柏原が担当した新規物件は、その後無事に着工された。完成すれば、いよいよ設計の真価が問われることになる。柏原にとっては、まだまだ気が抜けない状態だ。
「技術者として、ある分野をとことん究めるのもひとつの道です。ですが、僕にとっては様々な知識を組み合わせていく方が面白い。『不動産会社の技術者』というのは珍しい存在かもしれませんが、ここまで『何でもできる』仕事はあまりないと思います」。柏原の語り口は静かだが、表情には力がみなぎっている。多くの知識が求められる今の環境が、彼の好奇心を大いに満たしているのだ。
技術者として、さらなる高みを目指す柏原。「トータルエンジニア」への道は、まだまだ続いている。
|
|
|
日々、成長を続ける柏原。「前に設計したものを見ると、『今だったらもっと上手くやるのに』と思いますね」と語る。
|
|