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最終更新日: 2007/10/01
(マークの説明) 正社員 理文不問
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プロの仕事研究
資産価値の最大化を目指し、貸主・借主両者の要望を叶えた不動産マネジメントのプロ。
営業・販売系−営業(個人・新規開拓が中心)
プロパティマネジメント事業部
中山 翔太 (25歳) Shota Nakayama
入社2年目 / 千葉大学 文学部 日本文化学科 出身

プロフィール
内定後、すぐにインターンシップに参加する。東京・神奈川の全不動産業者のデータベースの作成や、物件の現地調査など、正社員と同等の働きぶりで活躍した。4月、プロパティマネジメント事業部に配属。内定者時代に不動産の基礎を学んだため、入社早々から単独で仕事を任されている期待の大型新人である。

プロローグ
「CFネッツの中山ではなく、中山個人として活躍できるフィールドを用意しよう」。

就職活動中、中山がこだわっていたのは“若手でも活躍できるフィールド”があること。長い年数をかけてようやく一人前として仕事ができるようになるのではなく、“今の自分”がどこまで通用するか、それを試してみたかった。ベンチャー企業を中心に就職活動を行う中で、中山は一つの企業に興味を持った。CFネッツである。会社説明会で社長の倉橋が語った言葉が印象的だった。「社員の一人としてではなく、個人として世の中に通用できる人になるよう、あなたの“自己実現の場”を用意しましょう」。

不動産賃貸・売買の仲介や管理、不動産投資コンサルティングを行うCFネッツ。建物自体の売買や、賃貸を行うわけではない。建物から生まれる“利益”を売るビジネスである。オーナーや不動産業者が所有する不動産という資産の価値を最大化することが、CFネッツの使命だ。資産を扱うこのビジネスに、新人もベテランも関係ない。その壁に、入社早々ぶつかった中山。どう乗り越えるか――。

現場を見て、自ら学んでいく日々。 1
「自分たちでできることを、すべきではないか?」。

インターン生として、入社前からCFネッツで働き始めた中山。インターン生という立場に甘んじず、与えられた仕事だけではなく自ら仕事を作っていった。物件を積極的に見に行く、先輩の商談に同席する、さらには東京・神奈川の全不動産業者情報のデータベース化や現地調査など、正社員と同等の仕事もした。現地調査は、物件に適正な賃料設定をするために行う。物件がある土地一帯のマンションやアパートなど建物の平均賃金や間取り、空室状況を調べ、そのデータをもとにするのだ。地図を広げて、足で動く。まさに地道で地味な作業。しかし、不動産について知識がほとんどない中山にとっては格好の勉強の場であった。

着実に知識を蓄積した中山は、4月プロパティマネジメント事業部に正式配属された。不動産賃貸・売買の仲介や管理を行う部署である。不動産所有者の投資効率向上のために、空室管理やリフォーム提案をして物件の価値を高めるのである。配属して早々、社長の倉橋の口から新しいビジネスが告げられた。「テナント仕入れから賃貸仲介まで全て一人で行ってもらう。やりたいやついるか?」。

「自分がどこまでできるか試してみたい」。若手社員の挑戦が始まった。 2
「私にやらせてください!」。

中山は誰よりも早く手を挙げた。不安よりも期待のほうが大きかった。「…そうか。それなら、中山。やってみろ」。基本的に自社で物件を所有しないCFネッツは、不動産業者から物件を仕入れ、それをお客様(借主)に紹介する。「より安価で良質な物件を借りたい」と願うお客様と、「より高い賃料で、長く借りてくれるお客様に貸したい」と考える不動産業者。両者の間に立って、両者が共に利益を得られる結果にする。それが中山のミッションだった。

まずは、物件仕入れから始めた。不動産業者から仕入れた物件を、1件ずつ見に行き、間取り図や立地条件を確認し、物件の写真を撮って、CFネッツが運営する不動産広告サイト『テナントガイド』に登録した。その数、約1000件。間もなく、サイトを見たお客様から続々と問い合わせが来た。

