― ガーッ ―
アトラクション終了と同時に音を立てた無線機に、神保は冷やりとした。「まさか何かトラブルが!?」。しかし聞こえてきたのはA氏の労いの言葉だった。「神保さん、ありがとう!! 無事に成功したよ!」。ぽつんと浮かんだ小さな舟は、神保のガッツポーズで大きく揺れた。
あれから数年。第一テクノはその後も数件のテーマパーク内の噴水設備案件を続けて受注。いずれのプロジェクトでも、神保が中心となって結果を残してきた。
「入社当初はこんな仕事ができるとは思っていなかった」と言うが、歓声を浴びるアーチが夢をも描き出し始めた。「ここまで来たら、この(噴水の)世界の第一人者になりたい」。当然、本気だ。
|
|
|
華やかなテーマパークの舞台裏で続けた地道な作業。歓声に沸く多くの人の姿をイメージしながら夜を徹して取り組んだ。
|
|