メーカー(自動車・輸送機器) / 商社(専門商社(自動車・輸送機器)) / メーカー(メーカー(その他))
最終更新日: 2008/04/24
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株式会社ミノルインターナショナル
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活動履歴
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徹底したテストと緻密な販売戦略でヒット商品を生み出した、商品企画のプロ。
事務系−商品企画
営業部 商品企画部/部長
鈴木 哲
(33歳)
| Satoshi Suzuki
入社9年目 / 産能大学 経営情報学部 経営情報学科 出身
大学時代、レーシングカートに熱中。それをきっかけに、自動車に関わる仕事に興味を持つ。2000年、ミノルインターナショナル入社。2年目に、田中と共同で『スーパーブレーキフルード』の開発に携わり、その後様々な商品の開発を行なう。2006年には、営業部、および商品開発部部長に就任。
「おい、嘘だろ…」。
鈴木は、目の前で実際に起こっている光景に絶句した。車のタイヤ部分が、真っ赤な炎に包まれているのだ。「ブレーキフルード」という自動車のブレーキ機構に欠かせない液体の、新商品のテスト。その安全性や耐久性を実証するため自動車に極限まで負荷をかけたところ、発火したのだ。「ここまで徹底的にテストするのか…」。鈴木は、ミノルインターナショナルが開発している商品の重要性、そしてこだわりを改めて認識した――。
学生時代、レーシングカートに熱中していた鈴木。就職先を探すにあたり、自動車に関する仕事に興味を持ったのは自然な流れだった。2000年、チューニングカーの冷却部品の企画・開発・販売を手掛けるミノルインターナショナルに入社した鈴木は、当時プロのカーレーサーとして活躍していた代表の田中実のそばで、仕事の流れを学んでいった。田中の指示を忠実に実行することだけを心がけ、徐々に信頼を獲得。そうして入社2年目を迎えた鈴木に、チャンスが訪れた。田中と共同で、新製品の開発に取り組むことになったのだ。
“レーシングユース”のブレーキフルードの開発に携わることになった鈴木。
入社2年目、鈴木は代表である田中のアシスタントとして、ブレーキフルードの開発に携わることになった。自動車は、運転手がブレーキペダルを踏み、その力がブレーキパッドに伝わって減速する。ブレーキペダルとブレーキパッドはブレーキラインでつながっており、そのラインの内部を満たしているのがブレーキフルードという液体だ。
高速走行するチューニングカーは、ブレーキに大きな負荷がかかる。その際、摩擦によってブレーキパッド付近のブレーキフルードの温度は200度にも上昇する。また、日本は冬に氷点下にまで気温が下がる地域も少なくない。このようなことから、ブレーキフルードはマイナス50度でも凍結せず、200度の高温でも沸騰しないことが求められる。したがって、成分は水ではなくグリコールエーテルというアルコールの一種である。
鈴木たちが開発を試みていたのは、サーキットでも安心して使用できる高性能のブレーキフルード。すでに市場に流通している様々な製品をしのぐ、“レーシングユース”のスペックを持つ製品である。商品開発において提携している工場から、「いい製品ができたから、ぜひ試して欲しい」という要請を受けた田中と鈴木は、そのテストを行なうためにサーキットへと向かった。
ブレーキに負荷をかけ続けたことによって、車から炎が上がる。
ミノルインターナショナルでは試作品のテストを行なう際、田中が自らハンドルを握り、“プロならでは”の走行をすることによってその性能を試すという方法を取っている。今回は、摩擦によってブレーキ装置に熱を発生させ、ブレーキフルードが何度まで持ちこたえることができるかをテストすることになった。テストの方法は、自動車のアクセルとブレーキを同時に踏むことによって生じる摩擦でブレーキ装置の温度を上昇させ、装置内の温度を計測するというもの。鈴木は、緊張しつつ助手席に乗り込んだ。
