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航空機の技術を知る 技術を知る
最新技術トピックス
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ラムジェットエンジン
フェイルセーフ
ハブアンドスポーク
ドリームライナー
フライバイライト
チケットレスサービス
ラムジェットエンジン

大気中を高速で最も効率的に飛行するためのエンジンで、音速を超える速さでの飛行で風圧により圧縮された空気を使用するため、通常のジェットエンジンで必要なファン、タービンが不要で、空気取り入れ口、燃料噴射器、燃焼器およびノズルのみで構成されている。燃焼開始点を室内にとどめるための速度限界の関係から、音速3程度を速度限界としている。

フェイルセーフ

故障や操作ミス、設計上の不具合などの障害が発生することをあらかじめ想定し、起きた際の被害を最小限にとどめるような工夫をしておくという設計思想。特に飛行機では、エンジンが停止したとしてもしばらくは滑空し無事着陸できるような機体設計をするなど、何かが起きたときに平常状態になるべく近い状態を維持するフォールトトレランスという思想も必要とされる。

ハブアンドスポーク

航空路線をいくつかの空港(ハブ)に集中させ、分散している各拠点(スポーク)とつなぐ方式。従来の拠点間相互輸送に比べ輸送効率を 大幅に向上させることが可能。例えば、10都市相互を直行便で結ぶと45路線必要なところ、1都市をハブ空港として路線を集中させると9路線で済む。日本では成田空港や関西国際空港が代表的なハブ空港になっている。

ドリームライナー

ボーイング社が開発している最先端の資材、システムエンジンを用い、15〜20%の燃料効率の向上が可能な次期民間機。主翼尾翼共に従来よりもさらに流線型のデザインを採用した機体により、低燃費を実現し、飛距離を伸ばす。

フライバイライト

操縦装置と舵を機械的に直結する事無く、操縦桿などの操作量を電気信号に置き換えコンピューター処理し、舵を動かす動力装置に電気信号として伝達する導線を光ファイバーにし、電磁波の影響を受けずより多くのデータ通信も可能になる。将来的に大型航空機、戦闘機などにも多く使用されていくと見られている。

チケットレスサービス

インターネットや電話などで予約し、決済に使用したクレジットカード番号や予約番号を用いて航空券が無くてもチェックインできるサービス。従来は発券機でチェックインし搭乗券を発券して搭乗していたが、ICカードやIC付携帯電話を搭乗口の自動改札に触れることで、搭乗券も不要で搭乗できるシステムも導入されている。

