2005年春。銭湯は新しいスタートを切った。2年という長期にわたる休業となってしまったが、再開後、以前からのお客様はすぐに戻ってきた。そんなお客様の期待を裏切らない、いい仕事ができたと、佐藤は自負している。
「今でも、たまにお店の前を通ります。中には恥ずかしくて入れないんですけどね」。佐藤は繁盛している銭湯の様子を見ながら、この案件でのさまざまな苦労を思い出す。「銭湯併用住宅という特殊な案件を担当することで、一気に10棟分くらいの経験が積めたような気がします。お引渡しが出来た時、ひと回り成長できた実感がありましたね」。設計士として次なるステップを目指し、佐藤は前進を続ける。
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「でしたら…この瓦はいかがでしょうか?」。お客様の要望の本質を見抜けるのが、デキル設計士。幅広い建築知識の追求が必要だ。
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