[en]学生の就職情報2009 閉じる
情報・通信(ゲームソフト・CG制作) / 情報・通信(ソフトウェア開発) / メーカー(コンピュータ・通信機器・ゲーム機器)
最終更新日: 2007/10/29
グループ企業
(マークの説明) 正社員 理系積極採用 株式公開
logo コナミグループ(デジタルエンタテインメント事業・ゲーミング&システム事業ほか) グループ企業
準備シート 活動履歴 志望企業リストに保存
エントリー プレエントリーする
会社訪問ドキュメンタリー プロの仕事研究 ホームページへリンク
プロの仕事研究
未来の『ウイニングイレブン』を意識し、プログラムを完成させたゲーム作りのプロ。
ソフトウェア系−プログラマ
ウイニングイレブン プロダクション
中西 宏 (30歳) Hiroshi Nakanishi
入社5年目 / プログラミング専攻 出身

プロフィール
家庭用ゲームソフトの制作に興味を抱き、コナミに入社。『ワールドサッカーウイニングイレブン』シリーズの開発に特化した部署である『ウイニングイレブン プロダクション』に配属。8の開発から携わり、ライヴウエアエヴォリューション、9のプログラミングに従事。同シリーズの次代を担う開発者として期待されている。

プロローグ
多くのサッカーゲームファンを楽しませてやまない『ワールドサッカーウイニングイレブン(以下、ウイニングイレブン)』シリーズ。毎回、ミリオンヒットを飛ばすそのソフトのプログラミングを手がけている中西。自分の作ったプログラムが何万という人々に使われることに誇りを感じ、またやりがいを感じている。そんな中西は、学生の頃からゲームが好きだった。特に家庭用ゲームに興味を抱き、数々のゲームソフトをヒットさせていたコナミに憧れていた。

晴れて入社を果たした中西が配属されたのは、人気ソフト・ウイニングイレブンシリーズを手がける『ウイニングイレブン プロダクション』。「すごいヒットを飛ばしている部署に、自分が入るとは…」。期待に胸が高鳴りながら、同プロダクションの扉を開いた中西。当時はちょうど『ウイニングイレブン8』の開発中であり、中西も先輩について簡単なプログラミングを始めた。

どんなに小さなことでもこだわりを注ぐ先輩たち。「いい意味で頑固だ」と感じたその姿勢を学び取りながら、中西は一つひとつ仕事をこなしていった。そして入社から半年が過ぎ、中西は『ウイニングイレブン9』の開発メンバーに抜擢された。

『ウイニングイレブン9』の共通メニューを開発せよ。 1
「早くも2作目か…」。2004年11月、中西は次に発売が予定されていた『ウイニングイレブン9』の開発メンバーとなっていた。任されていたのは、共通メニューのプログラミング。多くのサブメニューに通じる“基盤”となる機能を担当するのである。しかし、まったくの新規開発というわけではなく、これまでのシリーズで使用された画面を9用にカスタマイズしていく。タイトルなどを変更するのはもちろん、9から新たに追加される機能に伴って画面上に変更を加えていくのだ。

8では担当しなかった共通メニュー。しかも、実制作はほぼ中西一人に委ねられていた。“共通”であるがゆえに、その後の開発工程で多くのプログラマが中西の作った機能をベースに開発していくことになる。彼らの作業を効率化できるような仕様にすることも、目標として挙げられていた。“後の開発を考慮したプログラミング”――それが中西に課せられたミッションだった。

デザインとプログラミング、両者のジレンマに苦しむ。 2
責任の重さを感じながらも、中西は順調に作業を進めていった。だが、デザイナーを交えてのミーティングが行われたとき、予想もしなかった要望が中西に突きつけられる。「スクロールの表示方法を統一してほしい」。確かに、それまで各画面によってスクロールの表示方法は統一されていなかった。各画面を担当するプログラマの裁量に表示方法は委ねられており、画面同士の統一性は特に定めていなかった。そこをデザイン的観点から見て、9では統一した方が良いという意見が上がったのだ。

だが、中西は知っていた。確かに自分が開発する共通メニューでスクロールの表示を統一させる機能を持たせれば、全画面の表示を統一することが可能だ。だが、その分、すべての画面に表示統一用の新たな機能を盛り込まなければならないことも確かだった。「デザインをとるべきか、それとも作業の簡素化、つまり効率化をとるべきか…」。どちらも大事に思えるからこそ、そのジレンマに中西は苦しんだ。さらに、そのジレンマはスクロール以外のことでも顕在化し、中西はその度に決断を迫られたのだった。

“見えない期待”を背に受け、エディット画面を開発する。 3
「一人で抱えていても、始まらない」。そう思った中西は、プログラマの先輩やデザイナーなど、多くのプロジェクトメンバーと意見を交わしながら、妥協点を探し求めた。両者の考えを最大限取り入れた上でうまくプログラミングはできないか。ユーザーのこと、プログラミング的なこと、デザイン的なこと…、それまでになかった幅広い観点から、中西は開発に当たった。そして、どうにかそれぞれの問題に折り合いをつけ、年内中に共通メニューを完成させたのである。

