[en]学生の就職情報2009 閉じる
メーカー(インテリア・建材・住宅設備) / 商社(専門商社(インテリア・建材)) / インフラ(不動産)
最終更新日: 2008/05/29
(マークの説明) 正社員 理系積極採用
logo 株式会社大川
準備シート 活動履歴 志望企業リストに保存
エントリー エントリーする
説明会予約 説明会予約をする
会社訪問ドキュメンタリー プロの仕事研究 ホームページへリンク
プロの仕事研究
細部への気配りを忘れない設計技術で、大手企業からも一目置かれた商品開発のプロ。
技術系−技術系その他
商品開発部 商品開発室/主任
山内 拓也 (仮名) (26歳) Takuya Yamauchi
入社6年目 / 青山製図専門学校 建築インテリアデザイン科 出身

プロフィール
1981年、東京都生まれ。専門学校で製図を学び、2003年に大川へ入社。グアムの鉄塔フレーム製作、一般ハウスメーカー対応オリジナルユニット廊下設計、新商品開発などに携わる。現在14名の部署で、主任として中堅の役割を担う。趣味はボルダリング(フリークライミングの一種)とゴルフ。

プロローグ
山内が小学校6年生のとき、自宅がリフォームを行った。初めて建築士という仕事のすごさを目の当たりにし、憧れを抱いた。「設計の仕事って、かっこいいなあ!」。顧客の希望をデザインで形にし、様々な計算をしながら設計図を描き、工事現場では職人に指示を出す。思った通りのものを作り上げていくその姿に、すっかり魅了されてしまった。

専門学校を卒業した山内は、集合住宅向け外装用品(廊下・階段など)の設計・開発・施工をトータルプロデュースする建材メーカー、大川を選ぶ。理由は「ここなら、モノづくりのプロフェッショナルになれそうだ」と感じられたから。家1軒をまるごと設計する仕事も面白そうだったが、より細部を追求し、打ち合わせから現場指示まですべてを1人で担当できる方が合っているように思えた。また、社内の和やかなムードから人間関係の良さが伝わってきたことも魅力的だった。

「神は細部に宿る」――そんな格言を体現するかのように、コストや耐久性だけでなく、外観や使い勝手、工事のし易さなど細かなことまで気を配り、山内は確かな実績を積み重ねていく。そしてその成果はついに、大手ハウスメーカーの目に留まることになる――。

『折り返し階段』という、新たな課題への挑戦が始まった。 1
2005年、入社3年目の春。入社直後から設計を任され、仕事に自信もついてきた頃。山内のもとに、これまでにない特殊な依頼が飛び込んできた。「…こんな階段、作ったことある?」。そう言って営業担当が見せてきたのは、マンションのパース(建物の外観を3Dで描いた図)。山内の眉間にシワが寄った。「なんだ、この階段の形??」。

建物の内側ではなく、外側についている階段と廊下。アパートなどによく用いられており、ほとんどが金属製またはコンクリート製である。今回の依頼も、そこまではいつも通り。しかし、パースに描かれていたのは『折り返し階段』だった。階段の途中で180度折り返すが、踊り場は作らない。らせん階段のように登りながら曲がっていくのだ。直線なら同じ型の段を組み合わせていくが、今回は一つひとつ異なる形の段を複雑に組み合わせていく必要がありそうだった。

このような形の階段を作った経験は一度もない。しかし、「あきらめる」という選択肢は浮かばなかった。「どうすればできるだろう?」…山内は、資料を片端から調べ始めた。

クライアントの前に出る以上、中途半端な知識は役に立たない。 2
クライアントとの打ち合わせに、山内はできる限りの事前準備を行い、持てる限りの資料を持って臨んだ。ただでさえ階段の形が複雑な上、担当者は50代のベテラン建築士だったのだ。仕事を任せてもらうには、とにかく相手を納得させなければならない。

「資材はALCボードを使いましょう」「うまく納まりますか?強度は大丈夫でしょうか」「納まりはこのようになります。強度も問題ありません」…。“納まり”とは部材(部品)どうしの組み合わせ方法のことで、性能や強度はもちろん、空間の印象をも左右する重要な要素である。次々に飛んでくる質問に、素早く確実な返事をかえす山内。打ち合わせを無事に終えた頃、手は汗ビッショリ、そしてテーブルの上には積み重ねられた資料の山ができていた。

いよいよ設計。部材の重量やコストを見積もり、最も適した資材とその形状を探り当てる。折り返し部分は、直角三角形の段を4つ組み合わせることに決めた。最後に、原寸図、工作図、割付図など合計50枚を超える工事用の図面を作成。そして工事当日、初夏の日差しの下で、山内は図面片手に指示を出しはじめた。

資材・形・工具…すべてに細かな配慮が行き届き、工事はすすむ。 3
作業はきわめて順調だった。スタッフの技術を支えていたのは、設計段階での山内の細かな配慮。たとえば、人の手で施工を行うので重すぎる部材は用いない。組み立ての過程で、手や工具が使いやすいよう考慮する。階段の耐久性を考慮し、ビス(ドライバーで回しながら差し込む鉄製のネジ)の代わりにボルトとナットで部材を固定。ビスから出る鉄の粉が、鉄材のサビを促進してしまうからだ。

