「当時のことについては、ほとんど楽しかったことしか覚えていません」。しかし、飛車角落ちの将棋のごとく、開発作業中は“負けて当然”の毎日だった。「負けては原因を探り、克服して次の段階に進む。最終的に完成品が“最強の戦士”となれば、それでいいんです。それは、とにかく売れるシステム。ただ作っただけでは自己満足で終わってしまいますから」。
開発から運用、保全維持の作業まで、すべて自社内で行っているから、顧客の声も直接開発担当者に届いてくる。それだけに顧客に喜ばれるシステムを作ることに栗田の意識は集中している。『SALTUS-E』はバージョンアップを繰り返し、10年近く経った今も主力商品となっている。
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積算プログラム維持・開発の実質的責任者として、寡黙に、しかし愛情を持って栗田はわが子(システム)の面倒を見続けている。
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