するかどうか分からない――」という一抹の不安と戦い続けていた。しかし、そんな先の見えない状況においても、無我夢中で作業を進めていく塚の姿があった。作業時間は12時間にものぼっていた。そして――。

「何とかしなければ――」。その気持ちがもたらした、結末。 4
「これでどうだ…!」。画面が立ち上がり、クライアントへの確認を急ぐ塚。10分ほどモニターの前で確認を行った後に、クライアントはこう言った。「これで、大丈夫です――」。オフィス内は歓喜に包まれ、塚は胸を撫で下ろした。実は、塚はある工夫を施していた。このクライアントの東京本社に対して、ルータ(データを他のネットワークに中継する機器)をコネクトした。そうすることで名古屋と東京で共有化を図ることができ、復旧に至ると考えたのだ。それが、見事に的中する結果となった。

「ありがとうございます!」。塚はそんなクライアントからの称賛の声を受け取りつつ、軍司に報告の電話を入れた。「本当に良くやってくれたな!」 「はい。では明日も仕事がありますので今から帰京します」 「いや。ホテルをとっておいたから明日1日、ゆっくり名古屋観光でもしてこい」。そんな労いの言葉が、疲弊した塚の心に沁みた。「ありがとうございます…!」。塚はまた一歩、大きな成長を果たしたのであった。

エピローグ
たとえ原因の分からないようなトラブルが発生しても、復旧というしっかりとした結果をもって貢献する。塚はそれを実現するための技術力を磨きながら、初の案件以来、このクライアントの要望に応え続けてきたのである。その信頼によって、現在も様々な形での取引が続いている。

「自分が携わっているのは、エンドユーザーと向き合いながら進める仕事。そこに対してやりがいが大きい反面、その責任も重大」。そして、今後についてはこう語る。「さらに勉強を重ね、WEBサイトにおける設計から実装、そしてフロント部分のデザインまで一人で完結できるようなエンジニアになりたい」。そんな目標を追いながら、塚は今日も成長を続けている。
「お客様から感謝してもらえる瞬間は、“この仕事を選んで良かった”と心から思える」。そう、仕事のやりがいを語る塚。

〜仕事で活かした学生時代の経験〜
学生時代には、主に銀行や病院で用いられる汎用系システムの勉強に精を出した塚。そこでは、誰よりも必死に勉強して知識を吸収していくことを心掛けた。現在のオープン系システムの開発に直接関わる知識を学ぶことはできなかったが、その学ぶ姿勢や、パソコン操作の基礎など、仕事を進める上での土台を築くことができた。
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