情報を入手してから、ピストンリングの採用が決定されるまでには多くの場合、1年から1年半はかかる。このため、一人で最初から最後まで担当できる機会が実は少なく、岡本自身は今回が初のケースとなった。「一から全て担当したこの経験で、大きな自信がついた」と語る岡本。
街の中でそのシリーズの車を見ると、自然と顔がほころぶ。今回、岡本の営業活動の成功により、新たな取引実績を刻むことができたリケン。しかし、それでもまだシェアは100%ではない。「今回の実績を元に、まだ採用されていないシリーズにも当社のピストンリングを売り込みたい」。あくまでシェア100%を目指す岡本。彼の目は、すでに次の開発に向けられていた。
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仕事にゴールはない。岡本の視線は4年後、すでに次期モデルチェンジへと向けられている。
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