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最終更新日: 2007/10/22
(マークの説明) 正社員 文系積極採用
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プロの仕事研究
上流から下流まで一貫して携わり、業務システムを完成させたシステム開発のプロ。
ソフトウェア系−システムエンジニア(オープン、WEB系)
システム部 マネージャー
政平 秀樹 (37歳) Hideki Masahira
入社10年目

プロフィール
高校卒業後、友人の影響もありシステム開発会社に就職。特に学生時代に経験があったわけではないが、現場での仕事を通じてキャリアを積む。その後3社を渡り歩き、さまざまなシステム開発に携わる。代表の斎藤に経験を買われ、1999年にクラフトへ入社。現在はマネージャーとして、第一線で活躍している。

プロローグ
「私がWeb系システムのプロジェクトに?」

政平は長いエンジニア経験を持っていたが、クラフトに入社するまで主に携わってきたのはCOBOLなどを用いた汎用形の開発。政平自身、エンジニアとしてステップアップしていくためには、オープン系の開発も学んでいかなければいけないとは感じていた。しかし、よりによって転職してから初の仕事が不慣れなプロジェクトということで、若干の戸惑いがあった。

「なぜ私なんですか?」と上司に質問すると、「担当していた者が抜けることになった。システムは大きなものだし、未経験者では荷が重過ぎる。だからエンジニアとして経験を積んだメンバーが必要なんだ。その点、君は経験があるし、常に自分で新しい知識を身につけようと勉強をしている。だから適任と考えているんだが」とのこと。

「初めての経験だけど、これはチャンスだ」。政平は、このプロジェクトへの参加を快諾したのだった。

最初はプログラマからのスタート。新しい発見の連続。 1
政平が携わることになったのは、派遣業を営む企業の、営業支援システムの保守業務。一般の消費者が目に触れることはないが、多くの人が日々利用するものである。このプロジェクトには政平を含め計5名が参加しており、中でもお客様先の情報システム部の部長は豊富なキャリアを持ったベテランエンジニアだった。派遣業に関する業務知識がほとんどなかった政平にとっては、非常に頼れる存在。もちろん自ら業務知識、そしてオープン系のシステムについては学んでいた。しかし、汎用系と比較すると異なる部分がいくつもあった。「やっぱり難しいな」と感じたが、エンジニアとしては経験を積んできていたこともあり、不安に感じることはほとんどなかった。むしろ新しい知識が身についていくことに、楽しさを感じていた。いち早く知識やスキルを身につけ、円滑に仕事を進めていくことを意識しながら、もくもくと業務に取り組んでいく政平。

保守業務を担当してから半年ほど経ったある日、政平にあることが告げられる。「このシステムを作りかえることになった。そこで政平に、上流工程を任せたい」。

慣れない上流工程に、頭を悩ませる日々が続く。 2
「ついに上流工程を自分で手がけるのか」。

政平自身、エンジニアとして経験を積んできたが、上流工程に携わったことはそれまでなかった。顧客との打合わせやメンバーの統率を担当した経験はない。しかし政平は「何でもやってみればできるでしょ。わからないことは調べれば何とかなる」とポジティブに捉えていたのだった。

しかし、実際にお客様と打合わせをしてみると、的確なニーズを汲み取ることができない。「何か仕事をしていく上で困っていることはありませんか」「もっと業務効率化を図れると考えている部分はありますか」などさまざまな質問を投げかけてみたが、なかなか求めているような返答は得られない。お客様の求めていることをしっかりと把握できていなければ、システムを新しく作り変えても無意味になってしまう。さらには、深い業務知識を持っていなければ、お客様が使う用語などを理解することができないのだ。

「どうしたらいいんだ…」。初めて経験する上流工程は、思っていた以上に難しいものだった。しかし、このまま悩んでいては何も解決しない。そこで政平は、リーダーである部長に相談をすることにした。

普段の何気ない会話から、徐々に見えてきた本当のニーズ。 3
「普段の会話の中から、求めていた答えが見つかることもある」。

部長から受けたアドバイスは意外なものだった。ただ、振り返ってみると打合わせ時にお客様自身も考えがまとまっていないような感があった。つまり、自分もお客様も、頭の中が整理しきれていない状態で打合わせに臨んでいたのだ。ましてや、お客様はエンジニアではないし、システムに詳しいわけではない。「だから加える機能を具体的にすり合わせるために行なった要件定義がうまくいかなかったんだ」。そこで政平は、喫煙所や飲み会の席などで何気なく気軽に話をすることにした。すると、「もっとこんな機能があればいいのになぁ」といった要望の声が次々に出てきた。「じゃあ、こんな機能がついていたら便利ですよね?」。政平自身、徐々にではあるが求めていたお客様の本当の要望が、見えてきたのだった。

「お客様の本当のニーズというのは、本心を探らなければわからないし、目立たないところに隠れている」。政平にとっては大きな発見であったと同時に、ニーズを汲み取る難しさを再認識させられた瞬間であった。

イチから手がけたシステムが、完成に近づいていく。 4
お客様にとって最高のシステムを作り上げるために、政平はある企画を思いつく。それは、合宿である。各部門のリーダーとプロジェクトに携わるメンバーで泊まりこみで打合わせを行ない、システムを具現化していくのだ。お昼からスタートし、夜には食事会、そして翌日にはまた打合わせと、タイトなスケジュールの中で進行。確かに疲れはあった。しかしその分、充分な成果を得ることに成功。「よし、これだけの情報があれば、あとはベストな構成を考え、システムを組み立てていくだけだ」。そこから政平は納期に向けて、がむしゃらに仕事に打ち込んだ。最高のシステムを作り上げたいという一心で。

そしてついに、自分が上流工程から一貫して携わったシステムが、完成したのだった。「やった…。やればできるもんだな。でも、一人では絶対になし得ることはできなかった。部長や周りのメンバーがいてくれたからこそ完成させられた」。しかし、ずっと余韻に浸ってはいられない。無から有を生み出すことの難しさを感じたし、知識不足も否めない。「もっとレベルアップしなければ」と気を引き締めなおす政平の姿が、そこにあった。

エピローグ
クラフトで携わった初めてのプロジェクトを大成功させた政平ではあるが、何も成功ばかりを経験してきたわけではない。時にはリーダーとして臨んだ仕事で未完成のままプロジェクトを終了するなど、失敗も経験している。

「成功体験は大事ですが、失敗してしまった経験というのも、成長していくためには必要だと思います。私自身、技術的な部分はもちろんですが、人生の勉強になりましたね。自分の力量もわかりますし、協力してくれるメンバーの大切さも実感できますから」と政平は語る。現在ではこれまでの経験を活かして、若手メンバーの育成にも携わっている。
今ではさまざまなプロジェクトでリーダーを務めている政平。仕事に対する積極的な姿勢は、若手社員の手本となっている。

〜仕事で活かした学生時代の経験〜
学生時代には引っ越しや電車内での販売員など、さまざまなアルバイトをしていました。そこで学んだのは人との接し方、そして新しい物事や人との出会いを大切にすることです。本を読んだだけでは身につけられない部分ではないでしょうか。そういった経験は、社会人として生きていく上で、大きく活かされていると感じますね。
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