細心の注意を払って設計した階段が、少しずつ完成していく。その様子を目の当たりにするのは、たとえ何度目でもやはり嬉しい。折り返し部分も問題なく済み、山内は鼻歌でも歌いたい気分だった。「1日あれば完成します」。そう報告すると、クライアントも大いに喜んでくれた。当初は2日間程度と伝えていたが、無駄なくすすめて工期を短縮すれば、さらに信頼を高められる。コストも削減できていいこと尽くめだ。

カン、カン、カン…。階段を実際に登って、強度や納まりを確かめる。「よし、あとは廊下だけだ」。階段と違い、廊下は規格品と呼ばれる一般的な部材で作る。ホッと一息ついた山内。まさか、ここに問題が隠されているとは知るよしもなかった――。

14時頃、スタッフが血相を変えて走ってきた。「山内さん、大変だ。手すりの寸法が長い」。原因は、部材を作成した工場のミス。「もう、今日だけで終わらせるのは無理なのか…?」という考えが一瞬、山内の脳裏をよぎった。

仕事へのプライドが問題を解決し、新しいクライアントを連れてきた。 4
しかし、誰のミスであろうと、1日でできると言ったのは山内自身だ。自分の仕事に対するプライド、そしてクライアントの信頼を裏切りたくないという想いの方が圧倒的に強かった。ワンボックスカーに部材を積み込む。スタッフには別の作業を頼み、12km離れた工場へ猛スピードで車を走らせた。

加工を終え、再び現場へ戻ったのは17時すぎ。すぐに部材は組み立てられ、手すりは完成した。念入りに最終チェックを行い、工事は完了。「よかったなあ」「いや〜、冷や汗をかいたよ」。薄暗くなっていく空の下、山内はスタッフたちと肩を叩き合って喜んだ。

――約1年後。ある大手ホームメーカーの打ち合わせに山内は参加していた。「例えば、こんな階段を作りたいと考えているんです」。そう言って担当者が持ってきた写真には見覚えがあった。あのマンションの折り返し階段だ…。懐かしさと同時に、嬉しさが胸いっぱいに広がる。「えっ、この階段は大川さんの施工なんですか?」。担当者の驚いた顔を見て、照れながらうなずく。仕事の成果は確かに認められ、次につながっていた。山内にとって設計者としての醍醐味を感じ、同時に大きく成長した出来事だった。

エピローグ
クライアントに喜ばれることはもちろん嬉しい。ただ、お客様を満足させるのは当然のこと。そこで止まってしまってはいけない…と語る山内。「この仕事をしていて嬉しい瞬間ですか?クライアントの他には、一緒に仕事をするスタッフに認められたときですね。『工事がしやすかったよ』とか、『考えたね〜』なんて言われると、細部まで気を遣って設計して良かったと思えます。嬉しいですよね」。

打ち合わせから設計、資材調達のすべてに携わるこの仕事は、常に勉強の連続。生半可な知識ではこなせない。だからこそ、理想とするモノづくりのプロフェッショナルへ、山内は着実に歩みをすすめられるのだ。
「お客さまと話したり、設計したり、現場で指示したり。幅広い経験を積めるから、モノづくりの楽しみもたくさん味わえます」。

〜仕事で活かした学生時代の経験〜
学生の頃は建築製作発表会に力を入れていた。大人数の前でプレゼンテーションを行い、何度か受賞経験もある。発表のスキルを磨いたことで、打合せや会議で自分の意見を正しく伝えることができるようになった。プロジェクトに対する考え方をきちんと伝える能力は、クライアントとの信頼関係を構築する際に役立っている。
「プロの仕事研究」を読んだら、[en]学生の就職情報からエントリー・説明会予約を行おう!
会社訪問ドキュメンタリー プロの仕事研究 ホームページへリンク
エントリー エントリーする
説明会予約 説明会予約をする
準備シート 活動履歴 志望企業リストに保存
株式会社大川


この企業を志望している人は、こんな企業にもエントリーしています。
 
【理系】 1位デジタルアーツ株式会社 
2位株式会社ハヴァ ナイス トリップ 
3位株式会社木村植物園(ガーデン倶楽部) 
【文系】 1位日本システム技術株式会社(東証二部上場) 
2位マザウェイズ・ジャパン株式会社 
3位日神不動産株式会社(東証一部上場) 
4位ミサワホームグループ 
5位株式会社エム・ワン 
ページ上部へ
エン・ジャパン株式会社 [en]は第三者の立場で正直かつ詳細な求人情報の作成を心掛けています
当サイトの新卒採用情報は[en]学生の就職情報のスタッフが企業に直接取材を行った上で作成しています。 新卒採用企業が自ら情報を作成すると、自社の良い点のみに偏りがちです。 当サイトのスタンスは、手間暇をかけて、学生の皆さんの立場に立った正直かつ詳細な情報を提供していくことです。 今後さらに情報の信頼性を高めるためにも、掲載内容と事実に相違があった場合は [en]学生の就職情報 編集部 までご連絡下さい。調査の上、対応いたします。
[en]学生の就職情報 編集部
エン・ジャパン株式会社 Copyright (c) 2007 en-japan inc. All Rights Reserved. 閉じる