クライアントに完成の旨を伝える工藤。航空機用大型装置も完成し、振動試験当日を迎えた。クライアントは完成した振動試験装置を目にし、「大きいですね」と一言。工藤も、1年半分の苦労が詰まったこの治具を感慨深そうに眺めた。
試験体を治具に固定し、いよいよ振動試験がはじまった。あとは無事、試験が終わるのを待つのみ。「こちらが、結果になります」。試験終了後、データはクライアントに手渡された。設計が専門の工藤には、このデータが規格を満たしているのかどうかは分からない。だが工藤の目には、データを持ち帰るクライアントの後ろ姿が満足しているように映った。
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設計が複雑な製品の場合は、工藤自身が組み立てることもある。自分で設計したものが出来上がっていく醍醐味を味わえる。
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