男性はその後、週に3回デイサービスを受けるまでになった。既に小林の管轄を離れているのだが、偶然見かけた時、とても楽しそうな表情をしていた。それは小林が男性宅に通っていた頃とは比べ物にならぬほど良い表情。目の色さえも変わって見えた。小林は男性が自分自身の力で生活を楽しめるようになったことを、嬉しく思った。
「“ありがとう”と言われても高齢者の状況が変わっていなかったら意味がない。むしろ自分がいることで相手の生活の妨げになっているのかもしれない。一生面倒を見れるわけじゃない。だからこそ、前向きに生きる力が必要なんだ」。介護の仕事に誇りを持つ小林はこれからも邁進し続ける――。
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入所後社会福祉士とケアマネージャーを取得。専門性を身に付けたいと考えていた小林にとって「神戸福生会」は最適な職場である。
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