今でも親しくしているそのお客様以外にも、現在、小林にはそんなお得意様が30人はいる。しかし、「その数を増やすことは目的ではない」と言う。お客様との関係を深めていくこと、更にそのお客様を“自分のお客様”でなく、“店のお客様”として定着させることが、今後の目標だ。
1ヶ月のうち、20日以上を店で過ごす接客業。「毎日、仲の良いお客様が訪ねて来てくれれば、それだけ仕事は楽しくなる」。小林は、どんなに出世しても、「現場に出ていたい」と力強く語る。「好きな時計の話をして、人と仲良くなるのが仕事だなんて、時計も人と話すのも好きな人にとっては、幸せな仕事なんです」。そう言って、小林は楽しそうに笑った。
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時計に関して、豊富な知識を持つ小林。しかし、特に“勉強”をしているつもりはない。「好きだから自然と身につく」のだと言う。
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