だが、そこで中西の仕事は終わりではなかった。1月、次に中西に任されたのは、エディット画面の開発だった。選手の顔や髪の毛などの容姿、また各チームのフラッグなど、ユーザーが好みに従って細かく設定できる画面である。毎回、このエディットに関するユーザーからの要望は尽きることがなく、またウイニングイレブンにとって“売り”の一つになっている機能である。またしても重要な機能を担当することになり、プレッシャーを感じずにはいられなかった中西。発売日を心待ちにするユーザーからの“見えない期待”を背に、中西はプログラミングを続けた。

共通メニューの開発で得ていた、未来のゲームを見据えた視点。 4
8でも担当していたエディット画面。しかし、今回のプログラミングで中西は新たな視点を得ていた。それは、汎用性の高いプログラムを記述するということ。たとえば、フラッグ一つにしても、それぞれのフラッグにふられたコードをベタ打ちしてプログラミングするのではなく、ユーザーが入力したコードを検索キーにして、フラッグデータが格納してある表から該当のデータを呼び出すロジックにするのである。それによって、次回のシリーズでもプログラムそのものに修正を加えるのではなく、フラッグの表を変更さえすればよくなるのである。細かいロジックの組み方などは個々のプログラマの裁量に委ねられているのだが、中西は“次に使えるもの”を意識してプログラミングを行った。このとき中西は、周囲のことを考える視点を持ち、“未来のウイニングイレブンを意識したプログラミング”を行っていたのだ。それはまさに、前の年に経験した共通メニューの開発によってもたらされた視点だった。

2005年8月4日、すべての工程が完了し、ついに『ウイニングイレブン9』が発売された。ちょうどそれは、中西が盆休みで実家に帰省していたときだった。そして、ふと弟の部屋に行くと、なんと目の前で発売されたばかりの9を弟がプレーしているのである。ドキドキしながら、画面の操作を見守っていた中西。そして弟の口からこんな言葉がこぼれた。「今回、エディットとか結構いいね」。ユーザーの、しかも身内である弟の感想を直に聞けたその瞬間、中西はゲームプログラマとしての歓びをかみ締めていた。

エピローグ
黙々とプログラミングを行うのではなく、デザイナーやプログラマなど、“周囲”のことを考えた動きが大切だという中西。ユーザーも含め、“人”のことを考えた行動をとれるかが、プログラマとしての力量を伸ばすという。

その後、次にリリースされたウイニングイレブンの開発にも携わった中西。自分のイメージした動きをプログラミングし、それが実際に画面に現れるというプログラミングそのものの面白み。また、さまざまな人と協力し、自分のアイデアも取り入れながら開発できる歓び。多くの充実感に包まれながら、新たなゲームを生み出していく中西。その視線の先には、プログラマの域を超えてゲーム作りに広く関わっていく夢が描かれている。
実際のゲーム上で、プログラムを確認するための大型ディスプレイ。プログラミング用のPC。これらを駆使してゲームが作られる。

〜仕事で活かした学生時代の経験〜
直接的には、ゲーム制作そのものを学んだことが役立っているが、プログラミングの授業でオブジェクト指向の概念を学んだことも間接的に役立っている。特に、C++による設計(デザインパターン)について学んだことは、ロジックを組み立てるときなどに発想の原点となり、多くのヒントを与えてくれるベースとなっている。
「プロの仕事研究」を読んだら、[en]学生の就職情報からエントリー・説明会予約を行おう!
会社訪問ドキュメンタリー プロの仕事研究 ホームページへリンク
エントリー プレエントリーする
準備シート 活動履歴 志望企業リストに保存
コナミグループ(デジタルエンタテインメント事業・ゲーミング&システム事業ほか) グループ企業
グループ企業


この企業を志望している人は、こんな企業にもエントリーしています。
 
【理系】 1位株式会社アスキー・メディアワークス 
2位松下電器産業株式会社 
3位株式会社出版文化社 
4位株式会社東芝 
5位日本アイビーエム・アプリケーション・ソリューション株式会社 
【文系】 1位株式会社アスキー・メディアワークス 
2位松下電器産業株式会社 
3位株式会社出版文化社 
4位株式会社東芝 
5位住商紙パルプ株式会社(住友商事株式会社100%出資) 
ページ上部へ
エン・ジャパン株式会社 [en]は第三者の立場で正直かつ詳細な求人情報の作成を心掛けています
当サイトの新卒採用情報は[en]学生の就職情報のスタッフが企業に直接取材を行った上で作成しています。 新卒採用企業が自ら情報を作成すると、自社の良い点のみに偏りがちです。 当サイトのスタンスは、手間暇をかけて、学生の皆さんの立場に立った正直かつ詳細な情報を提供していくことです。 今後さらに情報の信頼性を高めるためにも、掲載内容と事実に相違があった場合は [en]学生の就職情報 編集部 までご連絡下さい。調査の上、対応いたします。
[en]学生の就職情報 編集部
エン・ジャパン株式会社 Copyright (c) 2007 en-japan inc. All Rights Reserved. 閉じる