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最終更新日: 2008/05/08
(マークの説明) 正社員 理文不問
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プロの仕事研究
サブリーダーながらお客様や協力会社との折衝で成果を上げた、システム開発のプロ。
ソフトウェア系−システムエンジニア(汎用系)
システムディベロップメント事業部 第三システム部/主任
合津 公嗣 (32歳) Kimitsugu Gozu
入社8年目 / 明治学院大学 法学部 政治学科 出身

プロフィール
入社以来一貫してクレジットカード業界のスイッチングセンターで稼動するオンラインシステムに携わっている。文系出身ながら2年目にはサブシステムのリーダーを任されるなど頭角を現し、現在ではプロジェクトリーダーとして開発現場のマネジメントを行なっている。休日に楽しむゴルフではスコアが100を切るほどの腕前。

プロローグ
『お客様と自分が、“win-win”の関係でありたい。両者にとって有益となる提案ができる仕事がしたい』。それが学生時代の合津の仕事観だ。就職活動時に色々な職種を調べていくうちに、システムエンジニアの仕事でそれを実現できることを知る。そして合津は、ハイ・アベイラビリティ・システムズに身を投じた。

現在入社7年目。プロジェクトリーダーとして活躍している合津は、その学生時代の想いを実現できていると感じている。プロジェクトリーダーはシステムを使うお客様、開発の一部を依頼する協力会社、そしてプロジェクトメンバーを“win-win”の関係に導いていくことが役割。お客様へのさまざまな提案や綿密な打ち合わせをすることによって、より良いシステムを開発することができる。合津が主導となり、これまで成功させてきたプロジェクトは数多い。

そんな合津には、リーダーとして仕事を全うできる確信を得たプロジェクトがある。発端は、合津が頼りにしていたリーダーの他プロジェクトへの異動。『次は自分がリーダーだ』と考えていた矢先、納得できない事実が合津に突きつけられた。

頼れるリーダーの、プロジェクトからの異動。 1
入社して以来合津は、一貫してクレジットカード業界のスイッチングセンターで稼動するオンラインシステムの開発に従事していた。スイッチングセンターとは、カードが利用できる各店舗とカード会社との間にあり、情報の伝達や与信などを行なう際に経由される情報センターのこと。そこでは増加し続けるカード決済に比例して、常にシステムの刷新が求められている。一般生活者がカードを使った時に、店舗で長時間待つことは通常ない。それは合津をはじめとするエンジニアたちが、スイッチングセンター内のオンラインシステムを常に安定的に稼動させるように、日々開発を行なっているからに他ならない。

そんな現場には、新入社員の頃から合津が頼りにしていたプロジェクトリーダーがいつもいた。開発でつまずいた時、いつも冷静かつ的確なアドバイスを与えてくれた。その安心感もあって合津はめきめきと仕事を覚えていき、文系出身ながら2年目からは早くもサブシステムのリーダーを務めるまでに成長していた。

しかし、4年目の春。新たなプロジェクトのスタートと共に、リーダーの異動が発表された。一方現場では次々と新たな開発が依頼されていた。仕事のボリュームの大きさに、合津は若干の不安を感じていた。

納得できない事実が、合津を仕事に没頭させる。 2
不安な気持ちもあったが、一方で合津は『次期プロジェクトリーダーは自分だ』と考えていた。サブリーダーとしての実績は十分積んでいる。リーダーの支えがあったとはいえ、開発においてある程度は自己完結できている自信はあった。

しかし、リーダーに指名されたのは、別の開発を請け負っていた先輩社員だった。リーダーを張れる自負があっただけに、合津は落ち込みを隠せなかった。納得できずに上司に食ってかかることもあった。とはいえ、プロジェクトはスタートする。いつまでもごねているわけにはいかない。合津は気持ちを切り替え、この状況をチャンスと考えることにした。新任のリーダーは今回のプロジェクトとは全く違う部門から来ていた。そこで合津はリーダーと話し合い、プロジェクト全体のうち主要なオンライン部分を任せてもらうことにしたのだ。

プロジェクトにおいて合津は、3つのサブシステムを担当するサブリーダーとして開発に携わることになった。これらのサブシステムは、システムの安定稼動のためのデータ処理や店舗情報の登録などの機能が持たされている。開発そのものはもともとある機能のバージョンアップであり、技術的に難しくはないだろうと合津は目論んでいた。それは過去3年間のオンラインシステム開発で培った自信の表れでもあった。

経験のある合津には、お客様やSIerから直接の問い合わせが…。 3
開発工程に入るとお客様やSIerは、オンラインシステムの知識に秀でた合津に直接さまざまな問い合わせをしてくるようになった。

システムの仕様を決めるにあたり、合津にも開発者側からの提案が求められた。お客様からの要望を受けたSIerから、次々と質問が投げかけられる。予算や開発期間、機能実現の可能性…。そうした問い合わせに回答すること自体、合津にとって初めての経験だ。当然分からないことも出てきたが、合津以上に経験のある者はプロジェクトにいない。前任のリーダーがいない今となっては、すべてを自発的な行動で解決するしかなかった。そこで合津は技術的に分からないことは協力会社に依頼し、不明点を解決するように心がけていった。協力会社のスタッフには、合津よりも年長である者も少なくない。だからこそ協力会社への依頼の一つひとつに注意を払いながら書類をまとめ、SIerと何度も打ち合わせを行なった。

学生の頃に目標としていた、“win-win”の実現へ。 4
開発に集中していればよかった時と違い、SIerや協力会社との折衝は合津を悩ませることもあった。求められていることと、実現可能なことの狭間で揺れ動く想い。システムの行く末は、合津の手に委ねられたといっても過言ではなかった。さらに合津自身も3つのサブシステムの開発に追われ、終電で帰宅することも珍しくなかった。入社以来、初めて感じた精神的負担。心のどこかで、前任のリーダーがいてくれた時の甘えがあった自分を痛感していた ――― 。

こうしておよそ1年間に及ぶプロジェクトを無事に終えた時、そこにはすがすがしい表情をした合津の姿があった。それはお客様やSIer、そして協力会社というプロジェクトを取り巻くメンバーと共に仕事をし、学生の頃に目標としていた“win-win”の関係を築くことができたと感じていたからだった。お客様に対しては納期を守り、納品物への精度も満足していただくことができた。協力会社とも良好な関係で開発を終えることができた。それは、サブリーダーからプロジェクトリーダーへと進化する、確固たる自信となって合津に刻まれた。

エピローグ
このプロジェクトでは新任のリーダーに頼ることなく、サブリーダーとしての成果を上げることができた。この時『やりきった』と思えるほど仕事に打ち込んだことが、現在プロジェクトマネジャーとして活躍している合津の土台になっている。「開発プロジェクトは登山みたいなもの。高い山の方が登りきった時に気持ちがいい」と合津は語る。このプロジェクトが、自身にとっていかに険しいものだったのかを表している。

かつて合津にとっての頼れるリーダーがいたように、現在合津は若手社員から頼られる存在になった。自らの提案で“win-win”の関係を築くシステムエンジニア。その姿勢を今度は合津が後輩に伝えていく番だ。
複雑なシステムの相関も、絵にすると伝わりやすい。細かな工夫をすることで、お客様の理解が促進される。

〜仕事で活かした学生時代の経験〜
居酒屋のアルバイトでは、猫の手も借りたいほど忙しかった。だからこそ社員・アルバイトが協力し合って、個々がうまく機能する組織デザインを実践することが大事だと考えていた。それはお客様・協力会社・そして開発メンバーが、互いにうまく機能しながらプロジェクトを成功させていく現在の仕事でも同じだと感じている。
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