矢野はこの免震化工事のことを思うと、時折複雑な気持ちになると言う。「もちろん、大規模地震などは起きて欲しくない。でも、この免震装置の成果が明らかになるのは、地震が起きたときなんですよね。地震が起きたときに、『ほら、大丈夫だったでしょう?』と言いたい気持ちにもなるのですが、ちょっと複雑です」。
現在は149戸の大型集合住宅の新築工事と、学校施設の改修工事という、大規模な2現場を担当する矢野。「電気設備施工は、常に工期という限られた時間との勝負です。その中で最大限の努力をし、完成した建物の中で電気設備が万全に機能することが最大の喜び」と言う。その言葉は、厳しい試練を乗り越えた自信に満ち溢れている。
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東京支社の玄関前に飾られたモニュメント。実はこれは矢野が担当した免震化工事の際に切り取られた柱の一部なのだ。
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