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情報・通信(ソフトウェア開発) / 情報・通信(ネットワーク・通信技術) / 情報・通信(ソフトプロダクト開発(パッケージ商品))
最終更新日: 2008/08/28
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プロの仕事研究
商品力を伝えるプレゼンテーションで契約を成功させるWeb会議システム営業のプロ。
営業・販売系−営業(法人・新規開拓が中心)
ビジュアルコミュニケーション部
山崎 拓郎 (28歳) Takuro Yamazaki
入社5年目 / 東北文化学園専門学校 建築デザイン科 出身

プロフィール
建築デザインの勉強をしていたものの、学生時代に公の場で経験したプレゼンテーションに喜びを感じ、営業職を志す。ジャパンメディアシステム(株)入社後は、Web会議システム『LiveOn(ライブオン)』の開発に営業として企画段階から参加し、現在もこのシステムの販売に全力を尽くしている。

プロローグ
建築デザインを学んでいた学生時代、仙台市が推進する副都心開発計画プロジェクトに参加した。学生側のプロジェクトリーダーとしての参加だった。自分で街全体の設計プレゼンボードなどを作り、各方面から集まった有識者の前でプレゼンテーションを行った。単に机上論としての理想を追うのではなく、実際の予算や条件に即した計画を考えることができた。その時、山崎は「良いものを、自信を持ってプレゼンテーションする」ことの喜びを知った。そして「営業職としてその喜びを実社会でも感じたい」と思うようになった。

そして出会った会社がジャパンメディアシステム(株)だった。山崎は、インターネットを介して全世界とWeb会議を行えるシステム『Vchat』に魅せられた。「この商品なら自信を持ってプレゼンテーションできる」。そう考えた山崎は入社を決意。営業として活動しはじめた。デモンストレーションの練習、商品知識の勉強を重ね、約1ヶ月が過ぎた。

「より良いプレゼンテーションで契約を結ぶ」。それが山崎の信条。 1
「より良い商品を、より良いプレゼンテーションでアピールして契約に結びつけたい」と思っていた山崎。商品自体の良さ、使用するメリットを明確に打ち出してビジネスを成功させる営業方法が山崎の性に合っていた。そういう意味で、Web会議システム『Vchat』の強い商品力は魅力だった。「これなら、営業としてやっていける」。次第に自信を深め、仕事への手ごたえを感じはじめていた。

そんなある日、先輩社員が、自分の案件にスケジュールの都合上、訪問できなくなる事態が発生した。そこで「代わりに対応してくれ」と言われたのが、入社2ヶ月目の山崎だった。担当者としてクライアントと直接商談するのは初めてのことで少々不安はあったが、デモンストレーションには自信があった。会議室にある大型ディスプレイに『Vchat』を映し出し、社内の別の場所から中継される音声と映像を見せると、クライアントはそのパフォーマンスに大満足し受注が決定。自分のプレゼンテーションが初受注という結果として実を結んだことに、山崎は大きな自信を持つことができた。

Web会議システム新商品の企画 ――初めてゼロからの開発現場に参加。 2
その4ヶ月後。『Vchat』に代わる新商品が企画された。山崎にとっては初の開発過程からの参加。仕様を決定しテストを行う開発部と、山崎の所属するビジュアルコミュニケーション部との共同作業で商品化が進んでいく。この新システムは、基本的な構造はWeb会議システムで『Vchat』と大きな差異はない。しかし、決定的に異なる点は、これまではソフトをダウンロードして使っていたのが、ウェブサイト上からログインするだけで使用できるようになったこと。つまり、ライセンスキーとインターネットを使用できる環境があれば世界のどこからでも利用できるのだ。音声・画像の質も格段に良くなっていた。

