その後、医師との関係は3年以上も続いた。ある日のこと、井上は医師からある報告を告げられたのである。「近々、開業しようと思っている」。
井上が医師から開業の話を告げられたのは初めてのこと。更に開業後、引き続き自社の漢方薬を採用することを医師は約束した。このような出来事はMRとしても稀で、井上の人望があってのことだった。
「漢方は医師と接して、新たな知識を得ることがたくさんある。漢方薬の処方の仕方は、ひとつだけじゃない。それを知れることが、この仕事の面白いところでもあるんです」。この想いを胸に、更に自社の漢方薬を世の中に広めるため、井上は今日もひた走っている。
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薬剤師の資格を持つ井上は、面談の際、医師が口にする医薬の高度な知識にも対応出来る。それが医師から頼られる理由のひとつだ。
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