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金融(その他金融) / サービス(専門コンサルティング(金融・不動産系))
最終更新日: 2007/10/01
(マークの説明) 正社員 理文不問 No.1 株式公開
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プロの仕事研究
1000万円の振出手形不渡りを未然に防ぎ、お客さまの経営危機を救った営業のプロ。
営業・販売系−営業(個人・ルートセールスが中心)
本店営業部
皆川 博俊 (25歳) Hirotoshi Minakawa
入社3年目 / 青山学院大学 経済学部 経済学科 出身

プロフィール
SFCGの説明会で聞いた、「乗り物で例えて言うならば、銀行は電車やバスといった公共性の高い乗り物、私たちはタクシーのようなもの」という説明に共感。成長性と仕事のスピード感に魅力を感じ、入社を決意。現在は新規開拓をメインに、既存のお客さまへの提案営業・入金管理・顧客債権管理・回収業務などを担う。

プロローグ
スピーディーに中小企業の資金ニーズに小回り良く対応し、企業の経営や成長に貢献していく。そんな「スモールビジネスローン」のスピード感に魅力を感じて、SFCGに入社した皆川。お客さまは、中小企業の経営者が中心ということもあって、高齢の方も多い。丁度、親子ほどの年齢差ということもあってか、持ち前の正直で真っすぐな性格は、お客さまからの反応も良い。そこで、新たなお客さまを紹介してもらえるということも少なくなかった。

皆川の最初の契約も、そのような経緯だった。訪問先の経理の人から、「取引先で資金を必要としているところがある」と、紹介をいただいたのだ。指導役としてついてくれていた先輩と訪問する皆川。先方は、社員数10名程度の建設会社であった。状況が詳しく分からないまま、先輩任せでとれた初契約であった。

入社2年目を迎えた9月、皆川の元に「明日の2時までに1000万円ないと、振出手形が不渡りとなる」というお客さまからの問い合わせの電話が入った。そのお客さまとは、皆川が初契約をもらい、その後も取引が続いていたあの建設会社であった――。

仕事の意味を知るために、まずは自らの手でお客さまを獲得する。 1
入社1年目。電話での営業アプローチが、皆川に与えられた仕事だった。研修を受けた後、マニュアルを見ながら法人相手に電話を掛ける。法人といっても、相手は中小企業の社長さんもいれば、商店の経営者や飲食店の経営者と様々である。相手により、トークも変えていく必要がある。だが、皆川にはそれが分からなかった。最初は、マニュアルを棒読みするしかない状況。先方から質問をされても、その場ですぐには答えられない。話は続かず、電話は切られる。その度に指導役の先輩に相談する…。その繰り返しだった。

しかし、皆川はただ単純にこの動作を繰り返していたわけではない。「こう聞かれたら、こう答えよう…」。まずは、トークを自分なりに文章にして、確認しながら電話をした。それに慣れてくると、普通に自分の言葉で話せるようになった。最初は、電話応対をしてくれた人で切られていた電話も、社長や経営に関わる人までつないでもらえるように…。そこで皆川は、「会いに行かせてください!」と積極的にアプローチした。実際にお客さまと会うことで、自分の仕事の意義、「どんな方々が自分を必要としているのか」ということを実感していくこととなった。

「1000万円入れないと、振出手形が不渡りになる」。 2
夏を迎える頃には、皆川自らが得たお客さまも20件を超えるまでになっていた。すると今度は、SFCGの既存のお客さまも先輩から何社か引き継ぎ、担当を持つことになる。そんな皆川は2年目の9月に手形割引という商品で顧客企業の危機に直面するのだった。(手形とは、決まった期日に記載されている額面を受けとることができる証券。多くの企業で決済手段として使われている。手形割引とは、この手形を期日前に一定の手数料を取って現金化することを言う。多くの企業で資金調達の手段として使われるが、審査によって割引できない場合もある)