山崎たちの仕事は、まず新商品のネーミング。そしてクライアントへの提案に使うパンフレットなどの素材決定だった。ネーミングに関して、以前からいるスタッフからは「実績と歴史もあり、顧客からの認知度も高い『Vchat』という名前を捨てていいのか?」という意見も出た。名前を変えれば認知してもらうための努力もいる。それまでの歴史を知る人々は商品名に思い入れもあるため、それを変えることは容易ではなかった。何度も繰り返された会議の結果、新しさをアピールする名前『LiveOn』が採択された。

『LiveOn』完成。ここから山崎の真の仕事ははじまった。 3
同時に、資料作りも進められた。この『LiveOn』を使用するメリットなどを洗い出し、営業ツールとして活用できるよう整理していかねばならない。Web会議システムは、「遠隔地の各拠点を結んで会議ができる」という機能が基本だが、それ以外にも活用方法はある。例えば、教育産業なら、教師と生徒がインターネットを使って、自宅で授業を受けられるようになる。また、取引先と商談を結ぶ場として利用することもでき、出張による時間や経費のロスを抑えられる。『Vchat』の活用・導入事例を交え、『LiveOn』を利用したビジネスモデルへのアイデアが出されていった。同時に、多くの社員が自宅からアクセスし、フィールドテストも徹底して行われ、品質・機能面もさらに改善されていった。

ついに、『LiveOn』は完成。だが、営業である山崎にとってはここまでは準備期間。販売してこその新商品なのだ。ブロードバンド環境の整っていない会社には、仕様風景を映像で持参する。サーバーを社内に置きたいという会社には、“イントラパック”というサーバー設置までを含んだパッケージを営業する。すでに導入してもらっているクライアント、Web会議システムについて問い合わせをいただいたクライアント…山崎は精力的に新商品『LiveOn』を案内していった。

「世界中に『LiveOn』を広めたい!」。 4
その結果、『LiveOn』は好評を持って迎えられた。新たなクライアントとして、全国展開をしている不動産業界にも販路を見出すことができた。山崎にとって仕事をする真の喜びは、顧客の前でより良いプレゼンテーションができ、その結果として契約に結びつくこと。そして、導入したクライアントが喜んでくださること。営業としてごく当たり前のことだが、これが素直な気持ちである。

現在、山崎が担当する顧客は数百社。業種も多様で、一般企業と教育産業では違ったプレゼンテーションを行わねばならないが、1社1社に合わせた導入プランの計画も楽しめるようになっていた。「『LiveOn』を全世界で有名にしたい。『LiveOn』と言えばWeb会議システムのこと、と言われるくらいの存在にしていきたい」。そんな山崎の願い通り、この商品は同社の基幹事業として成長を続けている。遠隔地のお客様に対しても、PCさえあれば実際の画面を見てもらえる。山崎は東京から、世界のビジネスシーンを映像と音で瞬時に結ぶのだ。

エピローグ
「以前、Web会議システムは、大手企業だけが持つ高価で大掛かりなものだったと思います。ですが、『LiveOn』のようなウェブを使ったシステムなら、インターネットに接続できれば、コストをかけずにWeb会議ができるのです」。

「海外拠点が多い会社の場合、会議に社員を招集するだけで膨大なコストがかかります。でも『LiveOn』を利用すれば費用をかけず、いつでも会議を開けます。これをデモンストレーションで、お客様に実際に見てもらって判断していただけるのは強いですね。音質や機能には自信がありますから」。自社の商品に対するゆるぎない信頼。それがあるからこそ、山崎は自信を持ってプレゼンテーションができるのだ。
商品力に自信を持つからこそプレゼンにも自信がみなぎる。「そんな仕事ができることを誇りに思う」と山崎は語る。

〜仕事で活かした学生時代の経験〜
建築デザインを学んでいた学生時代、仙台市の副都心計画に学校から参加させてもらった。学生側のプロジェクトリーダーとしてプレゼンテーションなどを経験したが、多くの有識者の中で発表ができたことはもちろん、机上論ではない予算からの立案など、実際的な企画を学べたことがその後の仕事に大きく役立っている。
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