若い女性向けのカジュアルウェア専門店を90店舗以上展開し、2005年には、あらゆる衣料品専門店のなかで“売上高伸び率第1位”を記録した急成長企業(株)サウザー。今回は、「さらなる店舗数拡大」という目標を実現するための新たな“仕組みづくり”を担う、経営企画室の川嶋さんを取材しました。
実はバーコードには、様々な商品情報が詰められています。今回、川嶋さんが導入を進めた、WEB-EDIという受発注をオンライン化するシステムと、POSシステム。この2つのシステムを連携すれば、バーコードを読み取るだけで、“いつ・どこで・発注された”商品が、“いつ・どこで・いくつ売れたか”を一元管理でき、調達効率を上げることも可能になるのです!
従来の管理方法を一新するシステムの導入には、現場でも様々な議論があったそう。しかし、「“3年後までに300店舗の展開を目指す”サウザーの経営戦略のためには必須のこと」と考えた川嶋さんは、根気強く全体を説得。結果、商品管理も楽になり、店舗運営部のマネージャー・村上さん(写真右)も感謝していました!
会社に新システムを導入するにあたって必要となるのが、マニュアルの作成。そこで、川嶋さんがこれまでに作成したマニュアルを一部見せていただきました。
「マニュアルは、月に2度以上のペースで改訂しています。誰にでも簡単にシステムを使用してもらうには、細かい改善が大事なんです」とのこと。
それもそのはず、川嶋さんが作成するマニュアルは、商品企画・バイヤー・将来的に全国300店舗のスタッフ…と、膨大な数の社員が参考にするもの。川嶋さんは店長会議にも出席して、そこで聞いた現場の意見を、随時反映させているそうです。
取材中に、なんと大村常務(写真右)が登場。何やら真剣な表情で、川嶋さんと仕事の打ち合わせをしていました。 もともと、社員同士の距離が近いサウザーですが、川嶋さんは取締役に意見を求められることも日常茶飯事とのこと。今回の新システム導入プロジェクトも経営に直結するもののため、ひんぱんに大村常務とやり取りをしたそう。
今後も、“仕組みづくり”の面から経営戦略を担うことを期待されているだけに、トップ層との交流が続きそうです。
高校時代に独学で簿記2級を取得し、サウザーにはもともと経理職として入社した川嶋さん。「会社経営の基盤となる“お金の流れ”を追うだけに、自然と経営の問題点も把握できるようになっていました」とのこと。そのため、経営企画への抜擢にも、戸惑うことはなかったそう。「サウザーは、今転換期を迎えているところ。大変ですが、色々な役割に挑戦したい人にはうってつけの環境です!」と話す表情から、現在の充実ぶりが伝わってきました。
現在就活中の皆さんには、“年齢が離れた人に、積極的に仕事の話を聞く”ことを心がけて欲しいとのこと。「就活は、単に就職する会社を決めるだけではなく、自分の一生について考える作業。今の自分の視点だけで企業を探すのではなく、色々な人の話を聞いて、“40代・50代になった時、自分はどうなっていたいか?”という将来のイメージを持っておくと良いと思いますよ」。様々な人と関わって自分の視野を広げ続けてきた川嶋さんらしい、熱いメッセージでした。
今まで、バイヤー・店長・SVと、アパレル企業の方を取材したことはあったのですが、経営企画のプロは初めて。客として店舗に行くだけでは分からない、アパレル経営の仕組みを知ることができました!(飯島)
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