過信が招いた過失。挽回するために物件をイチから研究する。 3
「そんなことも分からないのか!?」。

テナントは、主に店舗やオフィスとして使用される。その業務内容によって、空調設備や遵守すべき法律が変わるため、様々な知識が必要になる。その知識が足りず説明がうまくできない中山に、何人ものお客様が激怒した。「自分にはできる」。中山はそう思っていた。しかしそれは自分の力を過信していたに過ぎなかったのだ。明らかに会社全体の損失につながっていた。しかし社長も上司も何も言わず、ただサポートをしてくれていた。「このままではいけない…」。中山は、物件をイチから歩いて回り、再度学び直した。

「この現場を見たい」。5月半ば、和食居酒屋を経営するAさんからテナント見学の問い合わせがあった。2号店を出すためにテナントを探していたのだ。テナントの場所は新横浜。賃料は90万円。比較的人通りが多い場所である。「もう失敗はしたくない」。その思いでいっぱいだった中山は、見学会の前に、不動産業者とテナントの下見に行った。「エアコンの位置を変更することは可能ですか?」。上下水道管・ガス管の太さ、空調設備、配管の接続法、内装、備え付けの設備…。Aさんに聞かれるであろう質問を全て不動産業者に確認し、答えを明確にしておいた。

資産価値の最大化こそが、貸主・借主両者の利益につながっていく。 4
「条件は良いと思います。でも、この内装のままでは借りることはできませんね…」。

見学会当日、中山はAさんの質問には答えることができたが、このテナントには大きな問題があった。以前の内装がそのまま残されていたのだ。「リフォームをしていただかないと借りません」というAさん。「リフォーム代は負担したくない」と言う不動産業者。どちらにとっても、これはビジネスの一部。お金に関することは譲れない。ここで、両者の間に立って交渉を行うことが中山の役目だ。「空室のままにしておくと、その期間ずっと損をします。リフォーム代は一時的な損失に過ぎません。計算によると、数年後には必ず利益が生まれます。リフォームをしましょう」。メリットを提示することで不動産業者の了承は得たものの、Aさんは契約をしぶっていた。

「不動産に関することだけのアドバイスでは駄目なんだ」。そう気づいた中山は新横浜へと向かった。テナント周辺の道路の人通りを調査し、さらに近くの飲食店に偵察に行き、客単価や客層などをデータにまとめてAさんに渡した。Aさんの店で出す料理の価格設定に役立てるためだ。それは、CFネッツの中山としてではなく、中山個人としてとった行動だった。

「ここに決めました!」。もう夏が間近に迫る頃、Aさんから最高の答えをもらった。それは、中山にとって生まれて始めて仕事を達成した瞬間だった――。

エピローグ
「人と会うのが楽しいですね。オーナーや業者、借主など様々な立場の人にお会いします。オーナーの中には日本有数の大企業の社長や役員もいますよ。そんな方々を相手にする仕事ですから、営業力はかなりのスピードで付いていると思いますね」。声高にそう話す中山は、“若手”という面影を一切感じさせない。

現在、テナント仲介担当から離れ、賃貸管理を主な仕事としている。それをはじめ、設計、資産マネジメント、空室対策、ビルメンテナンスの知識など様々なことを日々勉強中だ。「CFネッツの中山さんではなく、プロパティマネージャーの中山さんにお願いしたい」。そう言われる日を目指して――。
現地調査を行う中山。「慣れてくると、このマンションの間取りや空室状況は中を見なくても分かるんです」。

〜仕事で活かした学生時代の経験〜
学生時代、飲食店のウェイターと塾講師のアルバイトをした。相手にしていたのは、性別、年齢、趣向、それぞれ違うお客様や生徒たちだった。そのため、その人に合った最適なコミュニケーションのとり方を身に付けた。現在の、オーナーから借主、不動産業者まで様々な人を相手にする仕事に、この経験が活かされている。
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