そして迎えた入社2年目の9月。すっかり一人前の営業として日々の業務をこなしていた皆川のデスクの電話が鳴った。電話をとると、聞き覚えのある声。「皆川さん、手形の割引をして欲しいんだ」。皆川の初契約のお客さまであり、その後も定期的に取引をしていた、顔馴染みの建設会社の経営者だった。いつもの穏やかな声とは大きく異なり、焦りの色が見えた。

「何に使うんですか?」という皆川の問いに、「明日の銀行の決済時間に1000万円入れないと、振出手形が不渡りとなる」と答えた。その瞬間、皆川にも緊張が走った。「1000万円……」。銀行の決済時間に間に合わせることを考えると、リミットは明日の2時。皆川は瞬時に、事の重大さを理解した。「何とかしなければ…」。皆川の顔色が変わった。(決まった期日に銀行の残高が足りず、現金化できない場合を不渡り“フワタリ”と呼ぶ。不渡りが起こるとその企業は信用を失い、倒産につながることが多い)

「この会社を、経営の危機にさらすわけにはいかない…」。 3
まずは、お客さまが持っているという手形が割引できるかどうか、審査が必要だ。額面は2000万円。手形の振出先をPCデータで調べる。「…これは駄目かもしれない」。皆川の心に不安がよぎったが、最善は尽くそうと思った。「審査に出してみます、ただし厳しいかもしれません」。そう言う皆川に、お客さまは祈った。「この工事はしっかりしてるから大丈夫。頼むよ」。

審査を通すためには、まず仕事の実態を調べる必要がある。皆川は即座に行動に出た。まず、お客さまに契約の書類を持って来てもらうと、一緒にその工事現場へ向かった。住宅の解体工事の現場だった。現場に貼られていた許可証を確認し、それを写真に収める。さらに現場の状況を数枚撮影し、会社に戻った。

会社に戻ると、今度は審査申請書の作成に入った。通常は1時間ほどで作成できるが、審査を通すためにはより詳しく作成しなくてはならない。皆川は、2時間以上をかけて申請書を作成した。実は先日、このお客さまから「大きな仕事が入ってくるようになった、うちもこれから成長できそうだ」という朗報を耳にしていたばかり。「この会社を、経営の危機にさらすわけにはいかない…」。時間はすでに、終電間際になっていた。

皆川の努力は報われた。 4
次の日、12時半を少し回った頃、皆川はPCで審査部の決裁が下りたことを確認した。そしてすぐさま電話をとった。「審査で決裁が出ました。すぐに来て下さい!」。つい声も興奮気味になる。工事現場からお客さまが駆けつけたときには、1時を過ぎていた。ここからの契約手続きには20分ほど掛かる。皆川は手早く手続きを終わらせた。現金を手にすると、皆川はそのままお客さまと近くの銀行に駆け込んだ。「間に合った……。ほっとしたよ。皆川さん、本当にありがとう」。汗を拭いながら、心の底からの笑顔を浮かべているお客さまの顔を見つめる皆川も、笑顔を見せていた。

エピローグ
自分の勤めている会社の社会貢献性の高さ、そして自分自身の仕事の重要性を今回の案件を通して、皆川は実感することとなった。「わずか24時間という短い時間の中で、1000万円というお金を出せる会社というのは、SFCGの他にはまず考えられない」と皆川は思っている。それを自分自身の手で実証した皆川は、自分の会社の存在意義を改めて実感した。

会社説明会で聞いた「電車とタクシーで例えて言うならば、私たちはタクシーのようなもの」という言葉を身を持って悟った出来事でもあった。そんな皆川は、2年目にしてすでに後輩を教える立場にも立っている。後輩の指導を通じて、皆川はこれからも成長し続ける。
「社内でも外出中でも、電話の向こうには常にお客さまがいる。その経営に貢献していきたい」。その決意を今、新たにしている。

〜仕事で活かした学生時代の経験〜
就職活動中、様々な業界を目指す学生たちとの交流を図る「異業種交流」を盛んに行なっていた皆川。自らも企画するほど積極的に実施しており、現在もなお、情報交換の機会を設けている。様々な業界の現場の情報を、『生の声』で聞けることは、金融業界で働く今の皆川にとってプラスになっている。
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