分野別技術紹介
機体 システム 機内 周辺技術
機体
胴体
胴体
強度と重量のバランスをとるために外板とフレームの両方で荷重を受け持つセミモノコック構造で できている。構造材には軽量なアルミニウム合金や最近ではカーボンなどの複合材が用いられている。 機体内外の気圧差に耐えるため胴体は円筒形。
KEY WORD セミモノコック構造、アルミニウム合金 など
活かせる専攻 金属・物質系、物理・応用物理系、機械系 など
主翼
主翼
桁(スパー)と小骨(リブ)によって組まれた骨組みに外板を貼り合わせた構造。 主翼にはエルロン、フラップと呼ばれる補助翼類が装備され、操縦桿の操作によって 揚力調整などを行う。より空気抵抗がすくない形状が必要とされる。
KEY WORD エルロン、フラップ、空気抵抗 など
活かせる専攻 金属・物質系、機械系、物理・応用物理系 など
尾翼
尾翼
垂直尾翼と水平尾翼から成る。垂直尾翼は垂直安定板と方向舵で構成され、方向の安定を保つ。 水平尾翼には昇降舵があり、操縦によって上げ下げすることで機首を上下させる。 形状は、エンジンなどの位置、飛行の目的によって様々である。
KEY WORD 垂直安定板、方向舵、昇降舵など
活かせる専攻 金属・物質系、機械系、物理・応用物理系 など
計器
計器
速度計、高度計、昇降計やジャイロ計器があり、これらをコクピットのパネルに表示する。 計器パネルはデジタル表示になっており、EICASと呼ばれる計器情報システムによって 必要な情報が適宜表示されるようになっている。
KEY WORD コクピット、計器パネル、EICAS など
活かせる専攻 情報・経営工学系、電気・電子系、制御系 など
タイヤ
タイヤ
胴体の前方に一脚の前輪、重心後方に左右一対の主脚が配置され、離着陸時の機体を 支持している。通常一本の脚に4輪や6輪のタイヤを装備し衝撃を分散しているが、 1輪がパンクしてもその他で荷重を支えられる強度が求められる。
KEY WORD 重心、衝撃の分散、荷重など
活かせる専攻 金属・物質系、物理・応用物理系、機械系 など
サスペンション
サスペンション
シリンダ構造になった脚柱に窒素ガスなどが封入されており、着地の衝撃を窒素ガスの圧縮に よって吸収する仕組み。離着陸時の振動を抑え、機体各部への影響を最小限にすることが 求められ、気体や作動油の特性が研究されている。
KEY WORD シリンダ構造、窒素ガス、圧縮 など
活かせる専攻 金属・物質系、物理・応用物理系、機械系 など
エンジン・タービン
エンジン・タービン
前方から取り込まれた空気をコンプレッサで圧縮し、ケロシンという灯油に近い性状の燃料を 燃焼し、推力を得るガスタービンエンジンが主流。近年では燃費向上と排気騒音低減のため、 燃焼方式やタービンブレードの形状などが改良されている。
KEY WORD コンプレッサ、ケロシン、タービンブレード など
活かせる専攻 機械系、制御系、化学・応用化学系 など
プロペラ
プロペラ
低速飛行向けに主に推力を得るための装置。大きさ、形状(特にピッチ角)、 回転速度などを最適設計することで高い効率で推力を発生することが求められる。 現在でも小型機では燃料効率の良さからプロペラ実用機が多い。
KEY WORD 低速飛行、ピッチ角、燃費効率 など
活かせる専攻 機械系、物理・応用物理系、制御系 など
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機体 シテスム 機内 周辺技術
システム
操縦システム
操縦システム
パイロットの操縦動作を油圧によって増幅し、翼面の操作など大きな力の必要な部分も簡単に 操作できるシステム。近年は小型軽量化などのため、光ケーブルによって操縦を伝達する フライバイライト方式が採用されてきている。
KEY WORD 油圧、小型軽量化、フライバイライト方式など
活かせる専攻 物理・応用物理系、情報・経営工学系、制御系 など
始動・電源システム
始動・電源システム
機体の軽量化などの理由から大型エンジンの始動に必要とされる電力はAPU(小型のガス タービン式の補助動力装置)や地上電源車で確保される。前者は機体のバッテリ、 後者は外部電源によって稼動し、高圧空気によってエンジンを始動する。
KEY WORD 軽量化、APU、地上電源車 など
活かせる専攻 電気・電子系、物理・応用物理系、情報・経営工学系 など
航法・管制システム
航法・管制システム
無線施設からの電波を利用して自機の位置を知る無線航法、GPSからの電波の届く 時間差から位置情報を得るGPS航法などがある。航法、操縦、推力調整、誘導など コンピュータによる自動化が進んでいる。
KEY WORD 無線航法、GPS、自動化 など
活かせる専攻 情報・経営工学系、数学系、制御系 など
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機体 システム 機内 周辺技術
機内
座席
座席
乗客を乗せ航行するための設備。燃費削減のための軽量化、緊急時の強度を実現するため、 強化プラスチックが採用されている。加えて座り心地を追求するためのスペースデザイン、 抗菌・消臭機能なども付与されている。
KEY WORD 軽量化、強化プラスチック、スペースデザイン など
活かせる専攻 物理・応用物理系、化学・応用化学系、金属・物質系 など
空調
空調
飛行時の外気は氷点下まで下がり、気圧も低いため、温度調整および機内の気圧調整を行う。 圧力による機体への負担を考慮し、地上気圧よりは低めに設定されている。 機内に導入する空気はエンジンから得られた圧縮空気を利用。
KEY WORD 気圧、温度調整、圧縮空気 など
活かせる専攻 物理・応用物理系、金属・物質系、環境・人間工学系 など
内装
内装
主に樹脂(プラスチック)で構成されている。機体の膨張や歪みに対応できるよう 機密性を保ちながらある程度自由度のある構造になっている。 窓やドアなどをはじめ、機体の表面と直接接続されている部分は機密性が求められる。
KEY WORD 膨張・歪み 機密性、構造 など
活かせる専攻 数学系、物理・応用物理系、金属・物質系など
照明
照明
飛行時に点灯する照明、ベルト着用サインなどの表示灯、非常時に点灯する非常灯などがある。 非常時に機内の照明として使われる避難誘導標識は蓄光材料が用いられている。 いずれもできるだけ低消費電力、長寿命が求められる。
KEY WORD サイン、非常灯、蓄光材料、長寿命 など
活かせる専攻 電気・電子系、化学・応用化学系、金属・物質系など
化粧室
化粧室
化粧用の大型鏡、温水・冷水の蛇口を備えた洗面台などが装備されている。 限られたスペースに使いやすいようトイレをバキューム方式にするなど、 できるだけ水の使用量を少なくするための工夫がされている。
KEY WORD 洗面台、スペース、バキューム方式 など
活かせる専攻 環境・人間工学系、物理・応用物理系など
非常用品
非常用品
固形酸素容器から非常時に酸素の供給される酸素マスク、救命胴衣などはもちろん、 救命いかだや不時着後の所在を知らせるための光弾や煙弾もある。 使用頻度はほとんどない一方で、必要なときには確実に動作することが求められる。
KEY WORD 酸素マスク、救命胴衣、光弾 など
活かせる専攻 物理・応用物理系、化学・応用化学系、金属・物質系など
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機体 システム 機内 周辺技術
周辺技術
空港
空港
飛行機の発着場所としての機能と、利用者の搭乗手続き等の機能の両方を持つ施設。 空港内の施設を大別すると、旅客用、貨物用、航空機離着陸用、対航空機サービス用、 空港管理運営用に分けられる。
KEY WORD 発着場所、搭乗手続き、航空機サービス など
活かせる専攻 建築・土木系、機械系、環境・人間工学系 など
整備施設
整備施設
機体内部の構造検査や整備、機体の損傷の検査と補修、劣化や疲労の点検を行う。 点検は機体を包み込むように設置された足場が組まれ手作業で行われるが、 X線や超音波検査による非破壊検査も行われている。
KEY WORD 構造検査、劣化・疲労点検、非破壊検査 など
活かせる専攻 建築・土木系、機械系、物理・応用物理系 など
風洞実験
風洞実験
設計した飛行機が飛行状態でどのような空気抵抗を受けるのかを検証するため、 試験を行う設備。実機の風洞試験を行う設備を作るのは非常に困難なため、 数10分の一の大きさの小型模型を用い、実機の設計値と照らし合わせて試験を行う。
KEY WORD 空気抵抗、小型模型、設計値など
活かせる専攻 数学系、物理・応用物理系、機械系 など
画像提供:JAL(株式会社日本航空インターナショナル) 成田国際空港株式会社
 
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