田中のドライビングは、まさに自動車を知り尽くしている者のそれだった。自動車のアクセルとブレーキを同時に目一杯踏み、ブレーキ装置とタイヤに強烈な摩擦を生じさせる。鈴木は、あらかじめ設定したポイントで車を降りては、ブレーキ装置の温度を測定。田中のドライビングも次第に激しさを増し、測定するごとに温度は上昇していった。そして、熱気でタイヤ部分に近づくことができないほどになったそのとき。鈴木の目の前で、信じられない光景が展開された。車から突然、炎が上がったのだ。
『スーパーブレーキフルード』を、他の商品と差別化する施策を打つ。
田中は、咄嗟に車に飛び乗った。ハンドルを目いっぱいに切り、アクセルを踏み込む。車は、猛烈な勢いで回転を続けた。炎は、強い風を受けたことによって鎮火。鈴木は、その様子をただ呆然と見守るしかなかった。「“本物”の商品を作るために、ここまでやるのか」。鈴木は、田中の商品へのこだわりに、身が引き締まる思いがした。
――こうしたテストを経て、『スーパーブレーキフルード』が誕生。鈴木は、この商品の販売促進に取り組むことになった。ミノルインターナショナルでは、商品の企画から製造する工場との交渉、価格設定、パッケージデザイン、広告宣伝、そして販売代理店への売り込みなどの業務を、その商品を担当する社員が一人でトータルに行なう。
鈴木には、この『スーパーブレーキフルード』が従来の商品よりも高い性能を持っているという自負があった。そこで、この商品を消費者にどう見せるかを考えた結果、これまでのブレーキフルードにはないアプローチをすることを決めた。ブレーキフルードは消耗品のため、箱詰めはされずに店頭に並んでいるのが一般的。それを逆手にとって、『スーパーブレーキフルード』では高級感をイメージさせる箱を作製。明確な商品の差別化を行なった。
販売代理店から、相次いで商品の発注が寄せられる。
さらに、小売店への販売を行なう代理店への売り込みにも精力的に取り組んだ。自分がこの商品の開発に携わったこと、そして実際に使用してみての感想など、『スーパーブレーキフルード』の特性を代理店の担当者に対してプレゼン。「この商品の良さを、多くの人に伝えたい」。鈴木は、その一心で商品をアピールした。鈴木の熱く語る様子に、多くの代理店の担当者が「そんなに言うなら試してみるよ」と前向きに反応を見せた。
――そして数日後。鈴木あてに電話が鳴った。それは、代理店からの「『スーパーブレーキフルード』を売りたい」という連絡だった。代理店からの問い合わせは日を追うごとに増加し、あらかじめ製造しておいた在庫はみるみるうちに店頭に送り出されていった。
休日、鈴木は街のカー用品店に繰り出した。店頭には、箱詰めされた『スーパーブレーキフルード』がズラリと並んでいる。その光景を見て、感慨に浸る鈴木。「自分が、この商品の開発に携わったんだ」。鈴木は、これまでのプロセスを振り返り、大きな達成感に身を委ねていた。
「実は、そのテストで燃えたのは僕の車なんですよ。商品の開発に貢献できたし、廃車寸前だったからまあいいかなって。このようなことは、めったにありませんよ」と語る鈴木。『スーパーブレーキフルード』以降、鈴木は精力的に商品の企画に臨み、新しい商品を世に送り出している。
「当社の製品は、同じカテゴリーの中でも高い価格設定を行なっています。それは、商品のパフォーマンスに絶対の自信があるから。これからも、マーケットの動きを的確に掴んで、走ることが好きな人たちのサポートをしていきたいですね」。
代表である田中の片腕として、今やミノルインターナショナルに無くてはならない存在だ。
学生時代は、レーシングカートに熱中。そこから、自動車関連の仕事に就きたいと思うようになった。ミノルインターナショナルには、特に募集をしていたわけではなかったが自ら電話でアプローチし、その熱意が認められてアルバイトとして入社。その原動力は、好きなことを仕事にしたいという気持ちだった。
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活動履歴
株式会社ミノルインターナショナル
【理系】
集計中
【文系】
1位
/
株式会社光電舎
2位
/
株式会社技術情報協会
3位
/
ササキ株式会社
4位
/
株式会社サイト・プロモート
5位
/
株式会社ハヴァ ナイス トリップ
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