2008年3月。完成した振動試験装置が、クライアント先に納品された。指定されたスペースに予定通り納まり、設置は完了。試運転をすると、装置は問題なく動作した。江副は心の中で、この装置が末長くクライアント先で活躍することを祈った。
装置のまわりには、今後、振動試験装置を使用する現場の社員たちが集まってきた。「うん、これなら使いやすいね」。一人ひとり使いやすさを試してみる。「今度は、回転機構とか、散水機能がついた装置も欲しいな」。江副は、現場社員が漏らしたニーズを聞き漏らさなかった。「新たに提案する装置は決まりだな」。すでに次の営業戦略を練る、江副であった。
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クライアント業界の先を読み、今後必要となるであろう振動試験装置を提案する江副。同僚との情報交換も欠かさない。
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